赤い車と白クマをめぐる考察
昨年から流れているCMで、すごくお気に入りのものがあります。
赤い車と、それはもう愛くるしい2匹の小熊(白クマ)が出てくる・・・
そう、あのPOLOのCMです。
初めて目にしたときから、赤と白の鮮やかなコントラストと、白クマたんのえも言われぬ可愛らしさにすっかり心を奪われてしまいました。
あのフワフワ感とムクムク感、そしてあの動き、すごくよくできていると思います。
そして小熊萌えの興奮を分かち合おうと、同じくクマ好きの友人に同意を求めたところ、
あ~、かわいいよね~。
でも、車に乗ってる人間としては、クマたん立ってのぞき込む・・・のシーンで
「んきゃー、爪がー、新車にキズいっちゃうよ~!」
って、ちょっぴりハラハラする(笑)
との答えが返ってきました。
それは地方在住ながら車に乗らないエコでマイノリティな私には全く無かった発想で、何だかとても新鮮でした。
「あ、そっか~、なるほどな~」とすごく得心しました。
視点が変われば感じ方も変わる。
車を運転しない私の心は一瞬で鷲掴みにした優秀CMですが、ターゲットであるはずの現役ドライバーには果たしてうまく訴求できているんだろうかとちょっぴり心配になった冬の日でした。
余談ですが、熊って「1頭、2頭・・・」だっけ?それとも「1匹、2匹・・・」という迷いが生じ、ネット検索してみたところ・・・、どうやら「頭」と「匹」の使い分けに明確な線引きはない模様。
ただ、次のような記述が見つかりました。
両腕で抱きかかえることのできる動物を「匹」
抱きかかえられない動物を「頭」
だそうです。そうだったのか・・・。
熊は通常1頭、2頭…だと思いますが、小熊だと1匹、2匹でいいのでしょうか?
もしも間違っていましたら、やんわりとご指摘ください。
あの子を数えたいけど匹なのか頭なのか、はたまた羽、尾、杯・・・?
考えだすと夜も眠れないよ~。そんな悩めるあなた(とか私)にお薦めの本がありました。
日本には数多くある助数詞ですが、その由来も分かるとおもしろいですよね。
日本語の持つ繊細さを再認識できる一冊。
『数え方の辞典』