09.05.07

ゴールデンウィークに読んだ本1冊と少し

ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたねー
って、おそらく日本中で言っているでしょうね。
というか、もう2009年もそろそろ半分近くが過ぎようとしている!!
家の子どもたちは、「早く夏休みがこないかなー」とか言っていますが、とんでもない!
そんなに早く時間がたってもらったら困るのです。
最近の僕は、1週間が2,3日にしか感じないのですから。
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そんなわけで、ゴールデンウィーク中はほとんどなんにもできませんでした。
映画も観れなかったし、本も読んだのは1冊と少し。
その「少し」読んだのが、この本『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』

この本、まず装丁がカッコいいです。
装丁は、おそらく一番有名な装丁家?鈴木成一さん。
この装丁も、そんなに凝ったものではないのだが、つい手にとってしまう。
絶妙な文字の選択、レイアウト。そしてイラストのあしらい方。
あーこうありたいものです。
イラストも僕の好きなイラストレーターの一人、井筒啓之さん。
この人の絵は透明感はあまりない感じで、白場とか色ベタに置くと、もっともフォルムと色が映えます。
この本では当然黄色のベタです。
黄色はフランス語でジョーヌ。ちなみにマイヨはジャージのこと。
つまり、マイヨ・ジョーヌとは黄色いジャージってことですね。
ツール・ド・フランスという自転車レースで総合トップの選手のみが着る事のできる。名誉あるジャージです。
このジャージを着てシャンゼリゼに凱旋したものがツールの総合優勝者となります。
厳密にいうと最終日で逆転してマイヨジョーヌを奪うことも可能なのですが、そんなことはほとんどなく、最終日は凱旋パレード的な日なので…。
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僕も昔、自転車に凝っていて、ロードレーサーも持っています。ツールの放送をみて憧れて、週末になると30~40kmは乗ってましたね。
鳥取-岡山というレースに出たり、当時の英田サーキットでの3時間耐久レースなど、色々出場してました。
テニスと違って、あんまり勝ち負けがはっきりしないので、精神的には楽でした。
1位以外はあんまり関係ないやって感じで…。
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その当時ツールではミゲール・インデュラインが絶対的な王者で、この本の作者ランス・アームストロングはまだこれからの選手でしたね。
僕がそのころ一番好きだったのは、マルコ・パンターニというイタリアの選手でした。
彼は天才的なクライマーで、後にツールを制しますが、若くして亡くなっています。
山岳に強く、彼の上りでのアタックは、非常に強烈な印象を残しています。躍動感にあふれるダンシングで飛ぶように坂を上っていったものです。
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でも、この本のテーマは自転車ではないんですねー。
アームストロングは自転車選手として、これからというときに癌に侵されます。その癌を克服して、ツールを7年連続で制するのです。
この癌との闘い、そして回りの人の支えがこの本のテーマらしいです。
らしいっていうのは、まだ少ししか読んでないもので・・・・。
読み終わったらその辺について、また書きますね。
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そして、もう一冊読んだ本というのが・・・
これまた次回にします。
読みかけの本を先に紹介して、読んでしまった本をなぜ後回しにするのかって?
実はこの本、まだうまく咀嚼できてないんです。
もう少し解かったら紹介したいと思います。

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