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09.08.25

映画「選挙」を見て選挙に行こう!

いよいよ待ちに待った(?)選挙ですね♪

 

選挙と聞いて思い出すのがこの映画。
実際に行われたある選挙活動に密着し、その裏側にまでカメラが入り込み、ニッポンの選挙を映しだしたドキュメンタリー映画なのです。

 

『選挙』

 〈STORY〉
2005年9月の郵政民営化選挙の直後、切手・コイン商を営んでいた40歳の山内和彦は、ひょんなことから川崎市市議会補欠選挙の公募の面接に合格し、なんと自民党公認の候補者となった。

 

これがおもしろかったんですよね。
ちょうど2年前の夏に劇場公開されたものですが、撮影から編集まで監督一人で行ったというこの作品、ベルリン国際映画祭でも話題となり、その後英BBC、米PBS、NHKなど約200もの国でテレビ放送されたのだとか。
小泉元首相や川口順子元外相など、当時の有名政治家達の姿も見られるのですが、自民党もよく許可を出したなぁと思いました。

 

私は舞台挨拶がある日に見に行ったのですが、撮影秘話(?)なども聞けてなお面白かったです。
想田監督と山内さんは大学(東大)時代のクラスメート。ニューヨーク在住の監督が別の撮影で日本に渡る直前、山内さんが選挙に立候補すると知り「これはおもしろいんじゃないか」と急遽「選挙」を題材にした映画を撮ることにしたのだとか。
山内さんも最初は想い出作りというか「後で内輪の人間だけで見て楽しむのだろう」くらいに簡単に考えていたようです。
自民党の人達もそう思っていたのか、撮影許可は意外なほど簡単に取れてしまったそうです。
しかしいざ出来上がってみると、山内さんにとっては恥ずかしいシーンもあったようで「ここは絶対にカットしてくれ」「それはできない」「いや、それじゃ困る!」・・・そんなやりとりもかなりあったそうです。

 

映画の中で特に印象に残っているのは、主人公の山内さんに対し、妻さゆりさんが不満をぶちまける、いわゆる「嫁ブチキレシーン」です。

 

有休を取って選挙応援をしていたキャリアウーマンのさゆりさん。自分のことは「妻」でなく「家内」と言うようにと指導され、昔ながらの「女は男を支えてナンボよ」的な風潮に違和感を覚えながらも慣れない応援活動に精を出す。しかし、仕事を辞めるようにと言われたことで我慢の限界を超えてしまった。「何で私が会社を辞めなきゃいけないの?」「総理大臣にでもなるんなら考えてもいいけど、市議会議員くらいで辞めれるかっつーの!!」「私の人権はどうなるのよ!」
いやー、気持ちよかったですね。 

 

舞台挨拶の時に山内さんご本人がおっしゃっていたのですが、さゆりさんは外資系企業で働くバリッバリのキャリアウーマン。川崎市市議会議員の当時のお給料が確か1,400万円くらい。それでやっと彼女の年収を少し超えることができたのだそうです。すごいですねー。そりゃ簡単に辞められないですよね。というか辞めなくて正解。
山内さんは次の選挙には出馬せず、現在は専業主夫をされているそうです。

 

また、唐突に挟み込まれる満員電車のシーン(ぎゅうぎゅうの満員電車に駅員さんがさらに乗客を押し込んでいる)や、子ども達を前に地域の運動会で演説?(挨拶?)をさせられているシーンなど、日本ではよくある光景も、スクリーンを通して見せられると何だかすごく奇異に感じる。「不思議の国ニッポン」みたいな、外国人目線をすごく意識したつくりだと思いました。缶コーヒーのCMで「この星の住人はなぜ・・・」というシリーズがありましたが、あれに近い感覚だと思います。

 

なんと現在、全国各地で復活のロードショー!だそうです。

 

本も出されています。
『自民党で選挙と議員をやりました』

 

 

 
そして選挙がらみでもう一つ。
ちょうど1年前、NHKで「奥様は首相 ~ミセス・プリチャードの挑戦~」という英国ドラマが放送されていました。

 「奥様は首相」NHK海外ドラマホームページ
  (BShiで先週再放送されていたようです)

 

政治とは全く無縁だった女性(スーパーマーケット店長。夫と二人の娘あり)が勢いで選挙に出馬。あれよあれよという間に英国首相になってしまうというお話。
と聞くと荒唐無稽なコメディのようですが、降りかかる問題はかなりリアリティがあり、各国政治家も実名で登場するなど、これがなかなか面白かったんです。

 

中でも印象に残っているのが次の場面。
就任直後、フランス軍輸送ヘリがイラク上空で撃墜され、シラク大統領(本国での放送時は現役大統領だったはず)より、付近のイギリス軍に救援を求める電話が入ります。
そしてその後、ブッシュ大統領からも「フランスから救援要請がくると思うが、余計な手出しはしないように」という電話が入る。理由は、アメリカの情報部員がその近くにいるということがバレたら困るから。
分刻みで様々なスケジュールをこなしながら、人の生死に関わるような決断も即座にくださなければならない。そう思うとどこの国も首相って大変ですよね。批判するのは簡単だけど。

 

あと興味深かったのは家族との関係です。
彼女の政治家転身に夫はあまり協力的ではなく、でも断固反対というわけでもなく「家の事も今まで通りきちんとやるならいいよ」的なことを言っていました(; ̄□ ̄A
彼女もそれを了承し、多忙な公務の間のわずかな隙間に家に戻り食器を洗ったり、夜遅く帰っても散らかった部屋を片付けたりしていたんですが、女だけが仕事と家事の両立を求められるというのは、どこの国も同じなんだなーって思いました。

 

それにしても、やっぱり海外ドラマはおもしろい!
各国政治家の実名登場や、名指しでのブッシュ批判など、日本のドラマだったらありえないですよね?

 

そしてドラマを見ていて思い出した本がありました。
『ハリスおばさん国会へ行く』
同じくイギリスを舞台に、勤勉でお人好しで真正直なお手伝いさんである主人公が、ひょんなことから国会議員になってしまうというもの。
時代描写の古さは否めませんが、今読んでも十分におもしろいと思います。
 

 

実はこれ、数年前まで絶版になっていたんです。子どもの頃、この「ハリスおばさん」シリーズが大好きで、大人になってからふと読み返してみたくなり、探してみるも絶版で入手不可。だけどどうしても手に入れたくて、結局ヤフオクで定価(文庫で400円くらい?)の3倍ほどの値段で中古本を落札しました(^▽^;)
 そしてその少し後、私もリクエストしていた復刊ドットコム(絶版・品切れの本を読者からのリクエスト投票により、復刊/復刻させるサービスを行っている)から復刊の運びとなったようです。
復刊本はお値段が高めになってしまうのがネックではありますが、どうしても再会したい本がある方にはおすすめです♪

09.08.25

幻想庭園-ミシュランで三ツ星獲得の岡山後楽園

朝晩めっきり涼しくなり、ちょっぴり感傷的になってしまう夏の終わりですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

暑い盛りだったお盆前、岡山後楽園の夜間特別開園「幻想庭園」に行ってまいりました。
「幻想庭園」とは、築庭300年を迎えた2000年から始まり毎年夏に行われている、いわゆるライトアップイベントです。 
子どもの頃は後楽園とか「別にぃ」(興味無し)って感じでしたが、大人になって改めて訪れてみると、なかなか趣があっていいものだなぁと思います。
そして数々のイルミネーションやろうそくの光に彩られた園内は、昼間の姿とはまた違った幽玄なる美しさ。そう、まさに「幻想庭園」なのです。

 

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 岡山城もライトアップされています。

 

 

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中に誰かいますね♪ 宴が催されているのでしょうか。

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鶴もいました!

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いくつかイベントも催されており、お茶を習っている友人の誘いで、野点のお茶会にも参加してみました。
粗相をしてしまわないかとドキドキしていたのですが、点てたものからどんどん配られていき、座るのも正座ではなく長椅子だったし、お作法とか知らなくても割と大丈夫な雰囲気でした。
C=(^◇^ ; ホッ

 

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岡山後楽園は、日本三名園の一つに数えられていますが、今年3月に発行された仏・ミシュラン社発行の日本版観光地ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」でも、最高評価の3ツ星★★★をいただきました!
今年の幻想庭園はいつもより人が多いな~と思っていたのですが、それももしかしてミシュラン効果だったのでしょうか?

 

 

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ん~、やっぱり「夜景モード」は難しい(>_<;)。
肉眼で見るともっともっとキレイだったんです。
そう、こんな感じ!↓

 

岡山後楽園夜間特別開演「幻想庭園」HP

ゆかたDayもあったんですね。金曜日かぁ。
浴衣着て行ったんですが、土曜日でした。でも他にも浴衣の人は多かったです。

09.08.11

“leg godt” LEGOで遊ぼう!

僕のレゴ歴は長い。
始めたのは幼稚園か小学1年生の頃だと思う。
数年してあまり作らなくなったが、9歳離れた弟が生まれたため、彼と一緒に作ることに・・・。
そして今では、自分の息子たちと一緒に作っている。
こんなに長い間、同じ玩具で遊べる。そこがレゴの凄いところである。
ウィキペディアによれば、46年前のレゴと現代のレゴでも組み合わせることが出来るとか。
いずれ生まれるだろう僕の孫とも一緒に遊べるかな?
***
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そして僕にとってレゴの基本中の基本のパーツがこれである。
“レゴ”と聞くと、このパーツが思い浮かぶ。
しかも「赤」でなくてはいけない。
パーツの一つがもはやアイコンになっている。
玩具でもありアートでもありうるのがレゴである。
***
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そもそも僕の子どもの頃は、こんな分厚いパーツがほとんどだった。
だから、出来上がったものは、実際の形とは、かなりかけ離れていて、かなりの部分を想像力で補う必要があった。
だからこそ、昔のもののほうが、よりアートに近いといえるかもしれない。
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現代のコンピュータのドット絵にも通じる、抽象性と、ミニマリズム。
そこがよかったのだと思う。
***
僕の弟の時代になると、かなりパーツの種類も増えてきて、薄い板のようなパーツや、尖ったパーツ、透明なパーツなど、様々なパーツが作られて、かなりリアルなものが作れるようになってきた。
そうなると、新しいパーツを使いたがるのが人というもので、もっさりとした分厚いパーツはほとんど使わなくなってしまった。
LEGO社も一時期はその傾向が進みすぎて、ほとんど専用パーツで他のものに流用できないようなパーツを作っている時期があったが、最近では少し改められているようである。
説明書どうりにつくるのも、LEGOの一つの楽しみではあるが、本当の楽しみは、それを壊して、そのパーツを使い、まったく新しい物を作り出すことにあるように思う。
自分で考えて、自分でデザインして、試行錯誤を繰り替えす。
そこが一番楽しい。お仕着せのパーツはいらない。
***
前にも述べたように、僕のLEGOキャリアは相当なもので、自称レゴマイスターだったのだが、最近その存在を脅かすものが現れた。
我が家の息子たちである。
これが家の長男の作ったF1である。
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「レゴマイスター」から見てもなかなかの出来だ。
もちろんこれは、F1用のパーツで作ったものではなく、「恐竜」や「トラック」その他のパーツを流用して、彼が自分で作ったものだ。
F1のカレンダーを見ながら、パーツを探して組み立てていた。
だからオリジナルデザインではないのだが、今の段階では充分である。
そしていずれ全て自分のデザインで作れるようになれば、一人前だね。
レゴマイスタージュニアの称号を与えてもいい。
***
ちなみにこの僕「レゴマイスター」の作った「現代版複葉機」を紹介したかったのだが・・・
子どもたちにパーツを奪われ壊されてしまった。(涙)
しかし、この作っては壊すという儚さもまた、レゴの魅力であるのだな。

09.07.28

高齢者は働くことしか才能がない?

「高齢者は働くことしか才能がない」
 
麻生首相発言がまたえらく非難されてましたねぇ。
前後の文脈とかも分かりませんし、一部分だけで判断するのはどうかと思いますが、でも、そんなにダメなこと言ったかなぁ?というのが私の正直な感想です。
60代・70代、80代でも実際元気な人はいっぱいいるし、できれば働きたい、社会とつながりたいと思っている人だって多いと思う。やる気も能力もあるのに、それを活かせる場が無い、というのはすごくもったいないことだと思うし、麻生首相発言の意図は「働きたい高齢者にはもっと働いてもらえるような制度・枠組みを整備する必要があるし、企業にも積極的に取り組んでほしい」ということなんじゃないの?と思いました。
確かに言葉の選び方は上手くなかったでしょう。だけど別に「おまいら全員、死ぬまで働け!」なんて言ってるわけではないと思うんですが。どうなんでしょう?

 

それにそもそも「勤労」って尊いものなんじゃないんでしょうか?
「労働」=「搾取」というわけではなく、生き甲斐につながることも多いと思うんですが。
戦中・戦後の混乱期から高度経済成長期へ、今の日本の礎を築いてくれた高齢者世代は、趣味なんて楽しむ余裕も無く、家族のため、社会のために、ただがむしゃらに働いてきたという人も多いと思います。

 
「働くしか能がない」上等!
 

それは誇りにしていいと思うし、高齢者自身もそういう自負がある人は多いと思います。

 

そして思い出したのがこの本です。
『そうだ、葉っぱを売ろう!  -過疎の町、どん底からの再生-』

 
徳島県の過疎の町、上勝町を激変させた葉っぱビジネス「彩(いろどり)」。
これまでTVや雑誌などに何度も取り上げられている有名な取り組みですので、ご存知の方も多いと思います。

 

過疎が進み、これといった産業もない田舎町。
暇なので男性は朝っぱらから酒を飲み、女性は日がな一日他人の悪口を言って過ごしているという状態。
私もかなりの田舎町出身なので、過疎の町にありがちなこういった状況って、すごくよく分かります。

 

そしてこの本を読んで思ったのは、人間いくつになっても、忙しいくらいの方が幸せなんじゃないだろうか、ということ。

 

することがなくて、毎日のように診療所やデイサービスに行っていたお年寄り達が、今では「忙しいて、病気になるひまがないんよ」と毎日笑顔で働いている。

 

パソコンで毎日市況を調べ、出荷する商品を調整する。
売上と順位が日々更新されることが良い刺激となりやる気につながった。

 

年収1,000万を超える農家も出てきた。
家を改築し、息子や孫夫婦を呼び戻すこともできる。
新築の家が建ち、Uターン・Iターンで移住してくる人も増えてきた。

 

「自分で稼いで、自分で使えるこのうれしさっていうのは言葉にできん」
「自分の子や孫に、自分のお金として使える喜びは、男の人には分からん」

自分で立ち、自分で稼ぐことの感動。
いくつになっても現役で、自分が人生の主役になっている。
この喜びというのは本当に尊いものだと思う。
高齢者、特にこれまで表舞台に立つことがなかった女性を主役にしたことで「彩」は成功し、町の活性化につながっていった。

 

今や人口の2倍もの視察者が訪れるという上勝町。
だが同じ葉っぱビジネスで成功したところは未だないという。
上勝町の成功は横石さんの力によるところが非常に大きかったからだろう。
最初は誰にも相手にされなかった彩ビジネス。
根気よく説得を続け、徐々に信頼関係を作っていった。
どういう葉っぱが売れるのか?給料を1円も家に入れず、自腹で料亭に通い続けた。
なかなかできることではない。
おばあちゃん達をやる気にさせる仕組み作り。これも試行錯誤の繰り返しだ。

 

簡単ではない。
だけど不可能なわけでもない。

 

本書の中で横石さんは言う。

 

「福祉」は、みんなが幸せになることであって、「してあげる」ことでもなければ「いたわる」ことでもない。
「そんな年寄りまで働かせて」ということではなく、お年寄りだからできる仕事を生み出し、稼ぐことで人も町も元気になれば、それこそが「福祉」になっていると思う。
箱物の充実だけでなく、一人ひとりに自分が必要とされている「居場所づくり」を、地域全体で考え出していくことが、本当の福祉ではないだろうか。

 

少子高齢化社会における見事な解決策の一つがここにある。

 

マンガもありました。

『葉っぱがお金に化ける?!』

絵は、岡山の中国デザイン専門学校の生徒さんが描いたものらしいです。

 

また、お年寄りの力というのは、子育て支援にも活かせると思います。
保育園じゃなくても、人生経験豊富なおばあちゃんベビーシッターに待機児童を預かってもらうというのはダメなんでしょうか?
映画や小説にもよくありますが、子どもと老人の組み合わせって好きなんですよね。
子どもの情操教育的にもいい影響があるんじゃないかと思います。

こちらもオススメ。
『世代間交流 -家庭教育の一環として-』

核家族化が進み、孤独な一人暮らしを強いられている高齢者がいる。
一方で、近くに頼れる人がなく、子育ての悩みや不安を一人で抱え込んでいる母親もいる。
世代間交流先進国であるアメリカでの取り組み、現状を検討しながら、日本におけるこれからの世代間交流のあり方を提起する。

 

以前、ネット掲示板で「リアル8○歳だけど質問ある?」(正確に何歳だったかは不明)というスレッドを見たことがありますが、何か意外に良スレになってたような気がするんですよね。
「どうせ釣りだろ?」と最初は皆疑ってかかっていたのに、最後には「じいちゃ~ん、待ってたよ~」「今日は何してたの~?」とか本当におじいちゃんと孫達、みたいなすごく和む掲示板になってたんですよね。

 

パソコン、というかネットも、高齢者こそ利用すればいいと思うんですよね。
注意しないといけないことはもちろんありますが、うまく使えば、老若男女問わず新しい仲間ができて、生活にもハリが出てくると思います。

 

シニアが作ったシニアのためのパソコンテキストあります。
『ぴんコロICTテキスト―高齢社会をよりよくするための挑戦』

09.07.28

岡山の林原グループが「カンブリア宮殿」に!

昨夜の「カンブリア宮殿」は、岡山が誇るユニーク(オンリーワン)企業「林原グループ」がとりあげられていました。

 

林原といえば駐車場、そして林原美術館というのが一般的な岡山市民が抱くイメージです。
トレハロース以外で、他にどういう研究をされているかとか、地元とはいえ、実はよく知らなかったんですよねぇ。ということで昨日はバッチリ録画し、興味津々で見ておりました。
家のハードディスクは真っ新な状態となりましたが、新たな人生をまた二人?で歩き始めました)

 

若干19歳で突然の社長就任!ということも知りませんでした。

色々なご苦労もあったと思いますが、今や世界が注目するバイオ企業なんですからすごいですよね。 

 

同族企業というのは問題視されることも多いですが、非上場+同族経営だからこそ、目先の利益に直結しない基礎研究を続けることができる、という言葉には「なるほど~」と思いました。

 

そういえば以前働いていた会社で、女子社員全員に林原さんより、化粧品の新製品セットが支給されたことがありました。
たぶんトレハロースが入っていたと思います。
しかもよくあるミニミニサイズの試供品ではなく、2~3週間はたっぷり使えそうなサイズで、洗顔から化粧水、乳液的なものなど基礎化粧品一式が入ったセットだったと思います。
正社員だけでなく派遣社員まで女性勤務者全員に配られたのですが(当時の私はハケンさん)、相当数いたと思います。
「林原さんって、何て太っ腹な会社なんでしょう!」と思った記憶があります。
その節はありがとうございました。

 

『独創を貫く経営 私の履歴書』

 

残念ながら「品切れ」となっているようですね。

 

『創造のちから―「不思議な企業」林原の発想』

 

『日本でいちばん大切にしたい会社』

 
同書掲載の日本理化学工業株式会社、中村ブレイス株式会社は「カンブリア宮殿」でも取り上げられていました。

09.07.24

徳島でうだつをあげる?

古い話で恐縮ですが、今年のGW、徳島へ行ってまいりました。
瀬戸大橋はじめ本四連絡橋の通行料も1,000円となり、今年のGWは特に四国旅が人気だったようです。香川のさぬきうどん店も2~3時間待ちの大行列なんてところがいくつもあったとか。

 

徳島にも見所はたくさんあるのですが、今日は今回の旅テーマの一つ 
「うだつが上がらない」の語源を訪ねる 
について書いてみたいと思います。

 

徳島県美馬市脇町には、その語源といわれる「うだつの町並み」があります。 
この通称「うだつの町並み」は東西約430㍍。
国の重要伝統的建造物に指定された商家や蔵が八十八棟、延々と連なっています。
歴史が息づくきれいな町並みでした。

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そもそも「うだつ(卯建)」って何なのでしょう?

説明書きがありました。

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(看板より) 
 うだつ「卯建」は、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁で、火よけ壁とも呼ばれ防火の役目をしていました。
 江戸時代、裕福な商家はこの「うだつ」をあげた立派な家を競って造りました。
 ことわざ辞典にいつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつがあがらぬ」と記しており、この語源になったのではないかと思われます。
 

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 脇町は徳島県を東西に流れる吉野川の中流にあるのですが、かつて吉野川流域は日本最大の藍作地帯でした。脇町はその水運を利用して、江戸時代から藍の集散地として発展し、一時は百を超える藍商人たちが栄華を極めたといいます。
元々は防火という実務的な役割を担って登場し、後に装飾としての意味合いが強くなってきたという「うだつ」。
その設置にはかなりの費用がかかるため、豪商達は富の象徴としてこの「うだつ」を競ってあげ、様々な装飾も施し豪華さを誇ったのだそうです。

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もっと写真があったらよかったんですが、うだつにも色々と個性があって、すごく凝った装飾が施してあったり、隣近所で競い合っていた当時の栄華が偲ばれます。
建物の内部が公開されているところもありました。
タイムスリップしたような気分が味わえますよ。

「重要伝統的建造物群保存地区」「日本の道100選」にも選ばれた町並みです。

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図書館もうだつが上がっていますO(≧▽≦)O

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 他にも、近くの郵便局やスーパーマーケット、歯医者さんもうだつが上がっていて、何かそういうサービス(?)って観光客にはうれしいですよね~。旅気分が盛り上がるというか。

 
またこのすぐ近くに、山田洋次監督の映画「虹(にじ)をつかむ男」の舞台となった劇場「オデオン座」もありました。

 

日頃何気なく使っている言葉、言い回しでも、その語源を辿り、その地を訪ねてみると、なるほど的を射た表現であると感心するとともに、当時の人々の暮らしぶりまでもが鮮やかに浮かびあがってくるようで、おもしろいなーと思いました。
また機会があれば、他の語源も訪ねてみたいです。

 

語源を訪ねてみたくなった貴方には、この本がオススメ。
『地団駄は島根で踏め』


 

 

 

徳島は他にも、祖谷のかずら橋、眉山、鳴門の渦潮、大塚国際美術館などなど、見所満載でした。また機会があればそれらのお話も!

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 待ち人が予想以上の大行列で、泣く泣く渡るのを断念したかずら橋。

 

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大塚美術館内の庭園。大鳴門橋がすぐ側に見えています。

 

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うずうず~。
この日はあまりうずうずしていなくて残念!

 

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眉山から見た徳島市。天気がよかったら淡路島とかもっとくっきり見えたはずなんですが。

 

 

(画像加工:「微笑みメガネ」J氏)

鮮やかな緑と空がよみがえりました。ありがとうございました!

09.07.17

水筒男子って?

ちまたにはびこっているらしい水筒男子。
僕もちょっとまえからそう(水筒を持ってきてた)だったのですが、水筒男子って言葉は知りませんでした。
なんでしょうね。この○○男子っていうのは。水筒にくっつくぐらいだから、もはや何にでもくっつくでしょうね。
以前から「メガネ男子」(これにもあてはまりますね僕は)とか「弁当男子」(これは自分でつくってないから違うのかな)とか「草食系男子」(これもちょっとあてはまらない?)等々。様々な○○男子が乱立しています。
***
この「男子」という言葉。少し前までは小学生ぐらいのイメージでしたよね。(僕だけでしょうか?)
まあ男子バレーとかいう使い方はあったけど・・・。
これもやめて「男バレー」・・・
うーん。。これは「男子」のほうがいいかな。。
ともかく男子と呼べるのは、せいぜい高校生ぐらいまでで、大学生にもなって「男子」はないだろって感じですね。
僕の感覚が古いんですかね?
ちなみに僕のイメージする男子とは・・・

そう。これですよ。
話は一寸ずれますが、この写真集いいですよ。
写真集をみてこんなに笑ったのは初めてかもしれません。
我が家の2人の「男子」もこんな感じですよ。
本当っに「バカ」だよねー。男子は。
「女子」の冷たい視線が目に浮かびます。。
***
で、水筒男子です。
しかし僕の基準から言うと、もう男子って歳じゃないんですよ僕は。
でも「水筒男」と呼ばれるのもいやですね。なんかの怪人みたいだし・・・。
「水筒持参の男」?ピンとこないですね。
やっぱりいいのか?水筒男子で。
***
実はこのたび、以前から持っていた水筒が一寸使いにくかったので、今回の水筒男子ブーム?に乗じて、新しい水筒を買いました。

それがこれです。サーモスのケータイマグ
色はチョコにしましたー。
なんて・・・
こんな軟弱なものを買うから「水筒男子」って呼ばれるんですよね。
ダメダメ。。
男はこれだー(これもテニスのときに使ってます)

同じサーモスですが、こちらは1.9リットル入ります。
そしてアグレッシブな赤!
これを会社に持っていって、仕事中に飲んでいたら
「水筒漢(おとこ)」とみんなに呼ばれるに違いありません。

09.07.02

太宰治 生誕100年に『女生徒』を再読する

今年は太宰治 生誕100年。様々なイベントや映画化も続いていますね。
そして6月は、太宰が生まれた月であるとともに亡くなった月でもありました。
そんなMemorial YearのMemorial Month、久しぶりに太宰を読み返してみました。

 

私が太宰を読んでいた中学~高校時代、当時は太宰=「暗い」とか「自己憐憫に浸っているだけのエゴナルシスト」なんて言われがちで「太宰が好きだ」などうかつには口に出せない雰囲気がありました(; ̄□ ̄A。
でも今は、特に若者の間で「太宰肯定派」が多いようで、なんかうらやましいです。

 

太宰が広く若者に受け入れられるようになったのは、綿矢りささんが芥川賞受賞後に「太宰好き」を告白したことがきっかけだったのでは?と思っているのですが、どうでしょうか?
若くてキレイな娘さんだったから余計、その影響力は大きかったと思います。
そして『DEATH NOTE』風カバーの文庫なども出て、さらに拍車がかかったと。
だけど彼女がリスペクトする太宰自身はというと、当時創設されたばかりの芥川賞受賞に意欲を燃やし、切望し、能力もあったはずなのに結局受賞は叶わなかった。何だか皮肉ですよね。

 

太宰作品の中で特に有名なのは「人間失格」、「走れメロス」、「斜陽」あたりだと思います。
でも他の短編でもおもしろいものは多くて、中でも特に印象に残っているのが「女生徒」です。

 

「あさ、眼をさますときの気持は、面白い。」
そんな独白で始まる同作は、ある女生徒の、朝起きてから、夜眠りにつくまでの一日を描いたお話です。
日常の中でとりとめなく押し寄せ、流れていく感情。
思春期に特有の自意識過剰や潔癖さ、迷い、不安など、男性の太宰がなぜ?と思うほど見事に描ききっていると思います。

 

(以下、本文より部分的に抜粋)
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朝の私は一ばん醜い。
朝の寝床の中で、私はいつも厭世的だ。

 
二匹をまえに並べて置いて、ジャピイだけを、うんと可愛がってやった。
カアは、悲しくて、いやだ。可哀想で可哀想でたまらないから、わざと意地悪くしてやるのだ。

 
その労働者たちは、いつもの例で、言えないような厭な言葉を私に向かって吐きかける。

 
けれども、私がいま、このうちの誰かひとりに、にっこり笑って見せると、たったそれだけで私は、ずるずる引きずられて、その人と結婚しなければならぬ破目におちるかも知れないのだ。女は、自分の運命を決するのに、微笑一つでたくさんなのだ。

 
なぜ私たちは、自分だけで満足し、自分だけを一生愛して行けないのだろう。

 
プラットフォムに降り立ったら、なんだかすべて、けろりとしていた。

 
学校の修身と、世の中の掟と、すごく違っているのが、だんだん大きくなるにつれてわかって来た。学校の修身を絶対に守っていると、その人はばかを見る。変人と言われる。出世しないで、いつも貧乏だ。

 
自分が女だけに、女の中にある不潔さが、よくわかって、歯ぎしりするほど、厭だ。

 
それよりも、この空は、美しい。このお空には、私うまれてはじめて頭を下げたいのです。

「みんなを愛したい」と涙が出そうなくらい思いました。

 
客間のほうからお母さんたちの笑い声が、どっと起って、私は、なんだか、むかっとなった。お母さんは、私と二人きりのときはいいけれど、お客が来たときには、へんに私から遠くなって、冷くよそよそしく、私はそんな時に、一ばんお父さんが懐かしく悲しくなる。

 
いまに大人になってしまえば、私たちの苦しさ侘びしさは、可笑しなものだった、となんでもなく追憶できるようになるかも知れないのだけれど、けれども、その大人になりきるまでの、この長い厭な期間を、どうして暮していったらいいのだろう。誰も教えて呉れないのだ。

 
明日もまた、同じ日が来るのだろう。幸福は一生、来ないのだ。それは、わかっている。けれども、きっと来る、あすは来る、と信じて寝るのがいいのでしょう。

 
パタパタパタパタ、カアの足音には、特徴がある。右の前足が少し短く、それに前足はO型でガニだから、足音にも寂しい癖があるのだ。
カアは、可哀想。けさは、意地悪してやったけれど、あすは、かわいがってあげます。

 

**************************************

 
自分自身に対する自信のなさ、でもある時は他者と比較し優越感に浸ってみたり、美しいものに涙する。純粋さ、潔癖さゆえの批判や嫌悪感。そして自分を省みてはまた落ち込んでみたり。
多感な少女の一日なんて、そんなことの繰り返しだ。

 

でも今読んでみても「あ~、分かるぅ~」って感じなんですよねぇ。
成長していないということか?(^▽^;)
子どもの頃は、大人ってもっと「大人」だと思ってたんだけどなぁ。。。

 
太宰作品は既に著作権が切れており、ネットで全文を読むこともできますが、読んでみて「いいな」って思ったら本も買ってくださいね♪(他社さんのだけど)

 

新装版がいろいろ出てますね。

カバーデザイン:祖父江慎×カバー写真:梅佳代 ですって!
豪華コラボですねー。
『女生徒』

 

 

デカ文字でもどうぞ。

 

こちらもコラボです。
小説見開き2ページ+写真見開き2ページが交互に繰り返されます。

 

 

私生活では、何度も自殺や心中未遂を繰り返すなど波瀾万丈であった太宰。
幼少時に愛情を受けられなかったことが、彼の抱える生きづらさの根源であり、人生に影響を与え続けたといわれている。
紛れもない才能と純粋な心を持ち、その作品は死後何十年も愛されているというのに、彼自身は本当に充足した幸福感というものを手に入れることができなかったのだ。
悲しいです。

 

そんなことを考えていると、先日急逝したSUPER STARの顔が浮かんできました。
ここ数日「マイケル・ジャクソン 栄光の軌跡」的な特集がよく流れていましたが、その中で「彼は自分自身に対する自信というものが絶対的に無い人だった」と誰かが言っていました。虐待や金銭トラブルなど、彼の幼少期も問題が多くあったといいます。

 

子ども時代が幸せじゃなかった人間は、どうやってもその呪縛から逃れることができないのだろうか?
そうではない、と思いたい。
でも彼らだって、結婚し親となり、いわゆる「普通の幸せ」というものも模索しただろうし、彼らなりに努力はしていたはずだ。だけどうまくいかない。
どうやって生きていけばいいのか?誰も教えてはくれないのだ。

 
今になってCDやDVDが激売れです。
でも私もポチらずにはいられませんでしたー。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。
昨年、生誕50周年記念として出されたベスト・アルバム

「キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション」

  

80~90年代のビデオクリップ集

「ビデオ・グレイテスト・ヒッツ~ヒストリー」

 
世界最強にして伝説のライブらしい。
「ライヴ・イン・ブカレスト」

少年時代のすごく伸びのある高音ボイスや天使のような優しい歌声もいいですね。( p_q)
「ベンのテーマ ~ベスト・オブ・マイケル・ジャクソン 」

今年のクリスマスはこれを聴きます!
「クリスマス・ベスト」

09.07.01

あけましておめでとうございます?

今日は7月1日。
新しい半年の始まりですね。
***
去年までは、まったく意識もしてなかった今日、7月1日ですが、今年からは少し意識していこうかなと思ってます。
1月1日、この日は誰しも意識しますよね。
「新しい年が始まったなー」とか
「今年の目標は○○だ」とかとか。
***
今年の正月、僕も目標を立てましたよ。今年こそは!とね。
でもこの半年を振り返ってみると、日々の生活に流されて、出来ていないこと、うやむやになっていることが沢山あるのです。
そこで今日7月1日です。
ここで2009年の後半に向けて立て直したいのです。
***
1年間というのは、あっという間のようでいて、結構ながいです。
無為に過ごしてしまうのは、あまりにももったいないです。
理想を言うと「1分1秒を大切に」ってことなんでしょうけど、そこまではなかなかね。
そこで7月1日です。
この日を1月1日の次に重要な日と意識します。
もっと言うと、半年でも長いと思うので、10月1日と4月1日も入れましょう。
これで、3ヵ月刻みになります。
仕事の4半期みたいですけど、これは別に仕事に限ったことではないです。
仕事が含まれても別にいいのですが、僕が考えているのは、より豊かに(精神的に)生活したいということです。
そのために、1年を区切って振り返り、また新たな目標を立てる。
意識するだけでも違うと思うのです。
***

以前も紹介しましたが、この本のなかでギルバートは言います。
「マッチポイントやゲームポイントは誰でも意識する。でも大事なのは見過ごされているその前のポイントなのだ」と(ごめんなさい例によってうろ覚えです)
***
テニスのポイントはちょっと特殊で15、30、40となっていって、4ポイントを先にとった方が1ゲームとる(デュースの場合を除く)ことになり、6ゲームを先にとれば1セットとり(タイブレークを除く)5セットマッチの場合は、3セットを先にとれば勝利となります。
あと1ポイントでゲームがとれる(とられる)ポイントをゲームポイント。あと1ポイントでセットがとれる(とられる)ポイントをセットポイント。そしてあと1ポイントで勝てる(負ける)ポイントをマッチポイントと言います。
普通ここばかり意識してしまいます。つまり1年でいうと大晦日とかです。もはや大詰めですね。
そうではなく、その一歩手前。ゲームだったら30になったとき、ゲームだったら4ゲームになったとき。その次のポイントなりゲームをとるかとられるかが重要なのです。そこで不注意だったり無意識でプレイをしていたら勝てません。
そこに意識をもっていって集中し、そのポイントなりゲームをとらなければいけないのです。
その積み重ねの上に勝利があります。
***
人生もそうですよね。
1日1日が積み重なり、1ヵ月1ヵ月が積み重なり、1年1年が積み重なっていく・・・。
だから無為に過ごすことなく、意識して充実して過ごしていきたい
そうすれば人生も勝利(自分の中での)することができるのではないでしょうか。
***
おお今日は真面目だ!
なにしろ新しい半年のスタートですからね。

09.06.24

『岡山GOGOグルメ隊!』絶賛発売中!

絵の力ってすごいですよね。
私は犬を描いても馬を描いても、なぜか同じになってしまうという悲しい画力しか持ち合わせていないのですが(>_<;)、幅広く、より多くの人に訴えるという点においては、文章は絵(などビジュアル的なもの)にはかなわないんだろうなぁって、今改めて、ひしひしと感じております。

 

そんな羨望と共に多少の自己嫌悪にも陥った(?)きっかけがコチラ。
弊社新刊『岡山GOGOグルメ隊! -おいしかったから絵日記にしました。-』です。

 

趣味の食べ歩き記録として始めた絵日記ブログ。
お店の楽しそうな雰囲気まで伝わってくるリアルかつ暖かい手描きイラストと、雑誌の取材記事レベルと評された情報とで瞬く間に人気急上昇。
ブログ運営会社EXCITEさんの「ピックアップブロガー」にも選ばれ、その際は
“これが首都圏版のグルメイラストだったら・・・きっと出版社から「ぜひ一冊の本に」引く手あまたのはず・・・”
と大絶賛されていました。
そのお気持ちを引き受け、岡山で出版させていただきましたヽ(^◇^*)/

 

元ブログはこちら。岡山GOGOグルメ隊!!

 

写真では表せない何かが、手描きイラストにはあるんですよね。
温もりもそうだし、きっちり固まりすぎていないのもいい。想像の余地があるというか。
指名手配犯とかでも、モンタージュ写真より似顔絵の方が情報提供が多いといいますが、それもたぶんそういうことですよね?

 

県内+近県書店様には事前にご案内をし、かなりご予約もいただいておりましたが、先週末頃から書店店頭に並び始めました。

新聞で紹介されてから、個人の方からのお問い合わせも続いておりましたが、皆様、大変お待たせいたしました。

書店様からは早くも追加のご注文もいただき、おかげさまで出だしはなかなか好調なようです。ありがとうございます。o(*^▽^*)o~♪

 

そして先週の土曜日には出版記念パーティー(?)が開かれ、私も参加させていただきました。 

著者であるGOグル隊F隊員こと藤井敬士氏をはじめ、他GOグル隊メンバーやブログ仲間の方々、今回帯コメントもいただきました、テレビ・ラジオでご活躍中のダイナマイト・イシムラ氏(生声も素敵でした☆)もいらっしゃり、楽しいひとときを過ごすことができました。

 

初公開!著者の藤井氏です!

fujii

 今後も覆面取材続行のため顔出しはNGでした((^┰^))ゞ
でもイラスト同様にあったかい雰囲気の素敵な方でしたよ♪

 

 あ、そうそう。グルメブログには辛口なものも結構ありますが、藤井氏は「う~ん。。。」って思ったお店はそもそも絵日記にはしないんだそうです。マイナスな言葉とかって、読んでいて気持ちのいいものじゃないから。
藤井氏の周りに素敵な仲間達が集まるのも、何だか分かる気がしました。

 ブログで公開しているのは全て、美味しい、楽しい、また行きたい、という花丸なお店ばかり。そしてプライスレスな思い出達!
本には、その中からさらに厳選したお気に入りが満載です♪

 

会場は同書にも掲載されております「萬唐屋」さんでした。
緊張しすぎていたせいか飲めないお酒を飲んだせいか、実は食べた記憶があまりない(役立たず!)のですが、同行していた弊社編集長曰く「すごくおいしかった。あれで○○円は安い!」だそうです。特に「明太ビーフン」が絶品だとか。そういえば藤井氏も明太ビーフンがお気に入りと言われていたような・・・。
他には、確かアグー豚の何かがあったと思います。おいしかった!と思います。
最後に出てきたシフォンケーキは覚えてるんですよね。すんごいふわっふわで美味しかったです。あったかいの。手作りって感じ。

 

萬唐屋さんのお店でも本を置いてくださっていて、土曜日の会合の間にも4冊お買いあげいただけたそうです!ありがとうございました!

 
  

実はこれ、社内でも相当売れました(^^)
書籍化が決まる前から、同ブログのファンだったという人も複数いましたし、いつも配達に来られている郵便局の方も買ってくださいました。(もともとブログはよく見ていて、新聞記事で今回の書籍化を知り「買わねば!」と思われたそうです。)
すごいです。マジで人気ブログです。

 

 

☆『岡山GOGOグルメ隊!』ご購入方法について☆

多数のお問い合わせ、ありがとうございます。

現在、書店店頭に並んでおりますのは岡山県+近隣県ですが、店頭に無い場合でも、全国の書店でお取り寄せは可能です。

ネット書店では、購入可状態となるまでいくらかタイムラグがあるようです。

6/25 22:00現在、購入可能なネット書店は次の通り。

楽天

ブックサービス

ビーケーワン

6/28 お待たせしました!
Amazonでも購入可能となりました!