▼‘音楽’ カテゴリーのアーカイブ

14.06.16

I LOVE CHOPIN!

荘厳な調べの「カノン」を聴くといつも、虫になった女の話を思い出してしまうもっちです
 

「パッヘルベルのカノン~バロック名曲集」


「蛹化(むし)の女~蜷川実花セレクション」
このジャケット写真も、耽美で退廃的な歌の世界観によく合っていると思います。

というわけで(?)、今回のテーマは「クラシック(音楽)」。
今年に入り、岡山開催のクラシックコンサートに何度か行く機会があったのですが、
Amazonさんから届いたメールを見て、クラシック月間だった1~2月のことが蘇りました。

まずは「西本智実&イルミナートフィルハーモニーオーケストラ NEW YEAR CONCERT 2014」

一度は行ってみたいと思っていた西本智実さん指揮のコンサート。
無料招待券をgetした友人の御相伴にあずかりました。ありがとー!

ドヴォルザーク「新世界より」とかも良かったのですが、

「ドヴォルザーク:交響曲第9番」

一番興奮したのはアンコール曲の「リベルタンゴ」
イルミナートフィルの為にされたというアレンジが、ものすごくかっこよかったです!カコ(・∀・)イイ!!
奏者の方達もノリノリで、楽器をグルングルン回してました。(@◇@)

「Libertango」 [CD, Import]

そして最後の曲では、西本さんが観客に向かって指揮棒を振るというサービス(?)が!
美しく颯爽たる指揮の元、場内には不思議な一体感が生まれました。

『指揮者・西本智実 静かなる革命』

続いては、「牛田智大 ピアノリサイタル」
天才少年ピアニストとしてTVなどでも度々紹介され、その可愛らしい容姿と礼儀正しい受け答えで、奥様方のハートを鷲掴みの、あの牛田君です。

か、かわいい・・・

「献呈~リスト&ショパン名曲集」(初回限定盤)(DVD付)

ショパンとリストが中心の構成でした。
演奏前のペコリ(o*。_。)o。かわいいーーー
しかし演奏が始まると、途端にその音場に引き込まれます。
まず思ったのは「ショパンが似合う!」ということ。
ショパンは昔から好きなのですが、パフォーマンスにおいてあれほどショパンが似合うと思ったのは、(浅田)真央ちゃん以来でした。
優雅でなめらかで、ホント、うっとりです。。。

真央ちゃんの「ノクターン」。
何年か前のプログラムでも使われていましたが、2013-2014年SPの「ノクターン」はさらに磨きがかかり、ほんっとに素敵でしたよね。

浅田真央『Smile』~氷上の妖精10年の軌跡~ [DVD]

愛の夢」も、すごく似合っていましたよね。牛田君も真央ちゃんも。

日本人クラシックピアニストとしては、史上最年少(12歳)でのCDデビューでした。

「愛の夢~牛田智大デビュー(初回限定盤)(DVD付)」

現在14歳。その演奏に若さはあっても、幼さを感じることはありませんでした。

ちょっと意外だったのは、リストの「ラ・カンパネラ」。
すごく良かった!圧巻でした。

そして以前より、フィギュアスケート羽生結弦選手の大ファンだと公言している牛田君。


『蒼い炎』

いつかコラボとかできるとステキですよね。
と思っていたら、先日Amazonさんにお薦めされたのが、7月発売となるこちら。

「トロイメライ~ロマンティック・ピアノ名曲集(初回限定盤)(DVD付)」

大きくなってる~~~。
「卓越したテクニックに深い音楽解釈が加わり、精神的、肉体的に著しい成長を遂げた牛田のピアノの音色を聞くことができる作品。(Amazon「商品の説明」より)」
著しい成長、まさに!1月のリサイタル時より、明らかに成長しているのが分かります。

そして注目すべきは
    12曲目、パリの散歩道
    13曲目、ロミオとジュリエット

羽生選手への応援の気持ちをこめての収録だそうです。
2人のコラボレーション実現に向けて、既に大人は動いていると思います!

そして最後は、「辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 日本ツアー2014」
辻井さんの演奏も、一度生で聞いてみたいと思っていました。
指揮者を置かず、メンバーの話し合いによって音楽を完成させるという、世界でも極めて珍しいオーケストラ、オルフェウス室内管弦楽団とのコラボレーションです。
西本さんのコンサートで、指揮者による演奏の違いというものに興味が出てきたところだったので、「指揮者のいないオーケストラ」というものにも興味津々でした。

『オルフェウスプロセス―指揮者のいないオーケストラに学ぶマルチ・リーダーシップ・マネジメント』


「辻井伸行 世界が感動した奇跡のコンクール・ドキュメント」[CD+DVD]

オーケストラとの共演も良かったのですが、一番胸に迫るものがあったのは、アンコールのソロ演奏、
ショパンの「革命のエチュード」でした。
あれ?(^^;)

結論
やっぱり、ショパンはいい!!



「英雄ポロネーズ、ラ・カンパネラ~日本ツアー≪ショパン&リスト≫ スペシャルCD 」

そして、ショパンを学術的側面から捉えたのがこちら。
ポーランドが誇る偉才、ショパンのポロネーズに関する考察ほか、4本の講演を収録。

ポロネーズをめぐって -フォーラム・ポーランド2012年会議録―

ショパン論の最前線!
『フォーラム・ポーランド2009年会議録』

2010年に生誕200周年を迎えることを記念し2009年に開かれた、フレデリック・ショパンがテーマの会議録。
「民族の作曲家としてのショパン-ある私物化の物語」、「《近代小説》の主人公としてのショパン」、「ショパンの手稿譜について」など興味深い着想による5本の講演と、パネル・ディスカッションの様子を収録。日本語版・ポーランド語版を併載しています。

6/17 追記
牛田君の「パリの散歩道」他ですが、iTunes Storeで一足先に配信されていたので聴いてみました。
「パリの散歩道」、「ロミオとジュリット」の他、真央ちゃんの「ノクターン第2番」、「愛の夢」の4曲。
牛田君自身の手によるという編曲が、どれもすごく良かった!絶品です!

14.06.10

ボストンの北斎、日本に里帰り中

先日、神戸市立博物館で開催中の「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」に行ってきました。
世界屈指の日本美術コレクションで知られる米国・ボストン美術館所蔵の北斎作品の数々が、現在日本に里帰り中なのです。
代表作「冨嶽三十六景」や「諸国瀧廻り」、「百物語」などの他、世界中でボストン美術館にしかないという珍しい作品も出品されています。
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絵画には全く詳しくない私ですが、なぜだか浮世絵はとっつきやすく、面白いな~と思っていました。
マンガチックなデフォルメ具合に惹かれるのかもしれません。

今回の北斎作品、緻密さや躍動感の素晴らしさはもちろんのこと、そこに描かれた当時の風俗そのものにも興味をそそられます。
「○○という版元から出版されたものです」などという説明があると、「版元(出版社のこと)」っていう言葉もこのころからあるんだよなぁと、しばし感慨にふけったりもしてみました。
また、解剖学的にみてもかなり正確だという骸骨や、西洋絵画を意識したと思われるもの、だまし絵(隠し絵?)みたいなものなど、実験的試みや遊び心のあるものも多く見られ、晩年になってなお、
猫一匹すら(満足に)描けねぇ
と嘆いたといわれる北斎のあくなき向上心、好奇心をうかがうことができます。


『もっと知りたい葛飾北斎―生涯と作品』

そして浮世絵といえば、歌舞伎とも縁が深いということで、音声ガイドのナビゲーターは四代目市川猿之助さんでした。

『祝!四代目市川猿之助襲名記念 僕は、亀治郎でした。』

その猿之助さんも出演されていた「伝統芸能の今」という公演が先月倉敷でありました。
津軽三味線と狂言のコラボ、津軽三味線をバックにした猿之助さんの創作舞踊、一つの演目を狂言と歌舞伎で演じるなど、異ジャンルのアーティストたちによるコラボレーション、すごく面白い舞台でした。
「ゴールドリボン」と「世界の子どもにワクチンを」のチャリティー企画ということで、演者さんたち自ら募金箱を持ったり、客席を回ってのプログラム(手ぬぐい付き)販売などもされていました。
かなり間近で拝見した猿之助さんのお顔(たぶんすっぴん)は、毎日白塗り厚塗りしているはずなのに、スベスベつるつる、すごくキレイでびっくりしました!秘訣を教えてください!!
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昨年あたりから、様々なジャンルのコラボ芸術舞台をいくつか見る機会がありました。
それらの斬新な試みは「邪道」といわれることもあるでしょう。
ですが素人にとっては、とっつきやすくて面白い。
入り口としては、そういうものもあってよいのではないかと思います。

そして時には、そんな素人目線、というか「外からの視点」というのが大きな意味を持つことがあります。
明治維新以降、西洋志向が強まり、伝統文化は軽んじられていった。
多くの日本美術品が市場に放出され、二束三文で扱われたといわれています。
そんな時、日本美術に魅せられ、価値を認めたのは異国の人々でした。


『ボストン美術館秘蔵 スポルディング・コレクション名作選』

素晴らしい日本美術品の多くが今、ボストンにある。
それを文化財の海外流出と捉えると残念な気もしますが、その後の歴史を考えると、もしも海を渡っていなければ、現在まで残ってはいなかったかもしれない、とも思えます。
そして何より、今なお鮮やかな色彩を放つ北斎作品の、その保存状態のよさに、とても大事にされてきたのだということが見てとれ、「ボストン、ありがとう!」 という感謝の思いで一杯になるのです。

今回出品されている作品は、少なくとも今後50年間、他館への貸し出しはもちろん、ボストン美術館においてですら公開はしないといわれています。
人気のため混雑は必至ですが、興味がおありの方は、この機会に是非!!


『北斎決定版』

海外では「BIG WAVE」と呼ばれる「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」。
それにインスピレーションを受けて作られたのが、ドビュッシーの代表作、交響詩「海」。

「ドビュッシー:管弦楽曲集」

20世紀を代表する建築家、フランク・ロイド・ライトも浮世絵に魅せられた一人でした。
ボストンの大富豪、ウィリアム・スチュアートとジョン・テイラー・スポルディング兄弟がボストン美術館に寄贈した多くの浮世絵版画は、当時日本に滞在していたライトを通じて購入したものなのだそうです。

フランク・ロイド・ライトの建築遺産

朝一が比較的すいているとの噂ですが、私は土曜日限定の「イブニング・レクチャー(学芸員さんによる展覧会の見どころ解説)」狙いで、夕方5時前に到着しました。
その時点で45分の入館待ち!!
ですが、展示コーナーには入れずとも、レクチャーの行われる講堂には入れるのです!
何だかお得!
土曜日夕方、お薦めです!

14.02.21

 前人未踏の浅田真央

泣きました。o(iДi)o

ソチ五輪クライマックス(←私基準)、フィギュア女子フリー。
前日のSP、まさかまさかの結果に、気持ちを立て直すのも大変だったと思います。
ですが、ですが、やっぱり真央ちゃんはすごい!!

重厚なラフマニノフは真央ちゃんに似合わないともいわれますが、絶望のどん底から這い上がり、作りあげた復活の曲「ピアノ協奏曲第2番」は、もがき、苦しみ、それでも挑み続ける、まさに真央ちゃんにぴったりの曲だったと思います。
その鬼気迫る演技に、彼女の努力、そしてこれまでどれほどのものと闘ってきたのかを思い、涙が止まりませんでした。


「ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番」

トリプルアクセル成功!8トリプル決まった!
なめらかで伸びのあるスケーティング、
美しいスピンにスパイラル、
そして超絶ステップ!!
「これぞ浅田真央!」
という圧巻の演技を見せてくれました。
これまでで一番、胸に迫る演技、感動しました!

この表紙の真央ちゃん、すごくカッコイイです。

「Sports Graphic Number」2014年 2/13号

もう何年も、フィギュアの採点にはモヤモヤすることが多く、大好きなのに、好きだからこそ、競技を見るのが辛くなっていました。


『フィギュアスケート 銀盤の疑惑』

曲の解釈とか出来栄えとか、ジャッジの主観・裁量による不透明な基準で、いくらでも加点・減点できてしまう現在のシステムにおいて、得点とか順位とか、もはやどれほどの意味があるのだろう。

それよりも真央ちゃんが、集大成にふさわしい素晴らしい演技を見せてくれたことがうれしくて、今はただ、すがすがしい気持ちでいっぱいです。\(^▽^)/

記憶に残る演技、そして前人未踏の記録にも挑戦しました。

前回バンクーバーでは
「史上初!ショート・フリー合わせ、3回のトリプルアクセル成功!!」
という記録を打ちたてた(ギネス認定)。

さらなる高みを目指した今回は、
「史上初!トリプルアクセル含む6種類の3回転ジャンプを8回成功!?」
すべて回りきったかに見えましたが、惜しくも回転不足判定があったようです。

ですが、この挑戦自体
「浅田真央にしかできない」
ものだったと思います。

どこまでも高みを目指し、自分の限界に挑戦し続ける浅田真央選手は、
紛れもないNO.1スケーターで、トップアスリートだと思います!!


『浅田真央 そして、その瞬間へ』

真央ちゃん、素晴らしい演技をありがとう!!私たちは大満足です。
そして、ひとまずはゆっくり休んでください。

13.11.18

追悼 ルー・リード(1942/3/2-2013/10/27)~遺作『LULU』を聴く

先日、10月27日にアメリカ人のロック・アーティスト、ルー・リード (Lou Reed) が71歳で他界しました。
私は熱心なリスナーというほどではありませんが、1960年代末にヴェルヴェット・アンダーグラウンド (The Velvet Underground) のメンバーとしてデビューして以来、コンスタントに活躍してきた彼の「ロックのクラシック」作品は愛聴してきたし、独自の音楽性と媚びることやブレることとは一切無縁の存在には多くのロックファンと同様、リスペクトを感じていたので、まだまだ元気で活動してもらえるものと思っていた矢先の他界は残念です。
今さらですが、遺作となってしまった一昨年のアルバム “ LULU ” を購入、最後となってしまった肉声を聴きました。

エドガー・アラン・ポーの詩「大鴉」をテーマとするトータルアルバムで、俳優ウィレム・デフォーのポエトリー・リーディングであるタイトル曲を筆頭に静謐なイメージの曲が多い前作 “The Raven ” (2003) とはうって変わり、メタルロックバンドメタリカ (Metallica) との共演で当たり前ではあるものの、全編ヘヴィーな轟音の洪水である今作。
ドイツの19世紀の戯曲をベースにしたトータルアルバムという構成は文学博士という顔を持つルー・リードの真骨頂といえ、2枚組計87分、全10曲中3曲は10分を超える長尺の、最近めっきり少なくなった気合を入れ緊張感をともなって聴くことの求められる作品です。

確かにルー・リードの作品として聞くと、このヘヴィーさ、タイトさは異質のものです。でもスロー~ミディアムテンポの轟音に乗せてポエトリー・リーディングのような、ドスの効いたルー・リードのボーカルが出てくるとそこはもういつものルー・リードの世界。語尾を少し捻ったところが辛うじて歌メロ、というのも全くいつもの通り。相変わらずクールでかっこいい。
ただ、テンポアップしメタル独特のギター・リフが鳴り始めると、もうそこは紛れもないメタリカの世界。リズムのタイトさが際立ち(ドラムのインパクト大)、緩急の変化もスリリングで、アルバムいちばんの聴きどころがメタリカの熱気あふれるプレイであることは疑う余地のないところです。

 ↓ 2つの強烈な個性が火花を散らす “ ザ・ビュー ”
     (アルバム ” LULU ” より)


レコーディングセッションの間じゅう、既存の方法論を棄て、ありきたりの考えから離れることを要求し続けたルー・リードとそれに応えてこの上ないパワフルなサウンド創り上げたメタリカのメンバーたち。メタリカのメンバー、ラーズ・ウルリッヒによると時に衝突も起こる緊張感あふれるセッションだったようですが、大半の部分をスタジオでの即興で作り上げるという手法に
「既存の殻にこもるなど意味の無いことだ」というルー・リードのメッセージを感じます。

はじめの印象ではサウンドが変わってもルー・リードの世界は変わらない、というのが強かったものの、ラーズ・ウルリッヒの回想談やライナーに紹介されているインタビューを見ながら繰り返し聞くうちに、
『エネルギー』、『重さ』、『大きさ』 (ラーズ・ウルリッヒ談)
つまりはメタリカの持つ圧倒的なサウンドのパワーやタイトネスがルーのインスピレーションに大きく作用しただろうな、と思えてきました。

この作品にはコラボレーションによるケミストリーが間違いなく生まれていると思うし、それゆえルー・リードとメタリカ双方が納得できる仕上がりで、それぞれの音楽に親しんできたリスナーに広く深く、この先長く受け入れられる傑作になっていると思いました。

メタリカのラーズ・ウルリッヒによるアルバムセッションの回想談
(2013年10月31日、ロッキングオンWebサイト洋楽ニュースより)



既存の殻にこもるなど意味の無いこと-

レコーディング当時69歳だったルー・リード。間違いなくその視点は未来を見据え、新たな方向性を模索していたと思われます。

ロック界のクラシックとされ、30~40年に渡ってシーンで活躍を続けながら、今も現役で精力的に制作活動を行っているベテラン・ミュージシャンに共通して言えるのは、自分で築き上げてきたものの上に安住することなく、新たな方法論を常に自ら模索している姿勢だと思います。
こうした姿勢は年齢とは無関係にロック的といえるし、生き様としてかっこいいですね。

生きている間に言ってくれよ、と叱られそうですね。



[” LULU ” ユニバーサル インターナショナル, 定価2,980円]

 ↓ おしまいにルー・リードのクラシックナンバー “ ワイルドサイドを歩け ”
     (1985年のライヴから)

13.08.25

ジャンゴ 繋がれざる者 ― 改めて、祝!2作品連続オスカー(助演男優賞)受賞! ―

エンターテインメントに込められたメッセージ
痛快な西部劇仕立てではありますが取り上げられている題材は重くてシリアスなもの。
19世紀、アメリカ南部テキサス州やミシシッピ州の荒野、または綿花農場を舞台とする、アウトローと賞金稼ぎ、そして保安官。支配者層と黒人奴隷らによるスリリングなストーリーの作品です。
西部開拓の陰で白人社会の犯してきた過ち…黒人奴隷という歴史の負の部分が取り上げられています。
次のような、教育的とは対極の、しかしリアルな設定や台詞も随所に盛り込まれています。

※ マンディンゴ=奴隷デスマッチなどという、これが事実なら相当ショッキングな
   19世紀の支配層にとっての“エンターテインメント”。
※ ”NIGGER” という差別用語が連発。スコセッシ監督のオスカー受賞作
   “ディパーティッド” 中の “F**K” を思い出した…。

ただ、そうした過去の米国が犯してきた過ちから目を背けることなく、史実を正面から受け止め、反省から出発しようという気概のようなものを感じるし(リアルさの追及という意味で、 “NIGGER” は必要だったのだろう)、作品自体は往年の西部劇の名作へのオマージュ(作品名は無学にて特定できず)にあふれたエンターテインメント作品なので、嫌悪感を抱くようなことはありませんでした。
もちろん、これまでのこの監督作品と同様、血はたくさん流れるし、人によって好き嫌いの分かれる(少なくともデート向きではない)作品ではあるでしょうけれど。


挿入曲のひとつ ジム・クロウチ の ” I GOT A NAME ” 。70年代テイストに溢れていて、タランティーノのニュー・シネマへの憧憬が見て取れますね。

哀愁のメロデイに70年代ポップス…マカロニウエスタンかニューシネマか
これまでのタランティーノ作品同様、挿入歌がセレクト、タイミングとも絶妙過ぎるほどにツボをついてきます。音楽が作品にアクセントとテンポを与え、2時間半以上あるのに中だるみを一切感じませんでした。映画だけでない、監督の音楽に対する造詣の深さを感じます。
テーマ曲“DJANGO”、エンリコ・モリコーネによるオリジナルの哀愁溢れるメロデイ、そして曲名は分かりませんが一聴してそれと分かる70年代の珠玉のポップスなどが流れると、私のような“素人”でも一瞬にしてフランコ・ネロやジュリアーノ・ジェンマの マカロニウエスタンニュー・シネマ “ 明日に向かって撃て ” が脳裏をよぎるし、引きずるような重いヒップホップは黒人奴隷らの支配層に対する秘められた憤怒の心情を表すようでした。

ハリウッド・スターを食う存在感!ずる賢くて冷徹なドイツ人
演技陣の中では、 レオナルド・ディカプリオジェイミー・フォックス といったハリウッドスターらに囲まれて、前作 “イングロリアス・バスターズ” に続く2作連続のタランティーノ映画への出演、そして2作連続オスカー受賞の クリストフ・ヴァルツ の存在感が際立っています。前回と同じく、紳士的な所作でありながら、その素顔は冷酷で狡猾な、多国語を操るインテリのドイツ人というキャラクターは、2作目にしてすでに「はまり役」という感を強く抱かせ、これからもぜひ続けて観てみたいキャラクターになっています。

メッセージ性あるいはヴァルツの演じたキャラクターを考えても、エンディングでナチスドイツの非人道性に鉄槌を浴びせた前作との一連性を感じさせる作品でした。
タランティーノのジャンルを問わない映画フリークぶりは本当にすごいし、明確なメッセージを発信するようになったことで作品が一層の輝きを持ち始めた気がします。
いつか 「武士道」 をテーマに、黒沢明監督や小林正樹監督へのオマージュとなる日本の時代劇を撮ってくれないものでしょうか。



「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012、米。脚本・監督:クエンティン・タランティーノ。出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ他)

13.08.13

見た目は無愛想な49歳のおっさんだけど…。― ジョニー・マー『ザ・メッセンジャー』 ―

1980年代半ば、英国インディー・ロック・シーンに勃興した 「ネオアコ(ネオ・アコースティック)・ムーヴメント」 が隆盛を極めました。私が20歳のころです。
アズテック・カメラやフェルトら、今の季節よりもう少し暑さが収まって過ぎゆく夏を惜しむ頃に聞きたい、切なさを感じる好バンドが多数輩出されました。
(古い感傷に浸る話ですみません!)

中でも、モリッシーとジョニー・マーのコンビを中心にネオアコ・ムーヴメントの中心バンドだったのがザ・スミスです。
活動期間は約4年と短いものでしたが、モリッシーの書く文学的で繊細、ときに辛辣な詩とマーの書く切ないメロディー、そして切れのいい軽やかなストロークやリリカルなギター・リフはそれまで聞いたことがないほど鮮烈な個性に溢れ、同世代ということもあって素直に共感できるものでした。

ロックミュージシャンの概念を覆すようなモリッシーという個性派シンガーをバンド結成に際し自宅から連れ出したこともその功績に数えられるギタリスト ジョニー・マー。熱心なファンに加えてミュージシャンにも信奉者の多いマーが5月にザ・スミス解散後25年目にして待望の1st ソロアルバム “ ザ・メッセンジャー ” をリリースしました。

 ↓ ザ・スミスが脳裏によみがえる!新譜 “ ザ・メッセンジャー ” より
   ” New Town Velocity ”


ドラムス以外をすべて自分でプレイし、アレンジ、プロデュース、スタジオ・ワークとすべてを自ら手がけた12曲。
まず際立つのは天賦のメロディーセンス!ザ・スミス時代と変わることない切なく繊細なメロディー、鳥肌立ちます。
一方、ザ・スミスのサウンドに見られた2つの大きな個性(ポリシー)、
「ディジタルメソッドを使用しない」ことと「コーラスワークがまったくない」
ことは時代相応の適度な味付けとして取り入れられ変化が見られますが、あくまでサウンドの根幹はリリカルなギター・リフや軽やかなストロークなど端正なギターの音色です。ファンが待ち望んでいたマーがここにやっと帰って来てくれた、と歓喜する思いでした。

元相棒のモリッシーもこのところ持ち味を遺憾なく発揮した充実作を連発している今、ザ・スミスを旅立った2人の稀代のアーティストが元気な姿で輝いているのを見られることは、多感な時期に彼らのメッセージに触れ、アーティストとして、同世代の若者たちとしてリスペクトしてきた1人として幸せです。
モリッシー作品にマーの影を探すことも、マーの客演と裏方ばかりの活動に「もっと表に出てやってくれないかなあ」ともどかしさを感じることも、この分だともう必要ないのかな。



[” THE MESSENGER ” HOSTESS, 定価2,490円]

13.06.10

フジコから始まる音楽の旅(JOURNEY)

音楽のある生活、っていいものですね♪
私は元々、特別音楽が好き!というわけではなかったのですが、
今年5月は、結果的に「音楽強化月間」となりました。

はじまりはフジコ。
もう何年前になるのでしょう。とあるドキュメンタリー番組で紹介されてから、そのドラマティックな人生とあいまって、一躍人気となったフジコ・ヘミング。
彼女の「ラ・カンパネラ」を、いつか生で聞いてみたいとずっと思っていました。
岡山に来てくれると知り、(フジコの)年齢的なことも考え、ついにその「いつか」を決行することになったのです。


「フジコ ~あるピアニストの軌跡~」[DVD]

「奇跡のカンパネラ」[CD]

200年前のものだというゴージャス&シックなフランス製アンティークドレスで登場したフジコ。
すごく似合っていて素敵でした☆
そして演奏がはじまり・・・・・・。
良かったぁ・・・。(´Д`)ハァ…
正直、ちょっと「あれ?」と思ってしまった部分もあったのですが、
きっとそれらも含めてのフジコなのだと思います。
独特の表情がつけられた彼女の演奏は力強くも温かく、ときに切なく、涙を誘う。(;△;)
楽しみにしていた「ラ・カンパネラ」はもちろんのこと、ショパンもすごく良かったです。
ショパンは昔から好きでCDも持ってはいるのですが、フジコが奏でるショパンでなければ、もう満足できない体になってしまった気がします。

「憂愁のノクターン」[CD]
ノクターンがもっと入ってるといいのに!

そして翌週末は、
大野雄二&ルパンティック・ファイブによる「ルパンティック ジャズ・ナイト」
奇しくも、前週からの「ふじこ」つながり(フジコvs.不二子)でした!

私は純粋に音を楽しみ、「やっぱジャズ、かっけ~!(格好いい)」と心の中でつぶやきつつ堪能していたのですが、ルパンファンの方ならさらに思い入れたっぷりに楽しめたのだろうと思います。

そうそう、メンバーの中に、ボストンのバークリー音楽大学に留学歴ありという人がいて、昨年訪れたボストンのことが思い出されました。
ニューヨークの駅や街角で演奏していた人たちは、いかにもストリートミュージシャンって感じの風貌(偏見?)だったのですが、ボストンで見かけたのは、ちょっとええとこの学生さん風で、有名な音楽大学に通っている若者かしら?なんて思っていたんです。

LUPIN THE THIRD「JAZZ」

続いては、音楽ドキュメンタリー映画を2本鑑賞。

まずは「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」
無名のフィリピン人シンガーだったアーネルが、新しいリードボーカルを探していたジャーニー(JOURNEY)のメンバーによってYouTubeで見出され、新ボーカルとして迎えられる!
ネット時代ならではのサクセス・ストーリーです。

人は生まれながらにして平等ではないし、努力が報われるとも限らない。
でもだからこそ、ごくごくまれに、諦めなければ夢をつかめることもある、そんなおとぎ話に激しく胸が躍るのです。o(^o^)o ワクワク

「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」 [DVD]

「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」 [Blu-ray]

小柄で童顔、「いかにもアジアン」な彼が、40歳にしてつかんだアメリカン・ドリーム。
「Don’t Stop Believin’」の歌詞は、彼の人生にリンクする。

だけどこの映画は、ただのサクセスストーリーに留まらない。
メンバーが語る「成功に伴う代償」の話は興味深く、ジャーニー(JOURNEY)というバンドが抱えていた問題、それゆえの葛藤やプレッシャーなどもリアルに感じることができました。
そして何より、アーネルの伸びやかな歌声は心地よく、小さな体でステージを飛び跳ね、キラキラした瞳で走り回る姿に魅了される。
そしてサラリと語る過去の断片、謙虚で真摯な姿勢に胸を打たれる。o(iДi)o
彼を見つめるおじさまメンバーが、すごくうれしそうで、優しい目をしていたのも印象的。

「LIVE IN MANILA」 (BLU-RAY) (2010)

「Live in Manila」 [DVD] [Import] (2009)

彼らの旅(JOURNEY)はまだまだ続く。
苦労に苦労を重ねてきたからこそ、完璧な幸せなどない、人生にはトラブルがつきものだということを、アーネルはよく分かっている。
彼がやっと掴んだ幸せが、どうか少しでも長く続きますように、彼の周囲が少しでも平穏でありますように、数多の誘惑にも負けることがありませんようにと、願わずにはいられない。

オールドファンのみならず、私のように「glee」からジャーニーに入りました、というような人でも、十分に熱くなれる映画だと思います♪

「glee/グリー 踊る♪合唱部!?」 vol.1 [DVD]

Glee: the Music-Journey to Regionals Ep [EP, Import]

「グリー 踊る♪合唱部!?」<シーズン1>Volume 1 [Soundtrack]

そしてもう1作は「シュガーマン」
こちらも永い不遇の末に起きた奇跡のお話。

「シュガーマン 奇跡に愛された男」 [DVD]


「シュガーマン 奇跡に愛された男」 [Blu-ray]

印象に残っているシーンの中に、「シュガーマン」ことロドリゲスが、土木作業の仕事に行く際も、スーツ姿で格好良く出勤していたというエピソードがありました。
それは決して「格好ばかり気にして」とかそういう話ではなく、姿勢の問題なのです。

そして思い出したのが、昔ドキュメンタリー番組で見た、あるホームレス男性のこと。
小奇麗なシャツを着て、丁寧に入れたお茶を飲みながら折り畳みチェアに座って本を読むその姿は、普通の、というかむしろ、休暇にアウトドアを楽しむ上品な紳士といった風情でした。野宿生活であっても毎日きちんと身なりを整え、意識して規律ある生活を心がけていると言っていました。

昔東京で出会った「ビッグイシュー(※)」販売員さんにもそんな人がいました。
それ以前に大阪で見かけた販売員さんは、ちょっと近寄りづらい雰囲気で、気弱な私は声を掛けることができなかったのですが、東京で出会ったその人は、身奇麗でとても感じがよく、何でこの人が?と思ってしまうような人でした。もっと近ければ定期購読者になって応援するのにと、残念に思う反面、きっとこの人なら大丈夫だろう(這い上がれるだろう)とも思いました。

易きに流されがちなのが人間です。
もしも縛りがなくなれば、私なんてどんどん自堕落番長になってしまいそうで怖いです。
どんな状況にあっても、その場でできることに身を尽くし、自分を律することができる人って、すごく尊敬します。

※「ビッグイシュー」:ホームレスの自立を支援する雑誌。
  ホームレス自身が路上販売し、1冊300円の内160円が販売者の収入となる。

『ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦―THE BIG ISSUE JAPAN』

『ビッグイシューの挑戦』

そして、どんなに周りの状況が変わっても、ブレない男、ロドリゲス氏は、招待されたアカデミー賞受賞式への出席も、(土木の)仕事があるからと断ったのだそうです。カコ(・∀・)イイ!!

映画の中で、印税のことだけがどうしてもモヤモヤと気になっていたのですが、このサントラの売上は、ちゃんとロドリゲスさんに渡るそうです。みんな、ポチってあげて!

「シュガーマン 奇跡に愛された男」オリジナル・サウンドトラック

12.10.22

 いいプレイをする奴なら、
     肌が緑色の奴でも雇うぜ

またまたお久しぶりです。
終わらない繁忙期、・・・。追われ続ける日々・・・。
いつか・・・、落ち着ける日は来るのでしょうか。
というわけで、気分転換に久しぶりのブログ投稿です。

9月の始め、名古屋に行ってきました。
メイン目的は、ミュージカル「ウィキッド」を見ること。
実は本場ブロードウェイでミュージカルを見る!という野望があり、そのための予習だったのですが、数ある作品の中で、なぜ「ウィキッド」なのかといいますと・・・、
アメリカンドラマによく出てくるから
「アグリー・ベティ」しかり、「glee」しかりです。

アメリカでは、ミュージカルなどのショービジネスが生活に浸透しているのだろうなと思うと共に、そこに登場する作品を知れば、きっとドラマもさらに深く味わえるだろうと思ったのです。

「アグリー・ベティ シーズン1」コンパクトBOX [DVD]

観劇したのは千秋楽の前日。
千秋楽1週間前からカーテンコールがスペシャルバージョンになるということもあってか、常連さんと思しき人の姿が多く、初心者の私は少々緊張しておりました。
ですが、結果、すごく、すごく良かったです!!!
ありきたりすぎる台詞は使いたくないけど、でもまさに
「感動をありがとう!」って感じでした。
一幕終わりの曲「自由を求めて」(原題は「Defying Gravity」)は特に素晴らしく、心が震えました。感涙。・゜゜・o(iДi)o・゜゜・。
休憩時間に入ってからもしばらく動けず、ぼーっと余韻に浸っておりました。

「glee」で、レイチェルとカートが歌姫対決した時の曲がこの「Defying Gravity」。
あのエピもよかった☆

「glee/グリー」DVDコレクターズBOX

グリー 踊る♪合唱部!?<シーズン1>Volume 1 [Soundtrack]
   

「ウィキッド」は『オズの魔法使い』のプロローグというかアナザーストーリー。
少女ドロシーが出会った二人の魔女(西の悪い魔女エルファバと南の良い魔女グリンダ)が主人公。
緑色の肌と魔法の力を持って生まれ、自由と正義を求めたはずの少女エルファバが、なぜ邪悪な魔女と呼ばれるようになったのかを描いた物語です。

『オズの魔法使い』

「オズの魔法使」特別版 [DVD]

   

児童文学がモチーフとはいえ、これが侮れません。
正義とは何か。多数派=善なのか。そんなことを問いかけられる。
幅広い世代で根強い人気を誇っているのが分かる気がしました。

権力を守るためにわざと「共通の敵」を作るという、今もよくある政治手法。
「歴史は勝者が作るもの。それが真実かどうかは分からない」
数時間前に聞いた中野京子先生の言葉がよみがえりました。

世間一般では「多くの人が信じたもの」が正しく、真実であるとされる。
とりわけ日本人は「みんな」という言葉に弱く、「みんな」の決めた事柄には、常に絶対的権威と正当性が与えられてきた。
数ヶ月前に刊行されたこの本の中にも、そんな「みんなの力」の強さと危険性、「〈みんなで決めたことだから正しい〉という判断基準について」書かれている部分がありました。
とても読みやすくて面白いと思います

権力の社会学

 .

「みんな、頭からっぽだから、何だって信じるんだ」フィエロの言葉。
皆が考えることをやめた時、与えられるものをただ享受し、疑問を持つことをやめた時・・・。
そんな映画もありました。

これも結構おもしろかったです。

『26世紀青年』DVD

大満足だった「ウィキッド」初観劇。
ブロードウェーへの期待もますます膨らみましたo(*^▽^*)o~♪


ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版

11.12.02

11月4日は倉敷事変

人生には、3つの坂があると申します。
上り坂、下り坂、そして・・・・・・まさか!
そんなまさかに揺れ動いていた今日この頃ですが、心を落ち着かせるため、先月ありましたステキイベントのことでも書いてみようと思います。

 

行って来ました。椎名林檎嬢率いる東京事変全国ツアーの倉敷公演。
 東京事変Live Tour2011 Discovery!! in倉敷
     

      大発見[CD]

    
昨年はチケットがとれず、かなり悔いが残ったので、今年は何としても行きたかった。   
無事チケットも入手でき、その日ばかりは定時ダッシュで倉敷へ。
開演には間に合ったものの、先に見たかったグッズ売り場は長蛇の列。
あきらめて席へと向かいました。(次回への課題1)

 

席は10列目。かなり近い。だけどセンターではなく左寄り。(次回への課題2)

 

1曲目の音が聞こえてくるやいなや、ドーパミンやら何やら脳内物質があふれ出し、自然と体が動きます。(次回への課題3)
ライブって確かに中毒性があると実感。

 

お仕事も色々と忙しくて、ライブ前日に一夜漬けでアルバムを聴きこんでいたのですが
「21世紀宇宙の子」は、震災があったからこその歌なんでしょうか。

 

     「代わりのない紛失物」「さからえない運命事」
     「命は大自然そのもの」
     「悲しみも携えて生きていこう」

 

「前を向いてガンバロウ!」的なあからさまな復興ソングではなく、さりげなくしみるフレーズがいいと思います。
「かつては男と女」とかもアダルティな感じでイイ。

 

前から思っていたのですが、林檎ちゃんって姿勢がいいんですよね。
だからなのか、一つ一つの所作がもれなくキレイ。

 

そして資生堂のCMソング「女の子は誰でも」では、ラブリーなドピンクの衣装に早変わり。
も~、超かわいかったキュンキュンしまくりです。 

空が鳴っている/女の子は誰でも[CD]

 

林檎ちゃんがサイコー!だったことは間違いないのですが、今回のライブ、MCが無かったのがちょっと寂しかったです。
倉敷は、林檎嬢が主題歌を担当するNHK朝ドラ「カーネーション」のロケ地でもあるのですが、それについてのコメントも特には無し。 

カーネーション[CD]

 
録り溜めしていたこのドラマ、この前やっと見てみたのですが、
やだ…おもしろい。。。
職業婦人の草分けとして、果敢に道を拓いていく主人公の猛者っぷりも気持ちがいいし、ファッションをはじめ急速に変化していく激動の時代の風俗も面白い。小林薫や正司照枝など、脇を固める役者さん達もすごくハマっていて(・∀・)イイ!! 
原作はこちら
  
『コシノ洋装店ものがたり』

 

話はもどり今回のライブ、唯一倉敷ならではだったかと思うのは、客席から「うさぎや!」という声が掛かったことでした。(メンバーの一人が倉敷出身で、「うさぎや」という文具店を展開する株式会社クラブンの御曹司)

 

そしてそんな恍惚とした時間の後は、林檎ちゃんがいかに可愛くてかっこよくて素敵だったかについて語り合い、ひとしきり余韻に浸っていたかったのですが、翌日は社員旅行、朝も早いということで、早めに(その日のうちに)解散いたしました。

 

次回への課題
1. グッズは事前に調査・準備
   今回であれば、緑の小旗必須!(旗所有率高すぎ)
   これまでの人生で、あれほど強く旗を振りたいと思ったことはありません。
2. 席は中央or右寄りを狙う
      うっかり忘れていたのですが、林檎嬢(客席から見て)右を向いて歌うクセあり。
     今回左寄りの席だったため、あまり顔が見えずちょっと残念。
     でも白くなめらかな背中や、キュッと引き締まった美しいおみ足は存分に堪能する

   ことができました(〃∇〃)。
3. 体力づくり

   開始直後から興奮し飛び跳ねていたのですが、1曲目終わりで既に息切れ。
   最後まで走り続けるにはスタミナが必須と体感。 

 

 

そして林檎といえば、この米国産林檎の人気もすごいですよね。

 apple1

 apple2

Apple Store銀座店(午前中は結構すいているっぽかったです)

 

先日、電子出版に関するお話があって、東京へ行ってきたのですが、また機会がありましたらその時のお話も・・・。
 
 
自伝は合わせて100万部突破! 

『スティーブ・ジョブズⅠ』 

 

『スティーブ・ジョブズⅡ』

11.09.16

音楽の話をしよう-10代のための音楽講座-新刊のご案内です!

音楽の話をしよう-10代のための音楽講座-

音楽の話をしよう              -10代のための音楽講座-


このほど、チャーミングでユニークなエッセイ集を刊行いたしました。
著者は広島県生まれ、2004年から2007年まではアムステルダムに拠点を置いて活動してきた音楽家 寺内 大輔氏。広島大学教育学部で講師をお務めです(公式サイト)。

   ・独奏曲、管弦楽曲、校歌や映画・イベント・ゲームソフト等のBGMなど
     50曲を超すオリジナル曲の作曲
   ・独演会、バンド演奏、書道家やダンサーらとのコラボレーションなど
     多様なスタイルによる国内外での200回近くにおよぶ演奏会への出演
   ・幅広い年代層を対象にした音楽教育活動

など、多様な音楽活動に積極的に取り組んできた経歴をお持ちです。著者経歴(スライドショー)はこちらにもあります(YouTube)。
その音楽、世界観は独自のもので、とても「~音楽」と括れるものではないし、一口では言い表せない、聞く人の感性に直接訴えてくる自由なもの。
このほど完成した
『音楽の話をしよう-10代のための音楽講座-』
は、そんな著者が10代を中心としたこれから音楽を学んでいってほしい世代を読者の中心に見据えて音楽の楽しさ、表現の自由さについて説いたエッセイ集です。

目を引くのは、これまた独特のタッチで個性あふれる挿画の数数。
小学館『ヤングサンデー』講談社『ヤングマガジン』青林社『ガロ』など国内を代表する雑誌で幾多のコンクール入選歴を誇り、連載4コマ漫画、広告漫画、教材漫画、コンビニ本、デコメ素材、イラスト等を手掛ける多忙なイラストレーター
門倉 フリッツ 貴浩氏公式サイト)。

2011091518110000

2人の気鋭のクリエイターが互いの芸術性を融和させた頭にも目にも新鮮な一冊です。


陰影の濃いモノトーンの写真も深く印象に残ります。

陰影の濃いモノトーンの写真も深く印象に残ります。


こんな、いやし感あふれるイラストもあります。

こんな、いやし感あふれるイラストもあります。



そんな個性あふれる内容をまとめ、簡潔で読みやすい紙面を構成してくださった
“アトリエてがき”戸次 祥子様公式サイト)。
門倉氏のイラストをフィーチャーしたひときわ目をひく装丁も担当されています。
素材を生かしたコラージュや温かみのある版画作品を数多く手がけていらっしゃいます。

扉の先はちょっとした『異空間』です

扉の先はちょっとした『異空間』です



『10代のための』と銘打ってはおりますが、老若男女を問わず、音楽に関心のある方をはじめ、多様な観点から楽しめる1冊に仕上がりました。税込定価1,890円で、広島県内を中心に各書店で発売中!オンラインストアでももちろんご購入いただけます。中秋の名月も過ぎて徐徐に涼しくなってくるこれからの季節、夜長のお供にいかがですか?

[著者によるコピーより]
人は,何のために音楽を聴くのだろう。
何のために歌い,奏で,音楽を作るのだろう。
音楽とぼく達とは,どんな風に付き合っているのだろう。
「音楽とはこういうものだ」という概念を問い直し
音楽とぼく達との関係をもっと自由にするための話―――まずは耳を澄ますことから。





7月下旬から8月そして9月上旬と、担当した物件が立て続けに校了~刊行となり、いつになくせわしない夏の時間を過ごしました(書きながら思うけど“せわしない”って夏には似つかわしくない言葉だな…)。
せわしなさはまた現在進行形でもあるのですが、特派員である私にとってこの時期は来年以降に向けた新たな先生方、新たな書籍との出会いを求めて旅に出る大切な時期。
これからしばらくは“渡り鳥”人生かな。

9月15日は愛媛県に出張。ランチタイムに瀬戸内海の斎灘(いつきなだ)で。対岸は広島県

9月15日は愛媛県に出張。ランチタイムに瀬戸内海の斎灘(いつきなだ)で。対岸は広島県