▼2009 年 7 月 13 日 のアーカイブ

09.07.13

メメント・メモリ2

「ひみつの嵐ちゃん!」という番組に「マネキンファイブ」というコーナーがあります。
これは嵐の5人が、例えば「海にデートに行くときに着る服」とかいう「お題」でそれぞれ服を選んできます。
その服を着て「マネキン」になって立っているところに、後から入ってきた女性ゲスト4人が、順番にお気に入りのマネキンを選んでいき、最後に売れ残った人が負け。
といったようなコーナーなのですが、これがコワい。
女性ゲストのつっこみ所が、ほぼ一緒なのです。
「このストールはなぜしてるの?」
「なんでこのインナーは白にしたの?」等々
「嵐」は芸能人ですから、一般の男子よりはオシャレに関して気を使ってるとは思うのですが、それでも女の子のセンスの前ではまったくの無力です。
僕も含めて一般的な男のオシャレメモリは女の子の10倍粗いと思いますね。
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そんな僕ですが、文字とかデザインに関しては、細かくありたい。もっと細かくありたいと思っています。
例えば本文の文字組。
どんな文字を使うのか? 文字デザインも色々ありますし、文字の太さも沢山あります。
例えば同じリュウミンという文字でも6種類ぐらい太さの違うものがあります。
リュウミンの仮名だけに限ればさらに16種類ぐらい増えます。
文字の種類が決まっても、文字のサイズをどうするか?
字間は詰めるのか、空けるのか? 行間は広くとるのか、それとも詰め気味に?
ノンブルの書体は? 柱はどうする? 等々きりがありません。
これが表紙になると、もっと細かくなってきます。
一文字一文字字間を調整することはもちろん。場合によっては文字サイズも一文字づつ変えたり、平仮名だけ別の書体にしたりと、細かく調整していきます。
文字を置く位置も重要ですから、プリントアウトしながら慎重に検討します。
カラー印刷の場合は色のこともあります。
例えば「青」と一言に言っても無限にありますからね。
黄色がかった青もありますし、緑がかった青もあります。
もっとも相応しい色を選ばなくてはいけません。
今も一生懸命やってはいるのですが、もっともっと突き詰めて細かく正確なメモリを身につけていかなければ・・・。
日々努力ですね。
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以前ファッション誌で、あるスタイリストさんが、同じ色同じ型のボトムの「サイズ違い」を買って、トップスによって使い分けているという話を読みましたが、やはりプロたるもの、そこまでの拘りが欲しいですよね。