荘厳な調べの「カノン」を聴くといつも、虫になった女の話を思い出してしまうもっちです♪
「パッヘルベルのカノン~バロック名曲集」
「蛹化(むし)の女~蜷川実花セレクション」
このジャケット写真も、耽美で退廃的な歌の世界観によく合っていると思います。
というわけで(?)、今回のテーマは「クラシック(音楽)」。
今年に入り、岡山開催のクラシックコンサートに何度か行く機会があったのですが、
Amazonさんから届いたメールを見て、クラシック月間だった1~2月のことが蘇りました。
まずは「西本智実&イルミナートフィルハーモニーオーケストラ NEW YEAR CONCERT 2014」。
一度は行ってみたいと思っていた西本智実さん指揮のコンサート。
無料招待券をgetした友人の御相伴にあずかりました。ありがとー!
ドヴォルザーク「新世界より」とかも良かったのですが、
「ドヴォルザーク:交響曲第9番」
一番興奮したのはアンコール曲の「リベルタンゴ」。
イルミナートフィルの為にされたというアレンジが、ものすごくかっこよかったです!カコ(・∀・)イイ!!
奏者の方達もノリノリで、楽器をグルングルン回してました。(@◇@)
「Libertango」 [CD, Import]
そして最後の曲では、西本さんが観客に向かって指揮棒を振るというサービス(?)が!
美しく颯爽たる指揮の元、場内には不思議な一体感が生まれました。
『指揮者・西本智実 静かなる革命』
続いては、「牛田智大 ピアノリサイタル」。
天才少年ピアニストとしてTVなどでも度々紹介され、その可愛らしい容姿と礼儀正しい受け答えで、奥様方のハートを鷲掴みの、あの牛田君です。
か、かわいい・・・
「献呈~リスト&ショパン名曲集」(初回限定盤)(DVD付)
ショパンとリストが中心の構成でした。
演奏前のペコリ(o*。_。)o。かわいいーーー♪
しかし演奏が始まると、途端にその音場に引き込まれます。
まず思ったのは「ショパンが似合う!」ということ。
ショパンは昔から好きなのですが、パフォーマンスにおいてあれほどショパンが似合うと思ったのは、(浅田)真央ちゃん以来でした。
優雅でなめらかで、ホント、うっとりです。。。
真央ちゃんの「ノクターン」。
何年か前のプログラムでも使われていましたが、2013-2014年SPの「ノクターン」はさらに磨きがかかり、ほんっとに素敵でしたよね。
浅田真央『Smile』~氷上の妖精10年の軌跡~ [DVD]
「愛の夢」も、すごく似合っていましたよね。牛田君も真央ちゃんも。
日本人クラシックピアニストとしては、史上最年少(12歳)でのCDデビューでした。
「愛の夢~牛田智大デビュー(初回限定盤)(DVD付)」
現在14歳。その演奏に若さはあっても、幼さを感じることはありませんでした。
ちょっと意外だったのは、リストの「ラ・カンパネラ」。
すごく良かった!圧巻でした。
そして以前より、フィギュアスケート羽生結弦選手の大ファンだと公言している牛田君。
『蒼い炎』
いつかコラボとかできるとステキですよね。
と思っていたら、先日Amazonさんにお薦めされたのが、7月発売となるこちら。
「トロイメライ~ロマンティック・ピアノ名曲集(初回限定盤)(DVD付)」
大きくなってる~~~。
「卓越したテクニックに深い音楽解釈が加わり、精神的、肉体的に著しい成長を遂げた牛田のピアノの音色を聞くことができる作品。(Amazon「商品の説明」より)」
著しい成長、まさに!1月のリサイタル時より、明らかに成長しているのが分かります。
そして注目すべきは
12曲目、パリの散歩道
13曲目、ロミオとジュリエット
羽生選手への応援の気持ちをこめての収録だそうです。
2人のコラボレーション実現に向けて、既に大人は動いていると思います!
そして最後は、「辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 日本ツアー2014」
辻井さんの演奏も、一度生で聞いてみたいと思っていました。
指揮者を置かず、メンバーの話し合いによって音楽を完成させるという、世界でも極めて珍しいオーケストラ、オルフェウス室内管弦楽団とのコラボレーションです。
西本さんのコンサートで、指揮者による演奏の違いというものに興味が出てきたところだったので、「指揮者のいないオーケストラ」というものにも興味津々でした。
『オルフェウスプロセス―指揮者のいないオーケストラに学ぶマルチ・リーダーシップ・マネジメント』
「辻井伸行 世界が感動した奇跡のコンクール・ドキュメント」[CD+DVD]
オーケストラとの共演も良かったのですが、一番胸に迫るものがあったのは、アンコールのソロ演奏、
ショパンの「革命のエチュード」でした。
あれ?(^^;)
結論
やっぱり、ショパンはいい!!
「英雄ポロネーズ、ラ・カンパネラ~日本ツアー≪ショパン&リスト≫ スペシャルCD 」
そして、ショパンを学術的側面から捉えたのがこちら。
ポーランドが誇る偉才、ショパンのポロネーズに関する考察ほか、4本の講演を収録。
『ポロネーズをめぐって -フォーラム・ポーランド2012年会議録―』
ショパン論の最前線!
『フォーラム・ポーランド2009年会議録』
2010年に生誕200周年を迎えることを記念し2009年に開かれた、フレデリック・ショパンがテーマの会議録。
「民族の作曲家としてのショパン-ある私物化の物語」、「《近代小説》の主人公としてのショパン」、「ショパンの手稿譜について」など興味深い着想による5本の講演と、パネル・ディスカッションの様子を収録。日本語版・ポーランド語版を併載しています。
6/17 追記
牛田君の「パリの散歩道」他ですが、iTunes Storeで一足先に配信されていたので聴いてみました。
「パリの散歩道」、「ロミオとジュリット」の他、真央ちゃんの「ノクターン第2番」、「愛の夢」の4曲。
牛田君自身の手によるという編曲が、どれもすごく良かった!絶品です!
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