▼‘アート’ カテゴリーのアーカイブ

09.05.11

フィールドオブクラフト倉敷へ

展示即売5月10日(日)倉敷市芸文館まえ広場で、フィールド・オブ・クラフト倉敷が開催されたので、子どもたちをつれて行って来ました。
最近は、サッカーだテニスだと子どもたちも忙しく、日曜日に出かけることも少なくなっていたのですが、午前中のサッカーをお休みして行く事にしました。
子ども達もルーティンばかりでも息がつまるでしょうから、たまには息抜きです。
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ガラスの器僕は始めてだったのですが、フィールドオブクラフト倉敷は今年で4回目。全国から、陶芸、木工、ガラスなど83名の作家さんが野外テントで展示即売したり、ワークショップがあったりと、天気にも恵まれて賑わっていました。
屋台も出ているのですが、焼きそばとかタコ焼き屋さんはなく、ややおしゃれ系?で、天然酵母のパンやさんとか、カフェ、ジェラートなど。
我が家は、FOMES CAFEさんのとろ~り温玉☆牛甘辛丼とカフェラテ、抹茶ラテなどをいただきました。
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お目当ては、ワークショップで、上の子は[型を使った楽しい器づくり]を、下の子は[ハンコ染め・木綿のエコバッグをつくろう]をしました。もっと他にもしたかったのですが、人がいっぱいで・・・時間もなくなり断念しました。岡山も、もっといろいろワークショップを開催してほしいですね。結構需要はあると思うけど。
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うずまきワークショップのあとは、ぶらぶらと野外テントをみて回り、上の子は、器を一客ご購入。小6なのに、ませた趣味だなー。
こんなかんじの器で、岐阜県の槇原太郎さんの作品です。写真も一緒に撮らせてもらいました。ありがとうございました。
ちなみに今回の器の写真や会場風景とかは、下の子に撮らせています。これもワークショップの一環てことで・・・。
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ワークショップに触発されたのか、家に帰ってからは、3人で泥団子を作成。
泥団子って、うまく作ると金色に輝くんですよー。
ささやかなアートの日曜日。

09.05.01

新発見!エジプト展 in 岡山

少々前の話になるのですが、岡山市立オリエント美術館で開催中の「吉村作治の新発見!エジプト展 ~国立カイロ博物館所蔵品と~」に行ってまいりました。
私が訪れたのは開催初日の4月11日。初日だし吉村先生も来られているし、人多いだろうな~とある程度覚悟をしていたのですが、恐れていたほどではなく、割とゆっくりと展示を見てまわることができました。

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2年前「セヌウの青いミイラマスク」も見に行きましたが、今回のメイン展示品は夫婦ミイラの木棺でした。何千年も前のものなのにかなりきれいな状態で残っていて、すごいですよね。やっぱり乾燥した地域のなせる技でしょうか?

 

古代エジプトにもいろいろな神様がいたようですが、なかでも不思議だったのは「月と湿気の神」。それぞれ単独ならわかるんですけど「月」と「湿気」を兼務ってどういうことだろ?夜露とかそういうこと?太陽は乾かすから、太陽に対するものとして月?う~ん、やっぱり古代文明っておもしろい。興味はつきませぬ~。

 

他にもお墓の副葬品やミイラ製作の医術具、死者を護る神々の像などが展示されており、展示品とともに、当時のエジプト人の死生観というものをかいま見ることができ、それがとても興味深かったです。

 

人は死ぬとどうなるか?体から魂が離れ・・・、というのが一般的な日本人の考えだと思うのですが、古代エジプトでは、人は「肉体」と「カー」と「バー」、この3つから成り立つと考えられていました。カーもバーもどちらも魂なのですが、カーは肉体とバーをつなぐ(関連づける?)人格みたいなもの(だったと思います)。そういう概念って日本には無いですよね?魂には人格も盛り込まれているというか。

死への恐れっていうのは今も昔も変わりなくあると思うんですが、そういった(概念的な)違いとかって、おもしろいなぁと思います。

 

そして、第2の目的。
図録を買って、吉村作治先生のサイン会に。一緒にお写真も撮っていただけました。
かなり人が並んでいましたので、流れ作業的になっても仕方ないと思っていましたが、ダンディ吉村先生、すごくにこやかに対応してくださいましたよ~

 

吉村作治の新発見!エジプト展 ~国立カイロ博物館所蔵品と~
岡山市立オリエント美術館にて5月31日まで開催中
http://www.city.okayama.okayama.jp/orientmuseum/

 

そして、オリエント美術館を訪れた際に是非とも見ていただきたいのが、常設展示されているアッシリア・レリーフ「有翼鷲頭精霊像浮彫」です。
紀元前9世紀に強大な勢力を誇っていたアッシリア帝国。その宮殿を飾っていたレリーフの一部で、連なっていた他の部分は、大英博物館やメトロポリタン美術館など、世界の名だたる美術館、博物館に分蔵されています。そんな貴重なレリーフが、なぜか(?)ここ岡山にもあるんです!すごくないですか?平成16年、開館25周年記念事業の一環として取得したもので、その時のお披露目展示会にも行きましたが、「ものすごく頑張って買いました」と学芸員さんがおっしゃっていました。

 

そして、オリエント美術館初心者のためのプチ得情報~♪
美術館近くに、前売券を取り扱っているお店がいくつかあります。昭和の香り漂う飲食店だったり、ふらりと入るには敷居の高そうな備前焼のお店だったりするんですが、入口にポスターが貼られているのですぐに分かると思います。で、会期中でも前売券が残っていることが結構あるので、美術館に入る前に、近くのお店をのぞいてみられることをおすすめします。私は今回も当日、前売券を買いました。

 

帰り道、岡山城の近くを通ってみました。
月とお城が、前を流れる旭川に映り、かな~りいい感じでした。
肉眼で見るともっとキレイだったんだけどなぁ。

 

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ハッ!水面に映る月。これがもしもナイル川だったら・・・。

月と湿気の神がおわすシチュエーションって、もしやこんな感じ??

09.02.02

自分の《色》を


この映画結構好きなんですけど、今回のテーマに直接は関係ありません。
映画についての感想(さすがにフランスの男は筋金入りだなーと思いましたが・・・)は、他のサイトやブログに譲ります。僕がこの映画を見ながら気になっていたのは「色」のことです。

この映画の色、結構好きですね。色々な色があるんだけど、少し彩度が低い感じで地味すぎず派手過ぎない。

こんな感じの色を出したいですね・・・

写真でも。

そう今回は写真の話です。

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最近デジタルで写真を撮るようになって、より色で悩むようになりましたね。

フィルムの頃は、フィルムを選ぶことぐらいしか、ど素人の僕には、色をコントロールできなかったのが、デジタルは自由に色を変えることが出来ます。

肌の色一つをとっても、やや黄色がかったもの、すこしマゼンダ(赤紫)がかったもの、青っぽいものなどかなりの幅があります。

自分はどんな色が好きなのか、どういうトーンが好きなのか、それによって全然色が違ってきます。

本屋などで、ファッション誌が並んだ棚を見てもらえば、ほんとうに色々な肌のいろ(個人差だけではなく)があるのが解かると思います。

もちろん、ここには印刷の技術も絡んできますが。

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以前、写真の雑誌でプロカメラマンが何人か集まって、同じネガをそれぞれプリントする試みがありましたが、各々まったく違った作品になっていて、驚いたことがあります。

写真は撮るだけでは終わりません。なにをどう撮るかだけではなく、どうプリントするかも非常に重要だと思います。

自分の「色」が出せるようになりたいですね。

09.01.20

Challenge

テニスの全豪オープンが開幕しました。
残念ながら負けてしまいましたが、伊達さん素晴らしかったと思います。
13年ものブランクがありながら、第一線に復帰して、全豪オープンの本戦入りです。
これは本当にすごいことです。

ここ5、6年のテニスの進歩は凄まじいものがあります。
昔ならサーブ1本、ストローク1本で決まってしまうような球でも、今では決まりません。
エース級のショットの打ち合いになるのです。
お互いにものすごいスピードで動き回り、強烈な球を打ち続けるのです。
その現代テニスに帰ってきて1年もたたないうちに、世界レベルで戦える。
モノが違うとしか言いようがありません。

前にこのブログに書きましたが、伊達さんと同じ日に僕も5年のブランクを乗り越えて、テニスに復帰しました。
僕のレベルはというと、小学生の大会ならそこそこ戦えるぐらいですかねー。
これでも自分史上最強なんですが・・・
でもいいのです。自分の中の目標ですから。今年は中学生を目指しますよ。

それともう一つ。今年始めたことがあります。
写真サークルに入ってみたのです。
先日そのサークルの第一回会合に出席したのですが・・・
見事に最年長でした!!
最年少は19歳!!
みんな若くて、野望と情熱に燃えています。
ちょっと圧倒されました。
でもいい刺激になりますね。

謙虚さと情熱を持っていれば、いくつになっても新しいことは始められます。

先週行ったスキー場でも、おじいさんがボードを習ってましたよ!
まだまだ僕も負けられません。

08.11.10

美術館に行こう!

ミッフィーで有名なディック・ブルーナの「ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を観に、成羽町美術館へ行ってきました。

階段のところで、ぶたのうたこさん(ちょっとマイナーですが)が迎えてくれます。成羽町美術館はあの安藤忠雄さんが設計されていて十八番のコンクリートの打ちっぱなしが、シンプルなミッフィー達の背景にはぴったりですね。

ぐるっと山のほうに回って入り口のほうへ行くと、今度はミッフィーが見えてきます。

今回は、子供たちをワークショップに参加させようとして、観に行ったのですが、やはりブルーナさんはいいですね。極限までそぎ落とした表現で、なおかつ力強く魅力的で、決して冷たくはならない。

かなり前にPetit Glam Issue no. 3という本(今はもう絶版かな?)のピクトグラム特集で、ミッフィーを取り上げていましたが、まさに、ミッフィーは偉大なピクトグラム。6色しか使ってなかったり、顔がいつも正面向きだったり、たくさんの制約?があって、まるで企業のロゴマークみたいなんだけど、かわいいんです。表現が完全にコントロールされているので、グッズとかに展開しても魅力的で、どれもこれも欲しくなってしまいます。まあ40過ぎのおっさんがみっふぃーのグッズを使うのもどうかと思うのでぐっと我慢しましたが…

ブルーナさんの仕事、その生活ぶりも含めて、ちょっと憧れますね。