道具に拘る Vol.2
前回予告したとおり、ブリヂストンデュアルコイル3.0を紹介します。
さて、ブリヂストンと聞くと、何を思い浮かべます?
そうタイヤですよね。
テニスのラケットを思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか?
実際テニスのトッププロでブリヂストンのラケットを使っている人は一人もいません。
同じ日本メーカーでも、ヨネックスやダンロップを使っているトッププロは沢山います。でもこれはブリヂストンのラケットが劣っているわけではありません。考え方の違いです。
高い契約金を払って、トッププロに使ってもらい、それを販売に結びつけるメーカーもあります。
そういったメーカーとは違って、ブリヂストンはもっと地道に広告展開している感じです。(F1タイヤにお金が掛かりすぎるのかもしれませんが…)
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テニスのラケットも日々進歩し、変化してきています。
ほんの30年ほど前、ラケットは木で出来ていました。
ボルグやマッケンローなどはウッドのラケットで戦っていました。
その後、グラファイトやカーボンなど、素材が変わり、厚ラケなど形も変わりました。
ラケットに張るストリングスも、天然のガットからシンセティックへそして最近ではポリエステルなども増えてきています。
そんななか、最近(といってもここ数年でしょうか?)のひとつの流行のスペックがあります。
それは、フェイス面積が100平方インチ、重量:300g、平均バランス:320mm、ストリングパターン:16×19のピュアドラスペックと言われるものです。
バボラというフランスのメーカーが出している、ピュアドライブというラケットが大ヒットして、それと同じスペックのラケットが沢山出てきているのです。ブリヂストンのデュアルコイルもこれとまったく同じスペックになります。
僕はあいにくピュアドライブを使ったことがないのですが、それよりも使い易いとのクチコミにひかれて買ってみたわけです。
で・・・いいんですこれが。
まったくの初心者には少し重く感じるかもしれませんが、ある程度ラケットを振れる人なら、このラケットのよさを感じられると思います。
結構よく飛ぶのですが、飛びすぎる感じもなく、思い切りひっぱたくことが出来ます。
ただ飛ぶだけのラケットだとアウトが怖くて振り切れないのですが、このラケットは安心してハードヒットできます。
ハードヒットしたときの打球感もしっかりとボールを潰している感じが伝わってきて、信頼できるものです。
このラケットに変えただけで、2ランクぐらいレベルがアップしたような気がしています。
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これで「めでたしめでたし」のはずなのですが、実は気になるラケットがあるのです。
これです。
ラケットに関しては、僕は浮気性なのです。
道具に拘るのもいい加減にしないといけませんね。まだテニスに復帰して1年しかたってないのに、こいつを買ったら、もう3本目ですから・・・