▼2009 年 10 月 5 日 のアーカイブ

09.10.05

ハイブリッド

ハイブリッドって聞くと、何を思い浮かべます?
そうプリウスとかインサイトとかのハイブリッドカーですよね。今は。
でも僕は違いますよ。
もはやペナルティのヒデなみに(彼はサッカーに持っていきますが)全ての話をテニスに持っていく僕としては、ハイブリッドといえばストリングスの張り方ですね。
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テニスにおけるハイブリッドとは、ラケットのストリングスを張るときに、縦糸と横糸の種類を変えることです。
たとえば縦糸をポリエステルにして横糸をマルチにするとか、またはその逆で、縦糸をマルチにして横糸をポリエステルにする。と言ったような張り方です。
ちなみに世界ナンバーワンのロジャー・フェデラーは、縦糸がナチュラル(牛の腸から作ります)で横糸はアルパワーラフというポリエステルのストリングスにしています。
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でもなんのためにハイブリッドにするのか?
これは車でもラケットでも一緒ですが、要は良いとこ取りですね。
エンジンとモーターの良い所をうまく使う。
ポリエステルとマルチの良い所をうまく引き出す。そういうことです。
そういえば昔セイコーハイブリッドという時計もありましたね。
デジタル時計とアナログ時計を一緒にしたものでした。
(同じ作りのものにシチズンのデジアナがあります。僕的にはこちらの方が印象が強いですね。)
この時計もやはり良いとこ取りで、デジタルは今が何時かは直ぐ分かります。だから「今何時?」って聞かれた時とかは、すごく便利です。
でも授業があと何分で終わるか?ということになるとアナログの方が分かりやすいですよね。
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そして、本のレイアウトに於いても日本語にはハイブリッド?があります。つまり縦組と横組を混ぜることができるのです。
これは世界中を見回しても、かなり特殊な例です。(英語を縦に組むなんてあり得ない)
ただし日本語でも縦組横組を混ぜる事ができるのは、基本的に縦組の本になります。
よく雑誌とかでありますね。本文が縦組だけど、大見出しやリード文、キャプションなどが横組になっているものが。
レイアウトする方としては、変化も出せますし、うまく使えば、分かりやすいものになります。一目で違う種類の内容だと理解できますから。
うまく作ってあると、読者も縦組だとか横組だとか意識する事は無いでしょう。
でもこれはすごいことなんです。
おもしろい言語ですね。日本語って。
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そしてこれからの世の中、ますますこのハイブリッドという考え方が重要になってくるかもしれません。
大きく言うと、国のハイブリッドとか・・・。
男性と女性のハイブリッド(ニューハーフとかじゃないですよ)とかですかね。
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うーんでもどうしよう。
縦はXR-3(マルチ)にして、横はプロライン(ポリ)にしようか?
それとも横はレッドコード(ポリ)にするか・・・・以下延々と悩みは続く・・・