おめでとう! フェデラー
ついにロジャーフェデラーが、テニスの全仏オープンを制しました。
今まで3年連続ナダルに決勝で敗れていたのですが、ついに!です。
これで、生涯グランドスラムとなり、また4大大会の優勝回数も、サンプラスに並んで14回となり、テニス史上最多となりました。
もちろん今までの成績でも「テニス史上最強の選手」であったのですが、これで誰も異論を挟む余地なく「最強」になったと言ってもいいでしょう。
僕個人的には偉大な選手の条件として、「4大大会を5回以上制すること」を挙げたいのですが、フェデラーは14回・・・
凄すぎます。
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今大会、大方の予想はナダル優勝でした。もちろん僕も・・・
フェデラーは以前の強さに少し陰りが見えていましたし、アンディマレーやジョコビッチの台頭もあり、決勝進出もどうかな?と思っていました。
ところが、ジョコビッチが負けマレーも負け、絶対本命のナダルも姿を消してしまいました。
ベスト4に残ったのは、フェデラーがお客さんにしている選手ばかり・・・
こうなっても僕はフェデラーの優勝には懐疑的でしたね。
すごいプレッシャーがかかる状況じゃないですか。
今回のチャンスを逃したら、もう二度と全仏はとれないかもしれません。
それほどのチャンスが来たのです。
固くなるなと言う方が無理ですよね。
しかしフェデラーは見事に勝ちました。
僕みたいな凡人が考えるレベルではないのですね。
でもフェデラーは試合後のインタビューで、「ラストゲームでは、なんとか僕のサービスが4つとも入って、ソデルリングが4つともミスしてくれないかな」と考えたと言っています。
この辺はフェデラーも人の子だなーと思いますが・・・。
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フランスの観客にフェデラーが愛されているのも、プレイの美しさはもちろんですが、以外と「泣き虫?」なところとか、アメリカ的なマッチョではないところが、フランス人の好みに合うのかもしれませんね。
フランス映画の主人公とか結構グジグジしたのが多いような気がするし・・・。
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これほどまでに、強く、美しく、そしてインテリジェンスを持ったプレイヤーを見ることのできた僕らは幸せです。
ありがとうフェデラー