08.12.18

サンタのおばさん-クリスマス本selection

街中がクリスマスソングとキラキラのイルミネーションに彩られるこの時期♪
幸せそうなカップルや家族連ればかりが目について、ただ一人で歩いているだけで必要以上に孤独感を味わうことになるのは何故なのでしょう?ふ・し・ぎ(・・?)
冷たい夜風が身にしみる、そんな時にはあえて外に出て「マッチ売りの少女」妄想(「フランダースの犬」でも可)に浸ってみることをお薦めします☆

 

というわけで、本日はクリスマス特集~♪
クリスマス本といってまず思い浮かぶのはこれ!
『サンタクロースっているんでしょうか?』
あまりに有名なのでご存知の方も多いと思いますが、100年以上前、アメリカの新聞に実際に掲載された社説を元に書籍化されたものです。
「サンタクロースは本当にいるの?」ヴァージニアという8歳の少女から新聞社に届いた手紙。
「Yes, Virginia」から始まるその答えが実に素晴らしい。こんな風に答えられる大人って素敵だなぁって思います。
『サンタクロースっているんでしょうか?』(邦訳版です)

 

他には、これも有名ですがSABUDAさんのポップアップ絵本もいいですね。
大切な人や、自分自身へのプレゼントに是非!
仕掛けがすごいのはもちろんですが、英文もすごくきれいなんです。
『The Night Before Christmas』

 

そして、ちょっと変わったサンタ本をお求めの方にはこちら。
『サンタのおばさん』
毎年恒例のサンタ会議。アメリカサンタが引退することになり、後継者候補として紹介したのは、予想外の女性候補だった。ちなみに前回会議で問題となったのは、アフリカサンタの肌の色がサンタのイメージに合わないのではないかということだった。しかし女性のサンタというのはさらに前代未聞!女性サンタを認めるかどうか。各国サンタが、自国の事情をふまえながら白熱した意見を闘わせます。父性とは?母性とは何か?そしてそもそも、サンタは何のためにいるのか?

 

このお話を書いたのは、あの東野圭吾さんです。幅広いですよねぇ。
この物語は、東野さんの著書『片想い』から生まれた作品だそうです。その中ではタイトルだけが登場していたのですが、そのいわばスピンオフ作品?という感じでしょうか。

 

偶然にもAmazonの『サンタのおばさん』商品説明で『サンタクロースっているんでしょうか?』にもふれられています。やっぱり、不朽の名作なんですね。
そして生理用品の進化が女性の社会進出に大きく寄与したとのこと。なるほど。確かにそうなのかもしれません。というわけで、こちらもどうぞ。
『生理用品の45年の軌跡』

 

日本でも商業的にはそこそこ盛り上がるクリスマスですが、アメリカなどではやはり、もっと特別な意味を持つようですね(でも今年はそのアメリカでクリスマス商戦が不振だそうで、金融危機の深刻さが伺えます)。

 

私の大好きなドラマ「アリー my love」でも、クリスマスシーズンになるとよく、サンタがらみの訴訟が起こされていました(主人公アリーは弁護士)。
太りすぎを理由に、百貨店からサンタ役を解雇された男(※1)。ニュース番組で「サンタなんていない」と発言したため解雇されたキャスター。自分をサンタクロースだと思いこむようになり、それを危険な妄想だと判断され解雇された老教師。いずれも不当解雇だとして訴えを起こします。

 

このドラマでは他にも「神様を訴えたい!」という白血病の少年(あのハーレイ・ジョエル・オスメント君が演じています!)やユニコーンを見たという男の裁判、難病を患い死を待つだけだが夢の中では理想の恋人と素敵な時を過ごしているという老女が合法的な睡眠の措置を求めた裁判など、一見訴訟大国アメリカならではのトンデモ裁判のように思えますが、実に深みのあるじんとくるエピソードが多いんです。様々なタブーにも踏み込み、きれいごとだけじゃない、リアルな人間の姿が描かれ、マンガチックなCG映像などコメディ要素も盛り込みながら、時折現れる鋭く真実をついた言葉にドキッとしてしまうのです。

 

アリーmy Love 1stシーズン DVD-BOX

 

アリーmy Love 2ndシーズン DVD-BOX


 

5thシーズンまであります。

 

(※1) アリーは現実世界を先取り?!昨年12月、こんなニュースが報道されていました。
[ニューヨーク 7日 ロイター] クリスマスのシンボルでもある「サンタクロース」に対し、太った体形が健康的ではなく、子どもの肥満率が上昇するなかで悪い見本になっているという批判の声があがっている。
 英ケント州ダートフォード近郊のショッピングセンターでは、赤い衣装を着て子どもらを出迎える「サンタ役」に対し、体を絞るためにクリスマスまで1カ月間のブートキャンプ参加を命じている。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-29263720071209

 

欧米では、肥満や喫煙は自己管理ができていないものと見なされ、厳しい評価をくだされることが多々あるようですが・・・。
そういえば昨年はビリーズブートキャンプが大流行しましたね。入隊された方も多いかと思います。私も一時「がんばるぞ!」と思ったのですが・・・一日体験入隊で終わりました。_| ̄|○

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