09.06.11

歩いても~歩いても~


久しぶりに映画をみました。「歩いても 歩いても」です。
これって、「ブルーライトヨコハマ」のフレーズから取られたタイトルだったんですね。
観てる最中は、まったく気が付きませんでした。
後から他の人のカスタマーレビューを見て、「おお!そうだったのか!」って気が付きました。
ニブイ・・
カスタマーレビューには「最後のナレーションは余計だ」ってのもありましたけど
僕は「ナレーションなんてあったっけ?」
って感じで・・・
随分ボーとして映画を観ているようです。
***
「誰も知らない」の是枝裕和監督作品ということで観てみたのですが
この作品とくにこれといって事件はおこりません。
阿部弘が演じる主人公が実家に帰って一泊する話です。
あらすじが一行で書けます。
だから退屈かっていうと、そんなことはないですよ。
みんな思い当たるところが沢山あるんじゃないですかねー。
僕が一番リアルに感じたところは
夏川結衣演じる主人公の妻が、義母が里帰りする息子のためにパジャマを買って用意しているのに、自分のはないのか。と主人公に愚痴るところですね。
阿部弘がちょっと困って「でも歯ブラシはちゃんとあったぞ」
って答えるところが解かりすぎる(笑)
***
それと
登場人物各々が個別の関係性をもっていて、例えば主人公の母親が娘に見せる姿と、息子に見せる姿ではまったく違っていたり、もちろん主人公と母親、主人公と妻の関係でもまた、まったく違う様子だったり・・・
本音と建前じゃないですけど、相手によってまったく違うんです。
でも、どの人と話してる自分が本当の自分かって、解からないですよね。
誰にも見せない姿っていうのもあると思うし・・・
そんなことを含みながら日々流れていくのだな。
そんなことを思いながらボーっと見てたわけで・・・(なぜか「北の国から」の純になってる)
***
この最後のナレーションも余計だろうか?

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