▼‘本’ カテゴリーのアーカイブ

14.12.22

伊勢神宮 宇治橋からの朝日

今日は冬至に新月が重なる、19年に一度の「朔旦冬至」ですね。
とりあえず、お昼はかぼちゃを食べました。

そんなわたくし、実は先日、お伊勢参りに行っておりました。
天照大神がまつられている内宮手前の宇治橋からは、美しい日の出を拝むことができ、
さらに冬至の日には、宇治橋の鳥居のちょうど真正面に朝日を見ることができるということで、
毎年多くの人が訪れています。

冬至少し前、それに近い状態で見られることを期待していたのですが・・・・・・

雨でした。_| ̄|○ il||li
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宇治橋両端のこの鳥居は、今年10月に建て替えられたばかり。
昨年の遷宮を終えて解体された内宮、外宮の各正宮の棟持柱を再利用したものだそうです。
正宮の柱として20年、そしてこれからは宇治橋の鳥居として20年、そのお役目を務めます。
その他にも、旧殿で使用されていたご用材は1本たりとも無駄にせず、神宮内のみならず全国の神社等で再利用されるのだとか。
他の神宮では木材に防腐剤などが塗られていることが多いが、伊勢神宮では、後々再利用しやすいよう、あえて白木を使っているのだそうです。エコですね!

ところで日本でも、たいていのホテルに置かれているのが聖書ですが、今回宿泊した内宮近くのお宿では、聖書の代わりに「古事記」が置かれていました!
「全国のホテルや旅館に『古事記』を置きたい」
と、昨年の講演会で、竹田恒泰さんが言われていたのを思い出しました。


『現代語古事記: 決定版』
日本人のルーツというか、自分の国の「建国の神話」を知ることは、グローバル化が進むほど、より大切になるのかもしれません。

そして、伊勢といえば『伊勢物語』です。

『伊勢物語とその周辺』
その構造のあり方、成立過程などから、物語の性格、作品論的意味など、その魅力を考察。
『伊勢物語』に大きな影響を受けたとされる『源氏物語』やその作者、紫式部をめぐる作品についての論考も収録。

14.12.12

選挙行く?

選挙と聞くと今でも、
「選挙の日って、ウチじゃなぜか、投票行って外食するんだ~♪」
                                (「ザ☆ピ~ス!」/モーニング娘。)
というフレーズが脳内再生されてしまうもっちです。
大儀があるとかないとかいわれていますが、せっかくなので、投票には行きたいと思っています!

以前「選挙」という映画をご紹介しましたが、実は昨年、その第2弾が公開されていたんです~。
こちらが第1弾。

「選挙」DVD

第2弾について、ネット上では「前作と比べるとイマイチ」みたいな評価もあり、どうかな~と思っていましたが、私は意外と楽しめました。前作公開後、政党・政治家さんたちに広がっていたであろう波紋というか反響みたいなものが垣間見えて興味深かったです。

この時(「選挙2」)の選挙で、主人公「山さん」こと山内さんは「脱原発」を訴えていたのですが、そこに着目(?)したのも、NY在住の監督ならではなのかなと思いました。
震災による原発事故に対する関心は、国内以上に海外で高かったのかもしれません。
人気ニュース番組を舞台にしたこの米国ドラマでも、日本の原発事故が取り上げられていました。
このドラマもすごく面白いです。オススメ!

「Newsroom」Comp First Season Select [Blu-ray] [Import]

舞台挨拶には、想田監督と山さんに加え、山さん夫人と息子君も来られていました。
第2弾映画に出演(?)していた息子君は、映画の中より随分と大きくなっていて、
「よその子とゴーヤは育ちが早い!(by博多華丸)を実感しました!

「選挙2」DVD

そして今年は、地方議員の不祥事が、何かとニュースをにぎわす年でもありました。
ですが、本当に地域にため、人のためにと、地道に頑張っている政治家さんもいるはずです。

とある岡山県議会議員の一代記。
ふるさとを想う純粋な志と熱意あふれる活動の軌跡に、本来あるべき「政治」の姿というものが思い起こされます。

『ありがとう 県政を作州へ 粉骨砕身30年!!』

14.11.28

夢のハヤシバラシティ

来る12/5、JR岡山駅前に大型ショッピングモール「イオンモール岡山」が開業します。
買い物や映画を見に行くには便利になりますが、もしも、夢の「ハヤシバラシティ構想(※)」が実現していたら・・・と、少々複雑な思いでいてる岡山市民もっちです。

トレハロースをはじめ、数々の優れた商品を開発し、世界的優良企業と目されていた「林原」が所有していたあの駅前一等地には、世界有数の恐竜博物館(自然科学博物館)や美術館、複合文化施設、ホテルに百貨店、高層マンション、オフィスビルなどを備えた近未来都市「ザ・ハヤシバラシティ」ができ、その暁には、岡山は21世紀の中核都市として、東京、パリ、ロンドン、ニューヨークにまではなれずとも、その存在感においてボストンやミラノ、ウィーン、シンガポールなどと同等にはなれるはずだったのです(^^;)。

2011年、地方都市岡山の誇り、そして「バイオの雄:林原」がまさかの破綻。
あの突然の倒産劇は何だったのだろう。
という疑問がわいてきたので、この機会に林原家ご兄弟の著書を読んでみました。

林原グループ元社長、お兄さんが語る「真実」。

『林原家 同族経営への警鐘』(林原健)

以前、「非上場かつ同族経営だからこそ、目先の利益に直結しない基礎研究を続けることができる」というお話を聞いた時には、いたく感銘を受けたのですが・・・。

林原グループ元専務、経営実務を任されていた弟さんが語る「真実」。

『破綻──バイオ企業・林原の真実』(林原靖)
弁済率93%の倒産の不可思議!?

2冊併せて読まれることをおすすめします。

これぞ「リアル半沢直樹」だという人も。

「半沢直樹」-ディレクターズカット版- DVD-BOX

ドラマ原作

『オレたちバブル入行組』

完成したイオンモール岡山は、西日本最大規模。
中四国初出店のお店もあるようですので、しばらくは相当にぎわうものと思われます。
ところで、今回入るテナントさんって、何年ぐらいの契約になっているんでしょうか?
こちらの新刊を読むと、そんなことが気になってきます!

事業用建物の賃貸借に関する研究 キーテナントの中途撤退は許されるのか、アメリカの事例をまじえて

※「ハヤシバラシティ構想」
JR岡山駅南、自社所有地の再開発計画として、2002年に発表。
それ以降インターネット掲示板などでは、映画にでも出てきそうな近未来都市「ハヤシバラシティ」画像が投稿され、ハヤシバラシティを核とした岡山が驚異的な発展を遂げる妄想未来計画が書き込まれるなど盛り上がり、(一部)岡山人にとっては、夢とロマンの象徴でした。
(参考)アンサイクロペディア「岡山市(大都会)」

14.10.31

AMDA:岡山から世界を救え

先日、岡山・香川県地区で、AMDA(本部:岡山市)を特集したドキュメンタリー番組が放映されていました。

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今年9月、インド・パキスタンを流れる3つの川の流域で発生した大洪水。両国で死者350人、被災者は数百万人を数えた。
テロや紛争が頻発する国・パキスタンにいち早く医療救援に向かったのは、岡山市に本部を置く認定国際医療NGO「AMDA」の若い女性看護師だった。
番組では、被災したパキスタンの農村部で緊急救援にあたるAMDAの活動に密着。
また何故遠く離れた国や地域の人たちを助けに行くのか、今年設立30周年を迎えたAMDAの精神に迫る。 (RSKテレビ「メッセージ」番組HPより一部引用)
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番組前半は、被災地に向かう女性看護師に密着する形で進められていました。もしやと思いつつ、番組を見るまでは確信が持てなかったのですが、その「若き女性看護師」とはまさに、ふくろう出版にもゆかりのある、あの方でした。
アメリカで看護を学び、看護師の米国資格を持つ彼女。彼女の語学力と医療分野の知識・経験を余すところなく活かしていただくことを期待して、こちらの本の翻訳にご協力いただきました。

こちらが元の日本語版

生きる力となるもの

英訳したものがこちらです。

Guide to Your Fascinating Life
翻訳には、最終的に3(~5)名の方に携わっていただきました。

それにしても、こういう活動をされている方たちを見ると、本当に頭が下がります。
人としての価値の違いを思い知らされるというか、「こんな役立たずな私、生きていていいんだろうか」ぐらいの気持ちになってしまいます(^^;)
今、自分にできることを・・・。
まったくもって余裕は無いのですが、せめて寄付ぐらい!という気持ちになりました。

ボランティアに興味のある方、特に初心者さんには、こちらがおすすめ♪

未来につながるボランティア

14.10.31

ニッポンの「カワイイ」

少し前の話になりますが、岡山県立美術館で開催中の
「光琳を慕う 中村芳中展」に行ってきました。

『光琳を慕う―中村芳中』

日本画というと、ちょっととっつきにくい印象もあるかと思いますが、芳中さんの絵は、何だかとってもカワイイのですo(*^▽^*)o
チラシにあった、ま~るいコロコロのわんこ絵が一番の目あてだったのですが、花も木も、あらゆるものが丸くて可愛かったです♪
口を開けてボーッと(?)佇む緊張感ゼロの鹿や鳥、どこかのゆるキャラみたいな子もたくさんいて、見ているこちらの口元も自然とゆるんでくるのです。
そんなステキなカワイイ展なのに、来場者は少なめで、何だかもったいないなーと思いました。
「中村芳中」といわれても、ピンとこない人は多いと思うので、もっと「カワイイ」を前面に打ち出せばいいのに、と思いました。


『かわいい琳派』

できることなら円山応挙や神坂雪佳、長沢芦雪とかの作品も集めて、「ニッポンのカワイイ展」にすれば、「日本画とかよくわかんない」っていう女子とか、もっとたくさんの人に見てもらえるのにな~、と思いました。
あ、東京ではそういうの、やってたみたいですね。
次回は岡山でも是非、開催してほしいです!!


『かわいい江戸絵画』

展覧会は、岡山県立美術館で11/3(月)まで開催中です。

芳中さんの絵の可愛らしさには現代にも通じる魅力があり、そういうものを見ていると、かわいいを愛でるメンタリティ」みたいなものは、かなり昔から、日本人には備えられていたのではないのかという気がしてきます。
そういえば、そんなことが、この本にも書かれていました。

『人びとのかたち』(改訂版)

「Kawaii」も今や、世界共通語だといわれています。
2年前のNY、感謝祭パレードで、それを実感する出来事がありました。

老舗デパート「Macy’s(メイシーズ)」主催のこのパレード。
山車やピエロ、マーチングバンドに有名キャラクターの巨大バルーンなどが、マンハッタンの中心部約4kmを練り歩くのですが、その時、栄えあるトップバッターとしてやってきたのは、なんと日本のキティちゃんなのでしたー。
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(著作権に配慮し、目線を入れております)

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観衆の大歓声を受けながら進んで行くキティバルーン。
その時、私の近くで
「Kitty cha—-n!! Ka—Wa–i—-i!!」
と叫ぶ、背の高いyoung manがいました。
この時、アメリカでのキティちゃん人気は本物、そして日本の「Kawaii」も、世界で認知されているのだと強く感じました。

この子もいました!「ピカ☆」
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この黄色い子も、大人気でしたよ!

そういえば今年、サンリオ社長から発せられた
「キティちゃんは猫じゃない」発言は、
アメリカをはじめ、世界を震撼させたようです。(^^;)
そんなキティちゃん、明日11/1は、生誕40周年のお誕生日なんだとか。
おめでとー!★:゜*☆※>(’-'*)♪オメデトウ♪(*’-')<※★:゜*☆

14.09.17

のどぐろが食べたくて(錦織選手のメンタル力)

先ごろ行われた全米オープンテニスで、アジア人初の準優勝という快挙を達成した錦織圭選手。
お魚大好き錦織選手が、帰国後一番に食べたいと言っていたのが「のどぐろ」でした。

同じくお魚大好き のどぐろLOVEな私も、すっかりのどぐろ気分が盛り上がり、
「食べたい!でも贅沢?でも食べたい!」と、ここ数日、かなり悶々としておりました。
そして、突如ひらめきました。

「決して余裕はないけれど、たまには美味しいものが食べたいのぉ(´∇`)」
そんな庶民のささやかな願いを叶えてくれる、「ふるさと納税」があるではないかー!

ご存知の方も多いと思いますが、

     任意の自治体へ寄付を行う
            ↓
 税金が控除される + 自治体からお礼の品が届く(すべての自治体ではない)

というこの制度。
控除上限額などありますが、わずかな自己負担で全国の特産品を堪能することが可能という、
なんとも「ウマい話」なのです。

そして、狙うは「のどぐろ」。
「のどぐろ」といえば北陸や山陰。錦織選手の出身地、島根県も有名です。
今回は、島根県浜田市をチョイス。
脂ノリノリの「のどぐろ」到着が、今からとても楽しみです♪

ちなみに岡山県のお礼の品は、極上の清水白桃、極上のピオーネ、シャインマスカットなど、
フルーツ王国岡山が誇る、極上フルーツ目白押しです!
美味しそう。。。(゜-、゜)ジュル
てか、絶対美味しい、間違いなく美味しいでしょう!
でも、特産品を送ってもらえるのは県外在住者のみ。残念!
県外の皆さん、うらやましいです!!
※後日訂正
県への寄付だと県外在住者対象ですが、市町村への寄付ならば当該市長村外であれば県内在住者OKでした!

岡山だと、他には千屋牛もオススメ!
松阪・近江・神戸牛のルーツといわれている、この千屋牛。とろけますよ♪
千屋牛の他、ピオーネ、キャビア、TETTAワインなどなど、B級ではなく「A級グルメ」で頑張っている岡山県新見市の特産です。
ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」

テニスのことはよく分からないのですが、錦織選手は現在のマイケル・チャンコーチの指導を受けるようになって、急激に力を発揮し始めたといわれています。
インタビューで、コーチとの関係について聞かれ
軽く洗脳してくる
と言っていたのが面白かったです(≧∇≦)
でも、それこそまさに「メンタルトレーニング」ってことですよね?
世界で戦うには特に、精神的なタフさとか、気持ちのコントロールなどが必要不可欠なのだと思います。


メンタルトレーニング入門

14.07.11

CA(キャビンアテンダント)のヒ・ミ・ツ

七夕の短冊にはいつも、「背が伸びますように!」と書いているもっちです。
  ‥…━━ *  m(゜▽゜* ) ホシニネガイヲ・・・☆彡

あと10cm、いや、せめてあと8cmでも身長があれば、そしてもう少し(少し?)若ければ、
「私もCAを目指していいですか?」
と思ってしまったかもしれません。

若い女性(男性でもOK!)のふんわりとした夢を、強い志望に変えてしまうのが、今回ご紹介する新刊『CAの方程式』です。

皆さん、「キャビンアテンダント(CA)」と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。
ちょうど先日、深田恭子主演の「キャビンアテンダント刑事」というドラマも放映されていましたが、いまだ人気の高い「憧れの職業」なのではないかと思います。
近年、契約社員採用が主流となっていましたが、ANAが過去10年間で最大規模、かつ正社員としてのCA採用を発表するなど、ここにきて状況が変わってきました。
羽田空港の国際線発着枠大幅増大やLCCの相次ぐ就航、2020年東京オリンピック決定などが追い風となり、現在、CAの需要は増えているのです!!

元シンガポール航空客室乗務員、現在はCAなど航空業界への就職を目指す人のための専門スクール代表である著者による「CAを目指す人への指南書」です。

『CAの方程式』

そして、同書にも書かれていることですが、CAさんは航空会社の顔。
一般乗客の立場からいうと、
「CAさんの印象がその航空会社の印象を決める」
といっても過言ではありません。
航空チケットをとる際も、航空会社のクチコミなどを見て、比較検討を行うということはよくあると思います。

というわけで、私の乏しい飛行機旅行経験の中から、CAさんにまつわる思い出を書いてみたいと思います。

初めての一人海外旅行。
その不安を少しでも軽減すべく、選んだのは「安心と信頼の日本ブランド(日系航空会社)」。
果たしてそれは正解でした。
エコノミー客に対しても、CAさんは皆感じよく、親切に接してくれました。

アラスカ上空を飛行中のことでした。
眠れずにいた私に、CAさんが
「ちょうど今、あちらの方にオーロラが見えますよ」
と教えてくれました。
死ぬまでに、一度は見てみたいと思っていたオーロラを、思いがけず目にすることができ、とても感激したのを覚えています。
その時のことを思い出すと今でも、「CAさん、ありがとう!」という感謝の気持ちでいっぱいになります。


『オーロラ ウォッチング ガイド』

他にも、機内食では「和」か「洋」かで、かなり迷いました。(><)
CAさんがお薦めしてくれた(和の)「かに釜飯」は本当に美味しかったです!
お薦め、ありがとう!

そしてCAさんだけでなく、グランドスタッフの方たちも皆、丁寧で感じがよかったです。
日本でも、渡航先においてもです。
「安心と信頼の日本ブランド」の地位は、私の中で確固たるものとなりました。

あっ、でも日系に限らず、良い航空会社はもちろんあると思います。
これからCAを目指すという方々には、それぞれの航空会社の良い顔となるべく、是非とも頑張っていただきたいと思います。

ところで先日7月7日は、こちら「晴れの国おかやま」も、あいにく雨の一日でした。
ですが、本来の(伝統的)七夕は旧暦7月7日。
「伝統行事を新暦で行うと季節感に合わない」
の典型が七夕ではないでしょうか。
ちょうど梅雨の時期にあたる上、七夕の主役となる星たちの高度も低い7月に比べ、旧暦七夕(今年は8月2日)の頃は梅雨もあけ、織姫星や彦星、天の川の高度も高くなり、ぐっと「七夕」らしくなるのです。
今でも田舎の方では、ひと月遅れで行うところもあるのではないでしょうか。
というわけで、旧暦七夕の8月2日、または月遅れの8月7日が晴れならば、
織姫と彦星は、会えると思います!☆彡


『旧暦で今をたのしむ「暮らし歳時記」』

14.06.20

スポーツのチカラ

普段、サッカーを見ることはほとんどないのですが、今朝、少しだけ見ていて驚いたことがあります。

それはキックオフ前、国歌斉唱時のことでした。
日本代表選手が皆、「君が代」を歌っているではありませんか。
中でも、一番しっかりと声を出して歌っていたのが本田圭佑選手。
これはかなり意外、というか、嬉しい驚きでした。


『フットボールサミット第8回 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日』

普段は特に気にしていなくても、自分のアイデンティティというか、自分がどこの何者であるのかということを、強く意識させられる場面があります。
一つは海外に行った時、そしてもう一つは、まさにワールドカップやオリンピックなど、大きな国際大会に際する時です。

他国選手のほとんどが胸に手を置き自国の国歌を歌っている中、日本人選手は口をつぐみ、ただ立っているだけ、という場面をこれまで何度も目にしてきました。
たとえ競技で良いプレーをしていたとしても、そんな姿を見ると、何だか残念な気持ちになってしまいます。
政治思想云々は関係なく、選手は国の代表として戦い、観客は自国の代表を応援する。
国歌や国旗は、そこで国民が一つになるための「よりどころ」ではないかと思うのです。

多方面で話題を提供してくださっている竹田恒泰さんの勉強会に、昨年ふくろう出版メンバーで参加し、「君が代」や他国の国歌(血なまぐさいもの多し!)について教えていただいたところだったので、その後の国家斉唱場面には結構注目していました。
子どもの頃は、ただ「地味だな~」という印象しかなかった「君が代」ですが、その歴史とか込められた意味などがよく分かりよかったです。
そして竹田さん、歌がとてもお上手なのにもビックリしました。
英語に中国語、ドイツ語やフランス語でも、各国の国歌を、朗朗と歌い上げていらっしゃいました。


『日本人はいつ日本が好きになったのか』

そして特に大きな国際大会においては、疑惑の判定やルール変更、○○協会・○○連盟など、選手を取り巻く環境に対してモヤモヤしてしまうことも多いです。
大きな感動を与えてくれた選手達の、その頑張りに応えるために、言うべきことは言い、自国の選手をちゃんと守れる組織づくりや運営が必要なのではないか、みたいなことを思うのです。

スポーツ組織とかマネジメントに興味が出てきた方に、是非おすすめしたいのがこちらです。

『体育・スポーツと経営』

そして実力通りの力を発揮するために必要なのが「メンタルの強さ」です。
「本当はできる子なのに!」
大舞台で今一つ実力を発揮できないという日本人選手は、残念ながら多い気がします。
逆にメンタル強そうだなぁと思っていたのが羽生結弦選手。
可愛らしい顔でジョニー・ウィアーデザインのフリフリ衣装を見事に着こなしてはいますが、中身はかなりの「漢(おとこ)」だと思っていました。


「ジョニー・ウィアー」


『蒼い炎』

普段から、大会でもあまり緊張しないと言っていましたが、ソチでもその言葉通りの成果をおさめてくれました。アッパレです!


『メンタルトレーニング入門』
長年メンタルトレーニングの指導や研究に携わり、トランポリンでオリンピック入賞を果たした古章子元選手、メジャーリーグでも活躍した松井秀喜元選手など、トップアスリートへの指導経験も多く持つ著者です。

14.06.19

ダニエル・キイスと多重人格、からのニーチェ

今朝のテレビで「ダニエル・キイスさん死去」のニュースが流れていました。
一瞬「誰だっけ?」と思ったのですが、これでした。

『アルジャーノンに花束を』

それとこちらも。

『24人のビリー・ミリガン』
「多重人格(解離性同一性障害)」という言葉が広く知られるようになったのも、この本がきっかけだったと思います。

多くの場合、幼児期の虐待などによる心因性であるとされ、精神医学や心理学の立場から研究が行われています。

はじめてかじる人のための心理学なるほど案内
とてもわかりやすい、初学者向け入門書。
「多重人格」の他、ドラマなどによく出てくる「快楽殺人」、「プロファイリング」などについても基礎的な解説がされています。

「多重人格(解離性同一性障害)」、「快楽殺人」、「妄想性人格障害」、「社会病質者」などなど、
アメリカンドラマには非常によく出てくる言葉です。
興味のある方に、一番のおすすめはこちら。

「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」シーズン1 コンパクト BOX [DVD]
犯行から犯人像をプロファイリングする、犯罪者の心理を分析しその闇を暴いていくという捜査手法。
事件自体は残虐なものが多いのですが、そこに至るまでの過程、過去を知ると、時には犯罪者の気持ちに共感、あるいは理解できてしまう。
と言うとちょっとひかれてしまいそうですが、とても深い人間ドラマだと思います。
登場人物もそれぞれキャラが立っていて面白い。大好きです!

毎回、冒頭と終わりに、そのエピソードを象徴するような格言が出てくるのですが、それがまたいいんです。こんな感じ。

  おまえが深淵を覗き込むとき、深淵もまたおまえを覗き返している。
                           (フリードリヒ・ニーチェ

  幸せな家庭はどれも似通っているが、不幸せな家庭は様々に不幸せである。
                                     (レフ・トルストイ)

  自らのための行いは死と共に消えるが、人や世界のための行いは永遠に生き続ける。
                                       (アルバート・パイン)

そういえば、超訳版などの出版により、数年前にはニーチェがブームになりましたね。
ニーチェについて、もっと知りたいという方におすすめしたいのがこちら。

『ニーチェ b』
学会論文の常識的レギュレーションからは逸脱した、いわば「B級」論文ばかりを意図的に集めたニーチェ関連論文集。
「a」がないのに「b」がある、というのも、いかにもニーチェ哲学にふさわしい事態であるといえます。


『ニーチェl』
新刊です。
ややマニアックであった前著『ニーチェb』よりも、比較的愛想のよい論文集。

それから、先日たまたまTVでやっていて思い出したのですが、この映画も『アルジャーノンへ花束を』に通じるものがあると思います。

「レナードの朝」
30年間、半昏睡状態にあったレナード(ロバート・デ・ニーロ)が、試験薬の投与によって、ある朝、奇跡的な目覚めを迎える・・・という実話に基づくストーリー。
ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの豪華共演ですが、何といってもデ・ニーロです。
本当に上手いなぁ、と改めて思いました。

そしてデ・ニーロといえば、隠れた名作、こちらもおすすめ。

「俺たちは天使じゃない」
若かりし日のショーン・ペンとの共演です。
全体的にはコメディ・タッチで気楽に見られるのですが、終盤にショーン・ペンが行う説教がすごくいいんです!

14.06.16

I LOVE CHOPIN!

荘厳な調べの「カノン」を聴くといつも、虫になった女の話を思い出してしまうもっちです
 

「パッヘルベルのカノン~バロック名曲集」


「蛹化(むし)の女~蜷川実花セレクション」
このジャケット写真も、耽美で退廃的な歌の世界観によく合っていると思います。

というわけで(?)、今回のテーマは「クラシック(音楽)」。
今年に入り、岡山開催のクラシックコンサートに何度か行く機会があったのですが、
Amazonさんから届いたメールを見て、クラシック月間だった1~2月のことが蘇りました。

まずは「西本智実&イルミナートフィルハーモニーオーケストラ NEW YEAR CONCERT 2014」

一度は行ってみたいと思っていた西本智実さん指揮のコンサート。
無料招待券をgetした友人の御相伴にあずかりました。ありがとー!

ドヴォルザーク「新世界より」とかも良かったのですが、

「ドヴォルザーク:交響曲第9番」

一番興奮したのはアンコール曲の「リベルタンゴ」
イルミナートフィルの為にされたというアレンジが、ものすごくかっこよかったです!カコ(・∀・)イイ!!
奏者の方達もノリノリで、楽器をグルングルン回してました。(@◇@)

「Libertango」 [CD, Import]

そして最後の曲では、西本さんが観客に向かって指揮棒を振るというサービス(?)が!
美しく颯爽たる指揮の元、場内には不思議な一体感が生まれました。

『指揮者・西本智実 静かなる革命』

続いては、「牛田智大 ピアノリサイタル」
天才少年ピアニストとしてTVなどでも度々紹介され、その可愛らしい容姿と礼儀正しい受け答えで、奥様方のハートを鷲掴みの、あの牛田君です。

か、かわいい・・・

「献呈~リスト&ショパン名曲集」(初回限定盤)(DVD付)

ショパンとリストが中心の構成でした。
演奏前のペコリ(o*。_。)o。かわいいーーー
しかし演奏が始まると、途端にその音場に引き込まれます。
まず思ったのは「ショパンが似合う!」ということ。
ショパンは昔から好きなのですが、パフォーマンスにおいてあれほどショパンが似合うと思ったのは、(浅田)真央ちゃん以来でした。
優雅でなめらかで、ホント、うっとりです。。。

真央ちゃんの「ノクターン」。
何年か前のプログラムでも使われていましたが、2013-2014年SPの「ノクターン」はさらに磨きがかかり、ほんっとに素敵でしたよね。

浅田真央『Smile』~氷上の妖精10年の軌跡~ [DVD]

愛の夢」も、すごく似合っていましたよね。牛田君も真央ちゃんも。

日本人クラシックピアニストとしては、史上最年少(12歳)でのCDデビューでした。

「愛の夢~牛田智大デビュー(初回限定盤)(DVD付)」

現在14歳。その演奏に若さはあっても、幼さを感じることはありませんでした。

ちょっと意外だったのは、リストの「ラ・カンパネラ」。
すごく良かった!圧巻でした。

そして以前より、フィギュアスケート羽生結弦選手の大ファンだと公言している牛田君。


『蒼い炎』

いつかコラボとかできるとステキですよね。
と思っていたら、先日Amazonさんにお薦めされたのが、7月発売となるこちら。

「トロイメライ~ロマンティック・ピアノ名曲集(初回限定盤)(DVD付)」

大きくなってる~~~。
「卓越したテクニックに深い音楽解釈が加わり、精神的、肉体的に著しい成長を遂げた牛田のピアノの音色を聞くことができる作品。(Amazon「商品の説明」より)」
著しい成長、まさに!1月のリサイタル時より、明らかに成長しているのが分かります。

そして注目すべきは
    12曲目、パリの散歩道
    13曲目、ロミオとジュリエット

羽生選手への応援の気持ちをこめての収録だそうです。
2人のコラボレーション実現に向けて、既に大人は動いていると思います!

そして最後は、「辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 日本ツアー2014」
辻井さんの演奏も、一度生で聞いてみたいと思っていました。
指揮者を置かず、メンバーの話し合いによって音楽を完成させるという、世界でも極めて珍しいオーケストラ、オルフェウス室内管弦楽団とのコラボレーションです。
西本さんのコンサートで、指揮者による演奏の違いというものに興味が出てきたところだったので、「指揮者のいないオーケストラ」というものにも興味津々でした。

『オルフェウスプロセス―指揮者のいないオーケストラに学ぶマルチ・リーダーシップ・マネジメント』


「辻井伸行 世界が感動した奇跡のコンクール・ドキュメント」[CD+DVD]

オーケストラとの共演も良かったのですが、一番胸に迫るものがあったのは、アンコールのソロ演奏、
ショパンの「革命のエチュード」でした。
あれ?(^^;)

結論
やっぱり、ショパンはいい!!



「英雄ポロネーズ、ラ・カンパネラ~日本ツアー≪ショパン&リスト≫ スペシャルCD 」

そして、ショパンを学術的側面から捉えたのがこちら。
ポーランドが誇る偉才、ショパンのポロネーズに関する考察ほか、4本の講演を収録。

ポロネーズをめぐって -フォーラム・ポーランド2012年会議録―

ショパン論の最前線!
『フォーラム・ポーランド2009年会議録』

2010年に生誕200周年を迎えることを記念し2009年に開かれた、フレデリック・ショパンがテーマの会議録。
「民族の作曲家としてのショパン-ある私物化の物語」、「《近代小説》の主人公としてのショパン」、「ショパンの手稿譜について」など興味深い着想による5本の講演と、パネル・ディスカッションの様子を収録。日本語版・ポーランド語版を併載しています。

6/17 追記
牛田君の「パリの散歩道」他ですが、iTunes Storeで一足先に配信されていたので聴いてみました。
「パリの散歩道」、「ロミオとジュリット」の他、真央ちゃんの「ノクターン第2番」、「愛の夢」の4曲。
牛田君自身の手によるという編曲が、どれもすごく良かった!絶品です!