▼‘アート’ カテゴリーのアーカイブ

13.06.10

フジコから始まる音楽の旅(JOURNEY)

音楽のある生活、っていいものですね♪
私は元々、特別音楽が好き!というわけではなかったのですが、
今年5月は、結果的に「音楽強化月間」となりました。

はじまりはフジコ。
もう何年前になるのでしょう。とあるドキュメンタリー番組で紹介されてから、そのドラマティックな人生とあいまって、一躍人気となったフジコ・ヘミング。
彼女の「ラ・カンパネラ」を、いつか生で聞いてみたいとずっと思っていました。
岡山に来てくれると知り、(フジコの)年齢的なことも考え、ついにその「いつか」を決行することになったのです。


「フジコ ~あるピアニストの軌跡~」[DVD]

「奇跡のカンパネラ」[CD]

200年前のものだというゴージャス&シックなフランス製アンティークドレスで登場したフジコ。
すごく似合っていて素敵でした☆
そして演奏がはじまり・・・・・・。
良かったぁ・・・。(´Д`)ハァ…
正直、ちょっと「あれ?」と思ってしまった部分もあったのですが、
きっとそれらも含めてのフジコなのだと思います。
独特の表情がつけられた彼女の演奏は力強くも温かく、ときに切なく、涙を誘う。(;△;)
楽しみにしていた「ラ・カンパネラ」はもちろんのこと、ショパンもすごく良かったです。
ショパンは昔から好きでCDも持ってはいるのですが、フジコが奏でるショパンでなければ、もう満足できない体になってしまった気がします。

「憂愁のノクターン」[CD]
ノクターンがもっと入ってるといいのに!

そして翌週末は、
大野雄二&ルパンティック・ファイブによる「ルパンティック ジャズ・ナイト」
奇しくも、前週からの「ふじこ」つながり(フジコvs.不二子)でした!

私は純粋に音を楽しみ、「やっぱジャズ、かっけ~!(格好いい)」と心の中でつぶやきつつ堪能していたのですが、ルパンファンの方ならさらに思い入れたっぷりに楽しめたのだろうと思います。

そうそう、メンバーの中に、ボストンのバークリー音楽大学に留学歴ありという人がいて、昨年訪れたボストンのことが思い出されました。
ニューヨークの駅や街角で演奏していた人たちは、いかにもストリートミュージシャンって感じの風貌(偏見?)だったのですが、ボストンで見かけたのは、ちょっとええとこの学生さん風で、有名な音楽大学に通っている若者かしら?なんて思っていたんです。

LUPIN THE THIRD「JAZZ」

続いては、音楽ドキュメンタリー映画を2本鑑賞。

まずは「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」
無名のフィリピン人シンガーだったアーネルが、新しいリードボーカルを探していたジャーニー(JOURNEY)のメンバーによってYouTubeで見出され、新ボーカルとして迎えられる!
ネット時代ならではのサクセス・ストーリーです。

人は生まれながらにして平等ではないし、努力が報われるとも限らない。
でもだからこそ、ごくごくまれに、諦めなければ夢をつかめることもある、そんなおとぎ話に激しく胸が躍るのです。o(^o^)o ワクワク

「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」 [DVD]

「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」 [Blu-ray]

小柄で童顔、「いかにもアジアン」な彼が、40歳にしてつかんだアメリカン・ドリーム。
「Don’t Stop Believin’」の歌詞は、彼の人生にリンクする。

だけどこの映画は、ただのサクセスストーリーに留まらない。
メンバーが語る「成功に伴う代償」の話は興味深く、ジャーニー(JOURNEY)というバンドが抱えていた問題、それゆえの葛藤やプレッシャーなどもリアルに感じることができました。
そして何より、アーネルの伸びやかな歌声は心地よく、小さな体でステージを飛び跳ね、キラキラした瞳で走り回る姿に魅了される。
そしてサラリと語る過去の断片、謙虚で真摯な姿勢に胸を打たれる。o(iДi)o
彼を見つめるおじさまメンバーが、すごくうれしそうで、優しい目をしていたのも印象的。

「LIVE IN MANILA」 (BLU-RAY) (2010)

「Live in Manila」 [DVD] [Import] (2009)

彼らの旅(JOURNEY)はまだまだ続く。
苦労に苦労を重ねてきたからこそ、完璧な幸せなどない、人生にはトラブルがつきものだということを、アーネルはよく分かっている。
彼がやっと掴んだ幸せが、どうか少しでも長く続きますように、彼の周囲が少しでも平穏でありますように、数多の誘惑にも負けることがありませんようにと、願わずにはいられない。

オールドファンのみならず、私のように「glee」からジャーニーに入りました、というような人でも、十分に熱くなれる映画だと思います♪

「glee/グリー 踊る♪合唱部!?」 vol.1 [DVD]

Glee: the Music-Journey to Regionals Ep [EP, Import]

「グリー 踊る♪合唱部!?」<シーズン1>Volume 1 [Soundtrack]

そしてもう1作は「シュガーマン」
こちらも永い不遇の末に起きた奇跡のお話。

「シュガーマン 奇跡に愛された男」 [DVD]


「シュガーマン 奇跡に愛された男」 [Blu-ray]

印象に残っているシーンの中に、「シュガーマン」ことロドリゲスが、土木作業の仕事に行く際も、スーツ姿で格好良く出勤していたというエピソードがありました。
それは決して「格好ばかり気にして」とかそういう話ではなく、姿勢の問題なのです。

そして思い出したのが、昔ドキュメンタリー番組で見た、あるホームレス男性のこと。
小奇麗なシャツを着て、丁寧に入れたお茶を飲みながら折り畳みチェアに座って本を読むその姿は、普通の、というかむしろ、休暇にアウトドアを楽しむ上品な紳士といった風情でした。野宿生活であっても毎日きちんと身なりを整え、意識して規律ある生活を心がけていると言っていました。

昔東京で出会った「ビッグイシュー(※)」販売員さんにもそんな人がいました。
それ以前に大阪で見かけた販売員さんは、ちょっと近寄りづらい雰囲気で、気弱な私は声を掛けることができなかったのですが、東京で出会ったその人は、身奇麗でとても感じがよく、何でこの人が?と思ってしまうような人でした。もっと近ければ定期購読者になって応援するのにと、残念に思う反面、きっとこの人なら大丈夫だろう(這い上がれるだろう)とも思いました。

易きに流されがちなのが人間です。
もしも縛りがなくなれば、私なんてどんどん自堕落番長になってしまいそうで怖いです。
どんな状況にあっても、その場でできることに身を尽くし、自分を律することができる人って、すごく尊敬します。

※「ビッグイシュー」:ホームレスの自立を支援する雑誌。
  ホームレス自身が路上販売し、1冊300円の内160円が販売者の収入となる。

『ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦―THE BIG ISSUE JAPAN』

『ビッグイシューの挑戦』

そして、どんなに周りの状況が変わっても、ブレない男、ロドリゲス氏は、招待されたアカデミー賞受賞式への出席も、(土木の)仕事があるからと断ったのだそうです。カコ(・∀・)イイ!!

映画の中で、印税のことだけがどうしてもモヤモヤと気になっていたのですが、このサントラの売上は、ちゃんとロドリゲスさんに渡るそうです。みんな、ポチってあげて!

「シュガーマン 奇跡に愛された男」オリジナル・サウンドトラック

13.02.22

 ネロが焦がれたルーベンス + 「怖い絵」

今日も仕事が終わらない。
パトラッシュ、僕はもう疲れたよ・・・。


『フランダースの犬 』

完結版『フランダースの犬 』DVD

あの時のネロと同じような気持ち(?)で、私も今、ルーベンスの絵を眺めています。
デスクに置いた卓上カレンダー。「大エルミタージュ美術館展」で昨年購入したものですが、2月を飾っているのが、ちょうどルーベンスの絵だったのです。
(ネロが見たのとは別の絵ですが)

前ブログで書いた名古屋遠征。実はミュージカル観劇の他に、この展覧会(in名古屋市美術館)訪問も目的の一つでした。

訪れたのは、『怖い絵』シリーズなどでお馴染み、中野京子氏の記念講演開催日。
到着した開演1時間前には既に満席。さすが中野先生、大人気です!
私は立ち見で参加しました。


『怖い絵 泣く女篇』文庫

「絵を見るのに理屈なんていらない。ただ感じればいいんだ。」という人がいます。
確かにそういう絵もあるのでしょう。でも、絵を描くことに意味があった時代、その時代特有の風俗や背景を知らなければ、感じるものも感じられない。
そんなことを教えてくれたのが中野氏でした。


「たとえばドガの踊り子の絵。当時のパリの常識では現代と全く異なりバレエはオペラの添え物でしかなく、バレリーナは下層階級出身の、娼婦と変わりない存在でした。それを知っているといないのとでは、ドガの作品が与える印象は180度といっていいほど違ってくるのではないでしょうか。」

                            (中野京子著『「怖い絵」で人間を読む』より)

絵画を「読み解く」ということ。
私のように絵心皆無な人間にとって、ただ「感じろ」というのは存外にハードルが高いもの。
だけど時代背景や人物の関係性などの予備知識を持って、そこに込められただろう想い、繰り広げられたかもしれないドラマを妄想しながら眺めることを始めると、それが俄然面白くなってくるのですo(*^^*)o。


『「怖い絵」で人間を読む』
お話は面白く、サインもいただき、満足しました

「歴史は勝者が作るもの。」
「見方を変えれば、物事はまったく違ったふうに見えてくる。」

講演会での中野氏の言葉はウィキッドにつながり、また以前聴いた吉村作治氏講演会でのお話も思い出されました。

「海の魚たちを描いた壁画(とか道具)があったとする。それを見た人はまず、昔この辺りは海に近かったのだと思うだろう。でも実際にはその時代、そこは海からかなり離れていたことが分かったりする。遠いからこそ、めったにお目にかかれないからこそ、いつか見た(聞いた)海や魚に憧れる。身近にあるものでなく、憧れや渇望を描き残すということもある。」
その話を聞いた時、「目から鱗」がボロボロとこぼれ落ちたような気がしました。
魚だけに・・・・・・(^^;) 。


『ルーベンス ネロが最後に見た天使』

ネロも焦がれたルーベンス。
カレンダー掲載作品の他、展示の中にあったのが「ローマの慈愛」。
これがなかなかの衝撃作でした(゚д゚)。
「これぞ究極の慈悲!親子の絆!」と感動する人もいるのでしょうが、人間が未熟だからか、母性が欠けているせいか、私は生理的にちょっと・・・と思ってしまいました。
ネロ、ごめん。

とはいえ、巨匠といわれる画家たちでも、ゴッホをはじめ生前ほとんど評価されていなかったという人は多く、逆に現役時代は人気があっても、それが後世まで続くという人もまた、まれだといいます。
生前から名声を博し、現在に至るまで高い人気を保ち続けているルーベンスが、とても稀有な存在であることは間違いありません。

ルーベンスの他にもレンブラントやモネ、セザンヌ、ピカソ、マティスなど、時代・ジャンル共に幅広い作品が展示されていました。
レンブラントがよかったなぁ。

公式MOOK

『ロマノフ王朝の至宝』

12.10.22

 いいプレイをする奴なら、
     肌が緑色の奴でも雇うぜ

またまたお久しぶりです。
終わらない繁忙期、・・・。追われ続ける日々・・・。
いつか・・・、落ち着ける日は来るのでしょうか。
というわけで、気分転換に久しぶりのブログ投稿です。

9月の始め、名古屋に行ってきました。
メイン目的は、ミュージカル「ウィキッド」を見ること。
実は本場ブロードウェイでミュージカルを見る!という野望があり、そのための予習だったのですが、数ある作品の中で、なぜ「ウィキッド」なのかといいますと・・・、
アメリカンドラマによく出てくるから
「アグリー・ベティ」しかり、「glee」しかりです。

アメリカでは、ミュージカルなどのショービジネスが生活に浸透しているのだろうなと思うと共に、そこに登場する作品を知れば、きっとドラマもさらに深く味わえるだろうと思ったのです。

「アグリー・ベティ シーズン1」コンパクトBOX [DVD]

観劇したのは千秋楽の前日。
千秋楽1週間前からカーテンコールがスペシャルバージョンになるということもあってか、常連さんと思しき人の姿が多く、初心者の私は少々緊張しておりました。
ですが、結果、すごく、すごく良かったです!!!
ありきたりすぎる台詞は使いたくないけど、でもまさに
「感動をありがとう!」って感じでした。
一幕終わりの曲「自由を求めて」(原題は「Defying Gravity」)は特に素晴らしく、心が震えました。感涙。・゜゜・o(iДi)o・゜゜・。
休憩時間に入ってからもしばらく動けず、ぼーっと余韻に浸っておりました。

「glee」で、レイチェルとカートが歌姫対決した時の曲がこの「Defying Gravity」。
あのエピもよかった☆

「glee/グリー」DVDコレクターズBOX

グリー 踊る♪合唱部!?<シーズン1>Volume 1 [Soundtrack]
   

「ウィキッド」は『オズの魔法使い』のプロローグというかアナザーストーリー。
少女ドロシーが出会った二人の魔女(西の悪い魔女エルファバと南の良い魔女グリンダ)が主人公。
緑色の肌と魔法の力を持って生まれ、自由と正義を求めたはずの少女エルファバが、なぜ邪悪な魔女と呼ばれるようになったのかを描いた物語です。

『オズの魔法使い』

「オズの魔法使」特別版 [DVD]

   

児童文学がモチーフとはいえ、これが侮れません。
正義とは何か。多数派=善なのか。そんなことを問いかけられる。
幅広い世代で根強い人気を誇っているのが分かる気がしました。

権力を守るためにわざと「共通の敵」を作るという、今もよくある政治手法。
「歴史は勝者が作るもの。それが真実かどうかは分からない」
数時間前に聞いた中野京子先生の言葉がよみがえりました。

世間一般では「多くの人が信じたもの」が正しく、真実であるとされる。
とりわけ日本人は「みんな」という言葉に弱く、「みんな」の決めた事柄には、常に絶対的権威と正当性が与えられてきた。
数ヶ月前に刊行されたこの本の中にも、そんな「みんなの力」の強さと危険性、「〈みんなで決めたことだから正しい〉という判断基準について」書かれている部分がありました。
とても読みやすくて面白いと思います

権力の社会学

 .

「みんな、頭からっぽだから、何だって信じるんだ」フィエロの言葉。
皆が考えることをやめた時、与えられるものをただ享受し、疑問を持つことをやめた時・・・。
そんな映画もありました。

これも結構おもしろかったです。

『26世紀青年』DVD

大満足だった「ウィキッド」初観劇。
ブロードウェーへの期待もますます膨らみましたo(*^▽^*)o~♪


ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版

11.11.20

オーストリア皇太子 フランツ・フェルディナント公とその時代めぐって2題

オーストリア「皇太子」の日本訪問 訳・著 渡辺 肇

オーストリア「皇太子」の日本訪問 訳・著 渡辺 肇



新刊!『オーストリア「皇太子」の日本訪問』 ただし非売品です…

10月、1冊の書籍が完成しました。

         『オーストリア「皇太子」の日本訪問』

弊社の書棚に乗ることのない「新刊」です。
著者は渡辺 肇(はじむ)倉敷芸術科学大学教授。国際金融を専門とするベテラン研究者です。書棚に乗ることがない、とは図書コードの付いていない自費出版の形なんです。

書籍の中核をなすのは、国賓として明治時代中期の日本を訪問したオーストリア皇太子 フランツ・フェルディナントの著した訪問記の日本語訳。その他、渡辺教授による欧州訪問記5編が収められています。

フランツ・フェルディナント公(文中写真)

フランツ・フェルディナント公(文中写真)


1914年6月28日にサラエボ市内で暗殺された事件が第一次世界大戦の発端となったことで知られるオーストリア皇太子 フランツ・フェルディナントは、1893(明治26)年8月に日本を訪問し、長崎から熊本、京都、大阪、奈良、名古屋、箱根、東京、横浜などをめぐって宮城に明治天皇を表敬訪問もしています。自ら筆を取り、紀行文として書かれた本稿には日本の国内の様子が詳細に描写されていて、数多くの写真も付されています。当時を伝える貴重な史料として価値あるものです。

最近、書店でもこうした史料を書籍化したものをたくさん見かけますが、それらと見比べても資料の貴重さという点でそん色ないと思われますし、訳者はかつて企業のウイーン支社長として赴任した経験を持ち現地の文化にも造詣が深い人物なので、現地でしか見ることのできない写真も数多く紹介されていて(現地の公立博物館より許諾を得て転載)、非常に充実した内容となっています。

装丁も含め、売り本として十分に成立する水準だけに、担当者としては図書コードなしという点のみが気分的にやや複雑…。

文中の写真ページ1

 文中の写真ページ1


航海時の服装や船上の様子がよく伝わってきます。
暗殺された時に乗っていた乗用車や着用していて血染めになった軍服は、保存・展示されているのですね(ウイーン軍事史博物館)。

文中の写真ページ2

 文中の写真ページ2


他にも、熊本城、名古屋城など日本国内の名所が当時の姿で収められた写真、大阪・梅田駅などの今とは全く様子の異なる様が映っている写真など、貴重なショットが満載です。


最近こうした書籍をたくさん見かけますが、
史料としての貴重さではそん色ないはず。
でも、残念ながらご購入いただくことはできません…。



美しい映像と頑固で冷徹なハネケ・ワールド

2009年、カンヌ映画祭のグランプリ「パルム・ドール」を受賞したミヒャエル・ハネケ監督のドイツ映画
        「白いリボン」

は、フランツ・フェルディナント公夫妻がサラエボで暗殺されて第一次世界大戦の開戦へと流れゆく時代のドイツ北部の農村を舞台にしたドラマです。

淡淡とした展開、美しい農村の風景とセピア調の自然光を生かした映像の中に、人の「心」の脆さというか些細なきっかけで地域の信頼関係が崩れる様が描かれた、観る者に不安感を抱かせるような映画、エンターテインメント性を徹底して排除したハネケ監督らしい作品です。
ドイツの寒村で続けざまに起こる小さな事件が積み重なり、住民が互いの信頼関係の喪失に追い込まれていくさま、支配する立場の者たちが無意識のうちにどんどんと弱者を追いこんでいくさまが描かれていて、忍び寄る不穏な時代の空気をうかがわせる…といったトーンです。

過剰な演出は一切なく、音楽も劇中の讃美歌を除いては一切使われていません。長回しのシーンも多いので、出演者にとっては緊張を強いられる現場だったのかなーとうかがえます。
作品の質感こそ全く異なるものの、その演出のみをとれば、日本の生んだ映画界の巨星、小津安二郎監督の影響も垣間見えました。2人の登場人物が会話するシーンでカメラの位置が右、左、右、左と入れ替わる、小津監督お得意のカメラワークもしっかり引用されていました。

この映画、一言でテーマを語ることはもちろんできませんが、とっさに浮かんだのは

         『北風』はダメ!  『北風』はダメ!  『太陽』で!

てな言葉でした。
乱暴なまとめ方ですみません。だけど、真理だと思います。さすがハネケ監督。



[2009年ドイツ 監督:ミヒャエル・ハネケ]

※ 誰でも知っているような著名な俳優さんは1人も出演していないし、最初は登場人物の相関関係を頭で整理するのに苦労しました。2度、3度と繰り返し観ていくうちに、だんだんとその怖さ、不安さが見えてきます。時間をかけてじっくり鑑賞するのがお勧めです。
公式サイトはこちらです。

11.09.16

音楽の話をしよう-10代のための音楽講座-新刊のご案内です!

音楽の話をしよう-10代のための音楽講座-

音楽の話をしよう              -10代のための音楽講座-


このほど、チャーミングでユニークなエッセイ集を刊行いたしました。
著者は広島県生まれ、2004年から2007年まではアムステルダムに拠点を置いて活動してきた音楽家 寺内 大輔氏。広島大学教育学部で講師をお務めです(公式サイト)。

   ・独奏曲、管弦楽曲、校歌や映画・イベント・ゲームソフト等のBGMなど
     50曲を超すオリジナル曲の作曲
   ・独演会、バンド演奏、書道家やダンサーらとのコラボレーションなど
     多様なスタイルによる国内外での200回近くにおよぶ演奏会への出演
   ・幅広い年代層を対象にした音楽教育活動

など、多様な音楽活動に積極的に取り組んできた経歴をお持ちです。著者経歴(スライドショー)はこちらにもあります(YouTube)。
その音楽、世界観は独自のもので、とても「~音楽」と括れるものではないし、一口では言い表せない、聞く人の感性に直接訴えてくる自由なもの。
このほど完成した
『音楽の話をしよう-10代のための音楽講座-』
は、そんな著者が10代を中心としたこれから音楽を学んでいってほしい世代を読者の中心に見据えて音楽の楽しさ、表現の自由さについて説いたエッセイ集です。

目を引くのは、これまた独特のタッチで個性あふれる挿画の数数。
小学館『ヤングサンデー』講談社『ヤングマガジン』青林社『ガロ』など国内を代表する雑誌で幾多のコンクール入選歴を誇り、連載4コマ漫画、広告漫画、教材漫画、コンビニ本、デコメ素材、イラスト等を手掛ける多忙なイラストレーター
門倉 フリッツ 貴浩氏公式サイト)。

2011091518110000

2人の気鋭のクリエイターが互いの芸術性を融和させた頭にも目にも新鮮な一冊です。


陰影の濃いモノトーンの写真も深く印象に残ります。

陰影の濃いモノトーンの写真も深く印象に残ります。


こんな、いやし感あふれるイラストもあります。

こんな、いやし感あふれるイラストもあります。



そんな個性あふれる内容をまとめ、簡潔で読みやすい紙面を構成してくださった
“アトリエてがき”戸次 祥子様公式サイト)。
門倉氏のイラストをフィーチャーしたひときわ目をひく装丁も担当されています。
素材を生かしたコラージュや温かみのある版画作品を数多く手がけていらっしゃいます。

扉の先はちょっとした『異空間』です

扉の先はちょっとした『異空間』です



『10代のための』と銘打ってはおりますが、老若男女を問わず、音楽に関心のある方をはじめ、多様な観点から楽しめる1冊に仕上がりました。税込定価1,890円で、広島県内を中心に各書店で発売中!オンラインストアでももちろんご購入いただけます。中秋の名月も過ぎて徐徐に涼しくなってくるこれからの季節、夜長のお供にいかがですか?

[著者によるコピーより]
人は,何のために音楽を聴くのだろう。
何のために歌い,奏で,音楽を作るのだろう。
音楽とぼく達とは,どんな風に付き合っているのだろう。
「音楽とはこういうものだ」という概念を問い直し
音楽とぼく達との関係をもっと自由にするための話―――まずは耳を澄ますことから。





7月下旬から8月そして9月上旬と、担当した物件が立て続けに校了~刊行となり、いつになくせわしない夏の時間を過ごしました(書きながら思うけど“せわしない”って夏には似つかわしくない言葉だな…)。
せわしなさはまた現在進行形でもあるのですが、特派員である私にとってこの時期は来年以降に向けた新たな先生方、新たな書籍との出会いを求めて旅に出る大切な時期。
これからしばらくは“渡り鳥”人生かな。

9月15日は愛媛県に出張。ランチタイムに瀬戸内海の斎灘(いつきなだ)で。対岸は広島県

9月15日は愛媛県に出張。ランチタイムに瀬戸内海の斎灘(いつきなだ)で。対岸は広島県

11.08.19

ヨハネス・フェルメールからのラブレター

お盆休みを利用して、現在京都市美術館で公開されている「フェルメールからのラブレター展」に行ってきました。

フェルメールの得意とする光の描写と考え抜かれた構図、青や黄色の美しい色づかいで描かれた、3作品(そのうち1点は日本初公開!)が今回の展示の一番の見どころです。

 

フェルメールの絵は日本では特別扱いされますが、ヨーロッパでは大部屋に飾られる、その他大勢の中の1枚としての存在でしかありません。でも、その他の中でもフェルメールの”光”の描写に特別なものを感じるのは私だけではないはず!!

 

絵に関して知識のない私ですが、
真夏の京都にて巨匠画家の絵画を堪能してきました。(^ー^)/

 

「フェルメールからのラブレター展」
京都市立美術館 2011年10月16日まで。宮城、東京でも順次開催されます。

http://vermeer-message.com/

 

フェルメールの絵を題材にした映画もあります。

10.12.13

恐竜と瀬戸内アート

師走です。
またまたご無沙汰してしまいました。
時間経ちすぎですが、失われた4ヶ月間にあったメインイベント2つについて、少し書いてみようと思います。

 

前回、岡山で開かれた恐竜展のことを書きましたが、実はその後東京の恐竜展にも行ってきました。

 

「地球最古の恐竜展」
会場:六本木ヒルズ森タワー 森アーツセンターギャラリー
期間:2010年7月10日~9月26日

 

一番の目当ては、東京タワーなどキラキラの夜景をバックに恐竜(骨格標本)を眺められるという素敵コーナー

だけど実は、お写真スポットを間違えていて、目的の夜景バック恐竜写真は撮ることができなかったのです。すごいキレイだったのに・・・_||

何となくの雰囲気だけでもお伝えできるでしょうか・・・?

e68190e7ab9cefbc91

e68190e7ab9cefbc92

e68190e7ab9cefbc93

e68190e7ab9cefbc94

 

「恐竜BAR」

恐竜と夜景を見ながら、お酒を飲むことができるスポット。

グラスの上に乗っている黒い球体はぶどう(だったと思う)。

e68190e7ab9cefbc95

e68190e7ab9cefbc96

 

CG映像も豊富、照明も凝っていて、お金かかってそうな感じでした。

e68190e7ab9cefbc97

e68190e7ab9cefbc981

 

食べられてます。キャー!!

e68190e7ab9cefbc91efbc92

 

NHKで放送されていた関連番組で見られた方も多いと思いますが、

哺乳類のご先祖様って、つくづく残念な感じですよねぇ。

e68190e7ab9cefbc991

アップでどうぞ。

e68190e7ab9cefbc91efbc90

エンターテイメントとしては面白い!

でも林原さんみたいに説明してくれる人とかはいなかったので、知的好奇心をくすぐってくれる度は、岡山の恐竜ラボに軍配を上げたいと思います。

 

「NHKスペシャル 恐竜絶滅 ほ乳類の戦い」DVD-BOX

  
「NHKスペシャル 恐竜絶滅 ほ乳類の戦い」ブルーレイBOX

 

 

「恐竜大研究」DVD

 

 

 

 

秋には、瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。
近いので、日帰りで何回か行こうと思っていたのですが、暑すぎて気力がわかなかったり、友人と予定が合わなかったりで、結局1日のみ、男木島、女木島の2島をめぐりました。
アート自体は正直「??」なものもありましたが、島はすごく良かった!特に男木島。

島自体の雰囲気が素敵なんです。また行きたい!

e3818ae3818eefbc91

e3818ae3818eefbc93

 

 

e3818ae3818eefbc94

細い路地の坂道が多く、尾道にもちょっと雰囲気が似ているかも。

e3818ae3818eefbc95

 

e3818ae3818eefbc96

e3818ae3818eefbc97

e3818ae3818eefbc98

眺めていると、住民らしき人が窓から顔をのぞかせ「○時になったらここから水が流れるのよ」などと教えてくださる。和む(。◕∀◕。)
e3818ae3818eefbc99

 

民家の庭先にこういうの↓があったりするんですが、アート作品なのか住民の趣味のものなのか、ちょっと迷う・・・。

e3818ae3818eefbc91efbc90

 

 

かぼちゃアート??

e3818ae3818eefbc91efbc91

 

e3818ae3818eefbc91efbc92

 

女木島(鬼ヶ島)の洞窟も面白かった。

だけど、桃太郎伝説発祥の地と主張している岡山県人としては、女木のそれを認めてよいものかどうか(女木島は香川県)、ちょっと複雑(^^;

 

こんな鬼が出迎えてくれる。

e38281e3818eefbc91

いざ、洞窟へ。

e38281e3818eefbc92

 

会議中の鬼たち。全然怖くないんですけど。

e38281e3818eefbc93

 

あっ、娘っ子が囚われている。これは怖いかも。

e38281e3818eefbc94

 

洞窟内のアート

e38281e3818eefbc95

壁面に映るシルエットがきれい!

e38281e3818eefbc96

 

あれ?和解?

e38281e3818eefbc97

にこやかな鬼に見送られ、洞窟の外へ。

e38281e3818eefbc98

 

そこは絶景!

e38281e3818eefbc99

e38281e3818eefbc91efbc90

 

港には帆船ピアノ

e38281e3818eefbc91efbc91

 

そしてモアイ・・・。

e38281e3818eefbc91efbc92

 

カモメたち

e38281e3818eefbc91efbc93

 

e38281e3818eefbc91efbc94

e38281e3818eefbc91efbc95

 

概ね楽しい島旅だったのですが、残念だったのが交通の便。

期間中だけでももっとフェリー増やしてほしかった。JRも。

直島に渡るには宇野港(岡山県)からが近いのですが、宇野線(岡山-宇野)、本数少なすぎ。フェリーとの連絡も悪すぎ。駅前何もなさすぎ。せっかく県外からも人いっぱい来てるのにもったいない。
今回の芸術祭は来場93万人。予想は30万人だったそうですから、想定外のことに対応しきれなかったのかもしれませんが・・・。
それにしても惜しい。
地図とかHPももっとわかりやすくできただろうし、何か色々と惜しい。

 

だけど一番惜しかったのはこの私。
公式ガイドブックを購入し、ネットでも情報収集。おやつを買い、JR、フェリーの乗り換え時間、移動コースなど、事前に計画を練りに練り(というほどでもないが)、途中まではすごく順調に進んでいました。が、最後の最後にワナが・・・。

 

予定では、島を発って夜7時前には高松に着き、何か美味しいものでも食べているはずでした。10~11時には余裕で岡山に帰れていたはず。
がしかし、7時過ぎに私たちが食べていたのはカップラーメン。

何も無い、女木島のフェリー乗り場(待合室)で。
間違えたんです。
ちっちゃく書かれた「夏期臨時便」という文字を見逃していた。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
次の(最終)フェリーまで3時間以上、日の暮れた女木島で過ごすことに・・・。
ごめんよーーー。友人Y。

 

島の夜は早い。祭期間中だろうが、構わず早い。
待合室の食堂は既に閉店。持参していたパンやお菓子も完食しており、何か食べ物をと、とっぷりと日の暮れた島内を回ってみましたが、18時過ぎ、食事のできるところは無し。
そしてそんなフェリー難民を受け入れてくれるのは、そう、待合室だけ。
何も無いなんて言ってごめんなさい。明かりがあり、雨風しのげるだけで御の字です。
待合室で売られていた唯一の食料、それがカップラーメンでした。
侘しさと切なさと心強さと、様々に交錯する思いですすったあの時のカップラーメンを、私は生涯忘れないだろう・・・。

 

それにしても2,3種類あったカップラーメン、すべてが「味噌味」だったのは何でか?

 

美術手帖6月号増刊 「瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック 」


09.08.18

ラケットが欲しい!!

ブリヂストンラケットの試打をしてみた。
これはブリヂストンに申し込むと、10日間ぐらいラケットを貸してくれるもので、僕は今回X−ブレードやデュアルコイルなど5種類のラケットを試してみた。
これはテニスをしない人から見ると、そんなにラケットいっぱい持ってきて、どこが違うの?といったレベルの差かもしれない。
x-blade-1
実際、X-ブレードフォースMPとゼロMPでは、重さが4g(1円玉4枚!)違って、バランスが2mm違うだけであった。
ところが、これがびっくりするぐらい違うのである。
x-blade-2
もちろんフォースとゼロでは、重さやバランスだけの違いではなく、素材や構造が違うのであるが、それにしてもなんでこんなに違うのか?
x-blade-4
フォースは重さが317gでバランスが309mm。ゼロが321gのバランス311mmであったのだが、僕にはフォースは少し軽すぎて、ゼロは少し重すぎた。
では間をとって、重さが319gでバランスが310mmならいいのかというと、そんなに単純なものでもないのである。
この「重い」とか「軽い」という「感じ」は単純に重さだけではないようだ。ラケットの場合は・・・。
つまりフォースの方がパワーがあってボールがよく飛ぶのだ。それに比べてゼロはラケットがしなって、あまり飛ばない。
同じだけボールを飛ばそうとすると、ゼロのほうが力がいる。だからより重く感じるのだと思う。
それにゼロの方がフレームが細いのにフォースより重い。要するに密度が高い。そんなことも関係しているのかもしれない。
家で素振りをしてみたときは、ゼロの方がいい感じだったのだが・・・実際に使ってみると、僕には荷が重い。
フォースMPは、素振りだけの時は、これは「ないな」と思っていたけど、実際にはこれが一番使いやすかった。
じゃあフォースMPがいいのか?
でもフォースで打った球は「軽い」気がするのだ。
x-blade-31
ゼロの方が球が伸びている感じがするのである。
うーむ。足して2で割ろうか・・・。
***
そしてラケットを選ぶ基準は、性能だけではない。見た目も大事である。
かっこわるいラケットでは、テニスをする気もなくなる。
さてX-ブレードのデザインであるが・・・
僕は嫌いじゃない。
でも女の子受けはしないと思う。
ちょっと戦闘機っぽいというかレースカーっぽいというか・・・
まあ男のデザインですね。
塗装とかレタリングとか、粗い所もあるのだが、そこも兵器と考えれば許せるかな。
結構他のラケットとは一線を画していると思う。
僕の本業は本のデザインであるが、ラケットとかもデザインしてみたいな。と思わせるようなラケットなのである。
***
ちなみに戦闘機っぽいとはこんな感じ。

ね。それっぽいと思いませんか?

09.08.11

“leg godt” LEGOで遊ぼう!

僕のレゴ歴は長い。
始めたのは幼稚園か小学1年生の頃だと思う。
数年してあまり作らなくなったが、9歳離れた弟が生まれたため、彼と一緒に作ることに・・・。
そして今では、自分の息子たちと一緒に作っている。
こんなに長い間、同じ玩具で遊べる。そこがレゴの凄いところである。
ウィキペディアによれば、46年前のレゴと現代のレゴでも組み合わせることが出来るとか。
いずれ生まれるだろう僕の孫とも一緒に遊べるかな?
***
lego-4
そして僕にとってレゴの基本中の基本のパーツがこれである。
“レゴ”と聞くと、このパーツが思い浮かぶ。
しかも「赤」でなくてはいけない。
パーツの一つがもはやアイコンになっている。
玩具でもありアートでもありうるのがレゴである。
***
lego-5
そもそも僕の子どもの頃は、こんな分厚いパーツがほとんどだった。
だから、出来上がったものは、実際の形とは、かなりかけ離れていて、かなりの部分を想像力で補う必要があった。
だからこそ、昔のもののほうが、よりアートに近いといえるかもしれない。
lego-6
現代のコンピュータのドット絵にも通じる、抽象性と、ミニマリズム。
そこがよかったのだと思う。
***
僕の弟の時代になると、かなりパーツの種類も増えてきて、薄い板のようなパーツや、尖ったパーツ、透明なパーツなど、様々なパーツが作られて、かなりリアルなものが作れるようになってきた。
そうなると、新しいパーツを使いたがるのが人というもので、もっさりとした分厚いパーツはほとんど使わなくなってしまった。
LEGO社も一時期はその傾向が進みすぎて、ほとんど専用パーツで他のものに流用できないようなパーツを作っている時期があったが、最近では少し改められているようである。
説明書どうりにつくるのも、LEGOの一つの楽しみではあるが、本当の楽しみは、それを壊して、そのパーツを使い、まったく新しい物を作り出すことにあるように思う。
自分で考えて、自分でデザインして、試行錯誤を繰り替えす。
そこが一番楽しい。お仕着せのパーツはいらない。
***
前にも述べたように、僕のLEGOキャリアは相当なもので、自称レゴマイスターだったのだが、最近その存在を脅かすものが現れた。
我が家の息子たちである。
これが家の長男の作ったF1である。
lego-1
lego-2
lego-3
「レゴマイスター」から見てもなかなかの出来だ。
もちろんこれは、F1用のパーツで作ったものではなく、「恐竜」や「トラック」その他のパーツを流用して、彼が自分で作ったものだ。
F1のカレンダーを見ながら、パーツを探して組み立てていた。
だからオリジナルデザインではないのだが、今の段階では充分である。
そしていずれ全て自分のデザインで作れるようになれば、一人前だね。
レゴマイスタージュニアの称号を与えてもいい。
***
ちなみにこの僕「レゴマイスター」の作った「現代版複葉機」を紹介したかったのだが・・・
子どもたちにパーツを奪われ壊されてしまった。(涙)
しかし、この作っては壊すという儚さもまた、レゴの魅力であるのだな。

09.06.24

『岡山GOGOグルメ隊!』絶賛発売中!

絵の力ってすごいですよね。
私は犬を描いても馬を描いても、なぜか同じになってしまうという悲しい画力しか持ち合わせていないのですが(>_<;)、幅広く、より多くの人に訴えるという点においては、文章は絵(などビジュアル的なもの)にはかなわないんだろうなぁって、今改めて、ひしひしと感じております。

 

そんな羨望と共に多少の自己嫌悪にも陥った(?)きっかけがコチラ。
弊社新刊『岡山GOGOグルメ隊! -おいしかったから絵日記にしました。-』です。

 

趣味の食べ歩き記録として始めた絵日記ブログ。
お店の楽しそうな雰囲気まで伝わってくるリアルかつ暖かい手描きイラストと、雑誌の取材記事レベルと評された情報とで瞬く間に人気急上昇。
ブログ運営会社EXCITEさんの「ピックアップブロガー」にも選ばれ、その際は
“これが首都圏版のグルメイラストだったら・・・きっと出版社から「ぜひ一冊の本に」引く手あまたのはず・・・”
と大絶賛されていました。
そのお気持ちを引き受け、岡山で出版させていただきましたヽ(^◇^*)/

 

元ブログはこちら。岡山GOGOグルメ隊!!

 

写真では表せない何かが、手描きイラストにはあるんですよね。
温もりもそうだし、きっちり固まりすぎていないのもいい。想像の余地があるというか。
指名手配犯とかでも、モンタージュ写真より似顔絵の方が情報提供が多いといいますが、それもたぶんそういうことですよね?

 

県内+近県書店様には事前にご案内をし、かなりご予約もいただいておりましたが、先週末頃から書店店頭に並び始めました。

新聞で紹介されてから、個人の方からのお問い合わせも続いておりましたが、皆様、大変お待たせいたしました。

書店様からは早くも追加のご注文もいただき、おかげさまで出だしはなかなか好調なようです。ありがとうございます。o(*^▽^*)o~♪

 

そして先週の土曜日には出版記念パーティー(?)が開かれ、私も参加させていただきました。 

著者であるGOグル隊F隊員こと藤井敬士氏をはじめ、他GOグル隊メンバーやブログ仲間の方々、今回帯コメントもいただきました、テレビ・ラジオでご活躍中のダイナマイト・イシムラ氏(生声も素敵でした☆)もいらっしゃり、楽しいひとときを過ごすことができました。

 

初公開!著者の藤井氏です!

fujii

 今後も覆面取材続行のため顔出しはNGでした((^┰^))ゞ
でもイラスト同様にあったかい雰囲気の素敵な方でしたよ♪

 

 あ、そうそう。グルメブログには辛口なものも結構ありますが、藤井氏は「う~ん。。。」って思ったお店はそもそも絵日記にはしないんだそうです。マイナスな言葉とかって、読んでいて気持ちのいいものじゃないから。
藤井氏の周りに素敵な仲間達が集まるのも、何だか分かる気がしました。

 ブログで公開しているのは全て、美味しい、楽しい、また行きたい、という花丸なお店ばかり。そしてプライスレスな思い出達!
本には、その中からさらに厳選したお気に入りが満載です♪

 

会場は同書にも掲載されております「萬唐屋」さんでした。
緊張しすぎていたせいか飲めないお酒を飲んだせいか、実は食べた記憶があまりない(役立たず!)のですが、同行していた弊社編集長曰く「すごくおいしかった。あれで○○円は安い!」だそうです。特に「明太ビーフン」が絶品だとか。そういえば藤井氏も明太ビーフンがお気に入りと言われていたような・・・。
他には、確かアグー豚の何かがあったと思います。おいしかった!と思います。
最後に出てきたシフォンケーキは覚えてるんですよね。すんごいふわっふわで美味しかったです。あったかいの。手作りって感じ。

 

萬唐屋さんのお店でも本を置いてくださっていて、土曜日の会合の間にも4冊お買いあげいただけたそうです!ありがとうございました!

 
  

実はこれ、社内でも相当売れました(^^)
書籍化が決まる前から、同ブログのファンだったという人も複数いましたし、いつも配達に来られている郵便局の方も買ってくださいました。(もともとブログはよく見ていて、新聞記事で今回の書籍化を知り「買わねば!」と思われたそうです。)
すごいです。マジで人気ブログです。

 

 

☆『岡山GOGOグルメ隊!』ご購入方法について☆

多数のお問い合わせ、ありがとうございます。

現在、書店店頭に並んでおりますのは岡山県+近隣県ですが、店頭に無い場合でも、全国の書店でお取り寄せは可能です。

ネット書店では、購入可状態となるまでいくらかタイムラグがあるようです。

6/25 22:00現在、購入可能なネット書店は次の通り。

楽天

ブックサービス

ビーケーワン

6/28 お待たせしました!
Amazonでも購入可能となりました!