ニッポンの「カワイイ」
少し前の話になりますが、岡山県立美術館で開催中の
「光琳を慕う 中村芳中展」に行ってきました。
『光琳を慕う―中村芳中』
日本画というと、ちょっととっつきにくい印象もあるかと思いますが、芳中さんの絵は、何だかとってもカワイイのですo(*^▽^*)o
チラシにあった、ま~るいコロコロのわんこ絵が一番の目あてだったのですが、花も木も、あらゆるものが丸くて可愛かったです♪
口を開けてボーッと(?)佇む緊張感ゼロの鹿や鳥、どこかのゆるキャラみたいな子もたくさんいて、見ているこちらの口元も自然とゆるんでくるのです。
そんなステキなカワイイ展なのに、来場者は少なめで、何だかもったいないなーと思いました。
「中村芳中」といわれても、ピンとこない人は多いと思うので、もっと「カワイイ」を前面に打ち出せばいいのに、と思いました。
『かわいい琳派』
できることなら円山応挙や神坂雪佳、長沢芦雪とかの作品も集めて、「ニッポンのカワイイ展」にすれば、「日本画とかよくわかんない」っていう女子とか、もっとたくさんの人に見てもらえるのにな~、と思いました。
あ、東京ではそういうの、やってたみたいですね。
次回は岡山でも是非、開催してほしいです!!
『かわいい江戸絵画』
展覧会は、岡山県立美術館で11/3(月)まで開催中です。
芳中さんの絵の可愛らしさには現代にも通じる魅力があり、そういうものを見ていると、「かわいいを愛でるメンタリティ」みたいなものは、かなり昔から、日本人には備えられていたのではないのかという気がしてきます。
そういえば、そんなことが、この本にも書かれていました。
『人びとのかたち』(改訂版)
「Kawaii」も今や、世界共通語だといわれています。
2年前のNY、感謝祭パレードで、それを実感する出来事がありました。
老舗デパート「Macy’s(メイシーズ)」主催のこのパレード。
山車やピエロ、マーチングバンドに有名キャラクターの巨大バルーンなどが、マンハッタンの中心部約4kmを練り歩くのですが、その時、栄えあるトップバッターとしてやってきたのは、なんと日本のキティちゃんなのでしたー。
(著作権に配慮し、目線を入れております)
観衆の大歓声を受けながら進んで行くキティバルーン。
その時、私の近くで
「Kitty cha—-n!! Ka—Wa–i—-i!!」
と叫ぶ、背の高いyoung manがいました。
この時、アメリカでのキティちゃん人気は本物、そして日本の「Kawaii」も、世界で認知されているのだと強く感じました。
この子もいました!「ピカ☆」
この黄色い子も、大人気でしたよ!
そういえば今年、サンリオ社長から発せられた
「キティちゃんは猫じゃない」発言は、
アメリカをはじめ、世界を震撼させたようです。(^^;)
そんなキティちゃん、明日11/1は、生誕40周年のお誕生日なんだとか。
おめでとー!★:゜*☆※>(’-'*)♪オメデトウ♪(*’-')<※★:゜*☆