▼‘スポーツ’ カテゴリーのアーカイブ

09.06.22

メメント・メモリ

僕には米の味はよくわからない。
***
先日、某バラエティー番組で、最新式炊飯器で炊いた米の食べ比べをしていた。
みんなが「これは、甘い」とか「俺はこれが一番好きだな」とか行っている中、一人スマップの中居くんが「ほんとかよー、みんなわかってんのかよー」と、まったく味の差がわからなかったようなのだ。
これは僕にもきっとわからないと思います。
僕のまわりにも「この店の米がうまいよなー」とか「この水おいしいー」とか言う人が沢山います。
米とか水とか、うどんとか・・・悔しいけど、どれもよくわからないな。
多分味に対するメモリが粗いのです。
これが、コーヒーとかパスタとか自分の好きなものになってくるともう少しメモリが細かくなってくるんですがね。
なんにしても僕の舌は、たいして当てにはなりません。(バカ舌?)
***
こんな僕でも自分の興味があることには細かいメモリを持っていますよ。
例えばテニス。
最近ラケットを買うことはかろうじて我慢しているので、代わりにストリングスを色々試して見ているのです。
一口にストリングスと言っても、ナチュラルからモノフィラメント、マルチにポリそしてハイブリット等等
素材だけでも沢山ありますし、各々のメーカーによる違い(これも大きいです)に太さの違い、はたまた張るときのテンションの違い、ラケットとの相性など、言い出すときりがありません。
全てを試すことはとうてい不可能ですから、色々情報を集めたり、ストリンガーにアドバイスを求めたり、自分の感性をたよりに探すしかありません。
***
まず僕が今のラケットに最初に張ったのがこれテクニファイバーのXR3の1.25mm(マルチ)です。
パッケージもカッコイイ、フランス製のストリングスです。

これは、いいストリングスでした。しばらくは季節によってテンションを変えながら、これを張っていました。
ただ耐久性があまりなく。ひと月もたないんです。
それに、よりいいものがないかなーと思って、次に張ったのがトアルソンのムゲン1.25mm(これもマルチ)です。

これも良かったんです。XR3と比べると、ボレーやスライスがうちやすく、キレのあるボールがいっていました。ただハードヒットすると、すこし打ちごたえが無い感じで、安心して振り切れませんでした。
てことで、ついにポリに手を出すことに・・・
ポリは一般的に硬くて身体に負担がかかると言われていますので、肘痛持ちの僕は避けていたのですが、好奇心には勝てず張ってしまいました・・・それが今のストリングスのテクニファイバーブラックコード1.24mmです。
これもパッケージがカッコイイんだな。色も黒でラケットとのマッチングもいいし・・
で、これは気に入りましたね。
ネットで調べると色々な感想があるのですが、僕はこのストリングスは柔らかいと思います。
ただハードヒットするとしっかりとした手応えがあり、安心して振り抜けます。
またハードヒット時の打球音も大きく、爽快感があります。
断面が5角形のため、ともすると、ボレーする時に滑ることのあるポリエステルですが、食いついてくれます。
ボレーはムゲンの方がいいですが、僕はシングルスメインですから、このくらい打てれば充分です。
そんなわけで夏の間はこのストリングスでいこうと思っています。
***
でも冬になったらボールが飛ばなくなるし、肘にも負担がかかってくるので、XR3の1.30mmにするか、それともブラックコードの1.18mmにするか、今のままでテンションを2ポンドばかり下げるか・・・
うーむ・・今から悩みます・・・。
***
人は色々なメモリを持っているものです。
僕の「米メモリ」は「硬い」か「柔らかい」の2つのメモリしか無いかもしれません。
でも「テニスのストリングスメモリ」には0.05mm刻みのメモリが刻まれているのです。

09.06.08

おめでとう! フェデラー

ついにロジャーフェデラーが、テニスの全仏オープンを制しました。
今まで3年連続ナダルに決勝で敗れていたのですが、ついに!です。
これで、生涯グランドスラムとなり、また4大大会の優勝回数も、サンプラスに並んで14回となり、テニス史上最多となりました。
もちろん今までの成績でも「テニス史上最強の選手」であったのですが、これで誰も異論を挟む余地なく「最強」になったと言ってもいいでしょう。
僕個人的には偉大な選手の条件として、「4大大会を5回以上制すること」を挙げたいのですが、フェデラーは14回・・・
凄すぎます。
***
今大会、大方の予想はナダル優勝でした。もちろん僕も・・・
フェデラーは以前の強さに少し陰りが見えていましたし、アンディマレーやジョコビッチの台頭もあり、決勝進出もどうかな?と思っていました。
ところが、ジョコビッチが負けマレーも負け、絶対本命のナダルも姿を消してしまいました。
ベスト4に残ったのは、フェデラーがお客さんにしている選手ばかり・・・
こうなっても僕はフェデラーの優勝には懐疑的でしたね。
すごいプレッシャーがかかる状況じゃないですか。
今回のチャンスを逃したら、もう二度と全仏はとれないかもしれません。
それほどのチャンスが来たのです。
固くなるなと言う方が無理ですよね。
しかしフェデラーは見事に勝ちました。
僕みたいな凡人が考えるレベルではないのですね。
でもフェデラーは試合後のインタビューで、「ラストゲームでは、なんとか僕のサービスが4つとも入って、ソデルリングが4つともミスしてくれないかな」と考えたと言っています。
この辺はフェデラーも人の子だなーと思いますが・・・。
***
フランスの観客にフェデラーが愛されているのも、プレイの美しさはもちろんですが、以外と「泣き虫?」なところとか、アメリカ的なマッチョではないところが、フランス人の好みに合うのかもしれませんね。
フランス映画の主人公とか結構グジグジしたのが多いような気がするし・・・。
***
これほどまでに、強く、美しく、そしてインテリジェンスを持ったプレイヤーを見ることのできた僕らは幸せです。
ありがとうフェデラー

09.05.25

目をそらさないということ


「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」やっと先日読み終わりました。
著者のランス・アームストロングは、一度自転車レースから引退したのですが、また復帰して今もジロ・デ・イタリアを走っています。
ジロ・デ・イタリアとはイタリア語で「イタリア一周」という意味で、文字通りイタリアを一周する自転車レースです。ちなみにツール・ド・フランスとはフランス語で「フランス一周」という意味であり、もう一つブエルタ・ア・エスパーニャというスペイン一周のレースがあり、その3つのレースをグランツールと呼びます。
***
今年のジロでのランスの優勝はもうないと思います。それにしても1971年生まれですから、今年もう38歳!すごい精神力と体力です。
ジロ・デ・イタリアは全21ステージで行われ、全走行距離3455.6km!2000m級の山を越えていく、恐ろしく過酷なレースです。そんなレースになおも挑戦していくランス。そして彼は癌に対しても果敢に立ち向かっていったのです。
***
普通「癌」などと言うと、告知することすらためらいます。自分が癌だとわかってしまったら、絶望してしまうか、とにかく医者に任せてなんとか命を助けて欲しいと願うか、とにかく病気から逃げようとするでしょう。しかしランスは「癌」という病気に正面から向き合い、戦おうとします。自分で病気について徹底的に調べ、専門家なみの知識を身につけていきます。医師についても一人の先生におまかせではなく、数人の専門家から話を聞き、その中から自分で選んでいく。
とにかく現実をしっかり見つめ、そのなかで、自分が勝てる(生き残る)ように判断し行動していく。
これほどの状況ではなくとも、参考になる態度だと思います。
***
自分に都合の悪いことから目をそらさない!
たとえそれが脇腹についた贅肉だとしても!!

09.05.07

ゴールデンウィークに読んだ本1冊と少し

ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたねー
って、おそらく日本中で言っているでしょうね。
というか、もう2009年もそろそろ半分近くが過ぎようとしている!!
家の子どもたちは、「早く夏休みがこないかなー」とか言っていますが、とんでもない!
そんなに早く時間がたってもらったら困るのです。
最近の僕は、1週間が2,3日にしか感じないのですから。
***
そんなわけで、ゴールデンウィーク中はほとんどなんにもできませんでした。
映画も観れなかったし、本も読んだのは1冊と少し。
その「少し」読んだのが、この本『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』

この本、まず装丁がカッコいいです。
装丁は、おそらく一番有名な装丁家?鈴木成一さん。
この装丁も、そんなに凝ったものではないのだが、つい手にとってしまう。
絶妙な文字の選択、レイアウト。そしてイラストのあしらい方。
あーこうありたいものです。
イラストも僕の好きなイラストレーターの一人、井筒啓之さん。
この人の絵は透明感はあまりない感じで、白場とか色ベタに置くと、もっともフォルムと色が映えます。
この本では当然黄色のベタです。
黄色はフランス語でジョーヌ。ちなみにマイヨはジャージのこと。
つまり、マイヨ・ジョーヌとは黄色いジャージってことですね。
ツール・ド・フランスという自転車レースで総合トップの選手のみが着る事のできる。名誉あるジャージです。
このジャージを着てシャンゼリゼに凱旋したものがツールの総合優勝者となります。
厳密にいうと最終日で逆転してマイヨジョーヌを奪うことも可能なのですが、そんなことはほとんどなく、最終日は凱旋パレード的な日なので…。
***
僕も昔、自転車に凝っていて、ロードレーサーも持っています。ツールの放送をみて憧れて、週末になると30~40kmは乗ってましたね。
鳥取-岡山というレースに出たり、当時の英田サーキットでの3時間耐久レースなど、色々出場してました。
テニスと違って、あんまり勝ち負けがはっきりしないので、精神的には楽でした。
1位以外はあんまり関係ないやって感じで…。
***
その当時ツールではミゲール・インデュラインが絶対的な王者で、この本の作者ランス・アームストロングはまだこれからの選手でしたね。
僕がそのころ一番好きだったのは、マルコ・パンターニというイタリアの選手でした。
彼は天才的なクライマーで、後にツールを制しますが、若くして亡くなっています。
山岳に強く、彼の上りでのアタックは、非常に強烈な印象を残しています。躍動感にあふれるダンシングで飛ぶように坂を上っていったものです。
***
でも、この本のテーマは自転車ではないんですねー。
アームストロングは自転車選手として、これからというときに癌に侵されます。その癌を克服して、ツールを7年連続で制するのです。
この癌との闘い、そして回りの人の支えがこの本のテーマらしいです。
らしいっていうのは、まだ少ししか読んでないもので・・・・。
読み終わったらその辺について、また書きますね。
***
そして、もう一冊読んだ本というのが・・・
これまた次回にします。
読みかけの本を先に紹介して、読んでしまった本をなぜ後回しにするのかって?
実はこの本、まだうまく咀嚼できてないんです。
もう少し解かったら紹介したいと思います。

09.04.28

『ウイニング・アグリー』を読めばテニスが強くなる?


この本は数あるテニス本の中でも、名著といってもいい本の一つだと思います。
若い人は、この人の現役時代は知らないでしょうね。
いまの人はアガシの元コーチといえばわかるでしょうか?そう、あのブラッド・ギルバートの書いた本です。
***
僕ぐらいの世代に、ギルバートは結構印象に残っているのです。あまり華はないのですが、海賊のような風貌で、特にジャパンオープンなどでよく活躍してましたからね。
ビックショットはないのですが、オールラウンドプレイヤーで、なんとなく勝っているイメージでしたね。
トップスピンやスライスを織り交ぜて、ストロークで左右に振り、チャンスをみては、ネットに出てボレーでしとめる。といったテクニシャンタイプです。
プレイスタイル的には結構好みだったりします。
***
ブラッドの試合で一番印象的だったのが、出始めのピート・サンプラスと戦ったグランドスラムカップ決勝でしょうか。
日の出の勢いのサンプラスに粉砕されてしまったのですが、でもなんだかんだで決勝にはいっていますから…
あのときのサンプラスは怖いものしらずで、めちゃくちゃハードヒットして、しかもそれがほとんど入っていましたから、策士のギルバートでもどうすることも出来ませんでした。
でもギルバートは大物食いとして有名で、マッケンローやベッカー、コナーズなど錚々たるプレイヤーを破っています。
なぜたいした武器のないギルバートがマッケンローやベッカーに勝てるのか?
それがこの本には書いてあるのです。
***
他のテニスの本のように、グリップがどうとか、テイクバックはこうしなさい。といったような技術的なアドバイスは全然ありません。
書いてあるのは、戦略、準備、考え方などです。
しかしテニスはそれが重要なのです。
一例をあげると、「大蛇のようにプレーしろ」とギルバートは言います。
どういうことかというと、蛇は獲物を一気に絞め殺しはしないそうなのです。相手に巻きつき、獲物が息を吐くたびに、少しずつ締め付けていきます。
テニスも同じで、一発のエースで決めようとせずに、じわじわと相手を追い込んでいきなさいと。
少しずつ相手の余裕を奪っていけば、相手がミスってくれたり、最後に自分のショットがエースになったりするのです。
***
この本にはトッププロの例が沢山でてきますが、一般のプレーヤーに置き換えてもくれてますので、かなり役に立つ本だと思います。
スクールで練習するのもいいのですが、この本を読むだけで、スクール何回分もの効果があると思います。
かなりおすすめです。

09.03.17

道具に拘る Vol.2

前回予告したとおり、ブリヂストンデュアルコイル3.0を紹介します。

さて、ブリヂストンと聞くと、何を思い浮かべます?
そうタイヤですよね。
テニスのラケットを思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか?
実際テニスのトッププロでブリヂストンのラケットを使っている人は一人もいません。
同じ日本メーカーでも、ヨネックスやダンロップを使っているトッププロは沢山います。でもこれはブリヂストンのラケットが劣っているわけではありません。考え方の違いです。
高い契約金を払って、トッププロに使ってもらい、それを販売に結びつけるメーカーもあります。
そういったメーカーとは違って、ブリヂストンはもっと地道に広告展開している感じです。(F1タイヤにお金が掛かりすぎるのかもしれませんが…)
***
テニスのラケットも日々進歩し、変化してきています。
ほんの30年ほど前、ラケットは木で出来ていました。
ボルグやマッケンローなどはウッドのラケットで戦っていました。
その後、グラファイトやカーボンなど、素材が変わり、厚ラケなど形も変わりました。
ラケットに張るストリングスも、天然のガットからシンセティックへそして最近ではポリエステルなども増えてきています。
そんななか、最近(といってもここ数年でしょうか?)のひとつの流行のスペックがあります。
それは、フェイス面積が100平方インチ、重量:300g、平均バランス:320mm、ストリングパターン:16×19のピュアドラスペックと言われるものです。
バボラというフランスのメーカーが出している、ピュアドライブというラケットが大ヒットして、それと同じスペックのラケットが沢山出てきているのです。ブリヂストンのデュアルコイルもこれとまったく同じスペックになります。
僕はあいにくピュアドライブを使ったことがないのですが、それよりも使い易いとのクチコミにひかれて買ってみたわけです。
で・・・いいんですこれが。
まったくの初心者には少し重く感じるかもしれませんが、ある程度ラケットを振れる人なら、このラケットのよさを感じられると思います。
結構よく飛ぶのですが、飛びすぎる感じもなく、思い切りひっぱたくことが出来ます。
ただ飛ぶだけのラケットだとアウトが怖くて振り切れないのですが、このラケットは安心してハードヒットできます。
ハードヒットしたときの打球感もしっかりとボールを潰している感じが伝わってきて、信頼できるものです。
このラケットに変えただけで、2ランクぐらいレベルがアップしたような気がしています。
***
これで「めでたしめでたし」のはずなのですが、実は気になるラケットがあるのです。

これです。
ラケットに関しては、僕は浮気性なのです。
道具に拘るのもいい加減にしないといけませんね。まだテニスに復帰して1年しかたってないのに、こいつを買ったら、もう3本目ですから・・・

09.01.20

Challenge

テニスの全豪オープンが開幕しました。
残念ながら負けてしまいましたが、伊達さん素晴らしかったと思います。
13年ものブランクがありながら、第一線に復帰して、全豪オープンの本戦入りです。
これは本当にすごいことです。

ここ5、6年のテニスの進歩は凄まじいものがあります。
昔ならサーブ1本、ストローク1本で決まってしまうような球でも、今では決まりません。
エース級のショットの打ち合いになるのです。
お互いにものすごいスピードで動き回り、強烈な球を打ち続けるのです。
その現代テニスに帰ってきて1年もたたないうちに、世界レベルで戦える。
モノが違うとしか言いようがありません。

前にこのブログに書きましたが、伊達さんと同じ日に僕も5年のブランクを乗り越えて、テニスに復帰しました。
僕のレベルはというと、小学生の大会ならそこそこ戦えるぐらいですかねー。
これでも自分史上最強なんですが・・・
でもいいのです。自分の中の目標ですから。今年は中学生を目指しますよ。

それともう一つ。今年始めたことがあります。
写真サークルに入ってみたのです。
先日そのサークルの第一回会合に出席したのですが・・・
見事に最年長でした!!
最年少は19歳!!
みんな若くて、野望と情熱に燃えています。
ちょっと圧倒されました。
でもいい刺激になりますね。

謙虚さと情熱を持っていれば、いくつになっても新しいことは始められます。

先週行ったスキー場でも、おじいさんがボードを習ってましたよ!
まだまだ僕も負けられません。

08.12.22

ヌーヴェルヴァーグ

M-1グランプリ2008でNON STYLEが優勝しましたね。

決勝は、爆笑レッドカーペットでおなじみの面々が独占しました。

 

時代が変わっていってますね。キングコングや笑い飯は、決勝にすら残れなかった…。

 

我が家の息子たちも、レッドカーペットが大好きなので、決勝に出た3組のことはもちろんよく知っていたのですが、驚いたのは、ダウンタウンの松ちゃんが、NON STYLEとかを知らなかったことですね。

 

お笑いの世界に出てくる新しい人たちの事に興味とか、恐怖はないのですかね。

まあダウンタウンぐらいになると、もう「上がり」で、そもそも土俵が違うのでしょうね。そして絶対の自信もあるのでしょう。

 

それでも時代は変わっていきますがね。いやおうなく。

 

これがたとえばテニスの話になると、新人に無関心なんてことはありえませんね。

いくら確固たる地位を築いていても、伸び盛りの新星に負けてしまえば、そのポジションから追い出されてしまいます。

だから伸びてきそうな新人はマークされ研究されます。もちろん新人も上位の選手に勝つために作戦をねり、身体と技を鍛えていきます。

 

そんな新星がうれしいことに、日本から誕生しましたね。そう錦織 圭です。

彼はもちろん本物中の本物です。これほどの選手が日本から出るとは!!

 

今までの日本の選手の試合は見ていてもあまりおもしろくなかったのです。ただ繋いでるだけって感じで…。いや日本だけでなく他の国も同じです。見ていてワクワクするようなプレイをできる選手はほんの一握りです。

錦織のプレイは見ていて楽しいですよ。クリエイティブで攻撃的。WOWWOWの特集では、コートセンスがいい。と言われていましたね。

 

そして、あのエア・ケイなんか、まねしたいもん。(足が攣りそうになるけど)

 

現にテニスを習っている子供たちはエア・ケイの真似しています。おそらく憧れて同じラケットを使っている人もいるでしょう。これは凄いことです。

 

昔僕がマッケンローに憧れて、ダンロップの200Gというラケットを使ったり、独特なクローズドスタンスのサービスを真似したりしていた。

それと同じことを、今の子供たちが、錦織に対してしている。なんか感無量ですね。

 

来年が本当に楽しみです。テニスでは19歳でブレイクする人が、結構多いんですよね。

グランドスラムベスト4ぐらいに入って欲しいな。

 

そうそう恥ずかしながら僕も、実は錦織の真似してるんですよ。

そう。これです。ラケットの振動止め…。

08.12.13

今年を象徴する文字は

日本漢字能力検定協会(京都)が毎年暮れに制定している,その年を象徴する漢字ひと文字。
今年を象徴する文字は

 

 

と決まったそうです。「変化」「変動」を意味して,オバマ米次期大統領の選出や急激に変わる政治・経済情勢,「ゲリラ豪雨」など,こちらも急激な天候の変化などに因んだとのこと。
きっと「変な年」だったという意味も,ちょっとはあるでしょうけどね…。
でも,去年は「偽」で,本当に救いのない字だなと感じたのに比べると,「変」は悪い意味ばかりじゃないし,オバマさんの選出で盛り上がる米国民の皆さんの姿もだぶったりして,「未来に向けて希望を持ち,変化を恐れずやっていこう」という意味に捉えなければ,と思います。
世界中の経済にとって来年は「正念場の年」になるでしょうけどね。

 

さて,そう書いた端からあれですが,先日,まったく変化していない「時の止まったスポット」に足を踏み入れ,言葉に尽くせない感慨を味わう機会がありました。

大学時代の同級生だった男から結婚披露宴への招待があり,実に久しぶりで同期の部員8人が一同に会したのです。
お互い出身地もばらばらの上京組が大半だったため,卒業後Uターンしてからは会う機会がほとんどなくなったまま,ほぼ15年ぶりの再会でした。
お互い腹が出て,髪がちょっと薄めになり,白髪も増えましたが,それでも,まるでタイムスリップしたように,昔のままの顔で会話し笑いあいました。

 

「体育会という,とりわけ密度の濃い世界で苦楽を共にし,試合に勝った嬉しさ,負けた悔しさ,情けない失敗をして先輩に叱られた事などをすべて共有することで,この先長い人生の終わりまで,強い絆で結ばれるもんだよ」
と当時のOBに教えられたことが,今身をもって体験できたなあと,口にこそ出しませんでしたが,全員が間違いなく感じたであろう一日でした。

 

結婚式の前に立ち寄った大学の弓道場。
泣けることに,見事なまでに昔のままのたたずまいでした。
キャンパスはずいぶん立派になっていたのですが,ここだけは「時の止まったスポット」でした。

普段は的が掛かっています。射位からの距離は27m。

「星的」と言い,学生弓道の独特の的です。直径約36cm。

矢を的場へ取りに行くため通る道

 

今回もまた,個人的な感傷にこの場を使ってしまいました。

写真を撮影し,この場に使わせていただいたことへの感謝を込めて,すべての関係者と部員の方へ。

「明治大学体育会弓道部の創立100周年おめでとうございます!!」

 

先週ご紹介できませんでしたが,雉軍団こと「ファジアーノ岡山」見事にJ2最後の椅子をゲットしましたよ!
そりゃJ2は厳しいでしょうが,希望を持って一年間がんばって欲しいものですね。

 

<今年の漢字:「変」に決まる 政治や経済など「変化」象徴>
(毎日新聞 2008年12月12日 14時14分)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081212k0000e040082000c.html

08.12.09

アミノ酸、マルチビタミンそしてクエン酸

この日曜日、子どものテニスの試合がありました。
そこでなんと

コンソレですが

優勝!

してしまいました。
今までも何回か試合にはでていたのですが、まあいいとこ2〜3回戦どまりって感じでした。

僕のほうもそれほど本気でもなく、当日まで試合会場も開始時間も知らないってありさま。

ドローも見てなければ、スペアラケットもまともなものがない。勝てるわけありませんよね。

 

それで今回思ったわけです。きちんと準備をしてみようと。

 

で、まずスペアラケットを買いましたね。前回試合中にガットが切れたアタフタしたので…。

次に試合前日に、調整のために軽めの練習(こんなことすら今まではしてなかった)。

それから食事です。試合前日と当日の朝、そして試合中。

色々調べました。アミノ酸がどうとか、マルチビタミンが必要だとか、疲れにはクエン酸がいい等々。

スペシャルドリンクもつくり、寒くなりそうだったので、暖かい飲み物も…。

そして、どこか痛くなったらいけないのでエアーサロンパス。

思いつく限りの準備はしました。

そしたらこの結果です。

コンソレだけど…

 

まあ出来過ぎですけどね。いつも準備が報われるわけではないでしょう。

でもやはりそれは必要なのです。

日頃のコツコツとした努力。その努力の成果を100%発揮するための準備。

そしたらあとは「戦う」だけです。

 

今回は僕が準備をしましたが、いずれ自分でやって欲しいですね。

今自分がどうしたいのか。それにはどうしたらいいのかを自分で考えて、それを実行する。

そんな子に育って欲しいな。

「おまえもちゃんとしろよ」って子どもに言われそうですが…。