▼2009 年 7 月 24 日 のアーカイブ

09.07.24

徳島でうだつをあげる?

古い話で恐縮ですが、今年のGW、徳島へ行ってまいりました。
瀬戸大橋はじめ本四連絡橋の通行料も1,000円となり、今年のGWは特に四国旅が人気だったようです。香川のさぬきうどん店も2~3時間待ちの大行列なんてところがいくつもあったとか。

 

徳島にも見所はたくさんあるのですが、今日は今回の旅テーマの一つ 
「うだつが上がらない」の語源を訪ねる 
について書いてみたいと思います。

 

徳島県美馬市脇町には、その語源といわれる「うだつの町並み」があります。 
この通称「うだつの町並み」は東西約430㍍。
国の重要伝統的建造物に指定された商家や蔵が八十八棟、延々と連なっています。
歴史が息づくきれいな町並みでした。

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そもそも「うだつ(卯建)」って何なのでしょう?

説明書きがありました。

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(看板より) 
 うだつ「卯建」は、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁で、火よけ壁とも呼ばれ防火の役目をしていました。
 江戸時代、裕福な商家はこの「うだつ」をあげた立派な家を競って造りました。
 ことわざ辞典にいつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつがあがらぬ」と記しており、この語源になったのではないかと思われます。
 

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 脇町は徳島県を東西に流れる吉野川の中流にあるのですが、かつて吉野川流域は日本最大の藍作地帯でした。脇町はその水運を利用して、江戸時代から藍の集散地として発展し、一時は百を超える藍商人たちが栄華を極めたといいます。
元々は防火という実務的な役割を担って登場し、後に装飾としての意味合いが強くなってきたという「うだつ」。
その設置にはかなりの費用がかかるため、豪商達は富の象徴としてこの「うだつ」を競ってあげ、様々な装飾も施し豪華さを誇ったのだそうです。

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もっと写真があったらよかったんですが、うだつにも色々と個性があって、すごく凝った装飾が施してあったり、隣近所で競い合っていた当時の栄華が偲ばれます。
建物の内部が公開されているところもありました。
タイムスリップしたような気分が味わえますよ。

「重要伝統的建造物群保存地区」「日本の道100選」にも選ばれた町並みです。

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図書館もうだつが上がっていますO(≧▽≦)O

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 他にも、近くの郵便局やスーパーマーケット、歯医者さんもうだつが上がっていて、何かそういうサービス(?)って観光客にはうれしいですよね~。旅気分が盛り上がるというか。

 
またこのすぐ近くに、山田洋次監督の映画「虹(にじ)をつかむ男」の舞台となった劇場「オデオン座」もありました。

 

日頃何気なく使っている言葉、言い回しでも、その語源を辿り、その地を訪ねてみると、なるほど的を射た表現であると感心するとともに、当時の人々の暮らしぶりまでもが鮮やかに浮かびあがってくるようで、おもしろいなーと思いました。
また機会があれば、他の語源も訪ねてみたいです。

 

語源を訪ねてみたくなった貴方には、この本がオススメ。
『地団駄は島根で踏め』


 

 

 

徳島は他にも、祖谷のかずら橋、眉山、鳴門の渦潮、大塚国際美術館などなど、見所満載でした。また機会があればそれらのお話も!

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 待ち人が予想以上の大行列で、泣く泣く渡るのを断念したかずら橋。

 

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大塚美術館内の庭園。大鳴門橋がすぐ側に見えています。

 

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うずうず~。
この日はあまりうずうずしていなくて残念!

 

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眉山から見た徳島市。天気がよかったら淡路島とかもっとくっきり見えたはずなんですが。

 

 

(画像加工:「微笑みメガネ」J氏)

鮮やかな緑と空がよみがえりました。ありがとうございました!

09.07.24

うまくいかないとき…

なにもかもがうまくいかないってとき・・・誰にでもありますよね。
人間関係、体調、仕事等々・・・。
***
僕は先日、肘を痛めてしまいました。。。
もちろん客観的にみれば、些細な事ですよ。
テニスが出来ないってだけですから
でも僕の生活の張りになっていたので、しばらくでも出来ないのはつらいですね。
肘は以前にも痛めたことがあったので、気をつけてはいたのです。
サポーターは必ずつけていましたし、テニスの前後のストレッチ、筋肉を維持するためのトレーニング、そしてテニスの後のアイシング、ガットもこまめに張り替えていました。
それでも故障してしまいました。
今考えると、いくつか原因が思い当たります。
まずサポーターがすこし伸びてしまっていて、締め付けが弱くなっていたのが一つ。
ガットを張って1月半ぐらいたっていたので、若干伸びていたこと、このガット(ブラックコード)は1ヵ月ぐらいが張り替えの目安か?
それとフォームが少し狂っていて、手首を使いすぎた事など、少しの油断が重なったためだと思います。
***
錦織圭選手も今、肘を痛めてテニスを休んでいます。
もちろん僕の比じゃない一大事です。彼はテニスが仕事だし、日本のみならず、世界的にみても優れたテニスプレーヤーになれる存在です。
そんな彼が1月に肘に違和感を感じ、その後思うようにテニスが出来ず、3月ぐらいから、ずっとテニスを休んでいます。
去年彼はトップ選手を破りトーナメントに優勝もし、一気にランキングを上げました。
今年はいったいどこまでいくのか、本人も回りも大いに期待していた矢先のケガ・・・
一番伸びるとされる、19歳という年齢。
その一年を棒に振りかねません。
どれほどつらいでしょう。そして焦るでしょう。
***
うまくいかないとき・・
大切なのは、諦めない事ですね。投げやりにならない事・・・
出来る事を一生懸命やる事。
以前このブログでも紹介した、自転車選手のアームストロングは癌から生還し、今も過酷なツールドフランスに出場してアルプスを走っています。
あと3日を残して今現在3位です。
優勝は一寸難しいかもしれませんが、やっぱりスゴいですね。
彼が諦めていたら、今頃はベッドに横になっていたかもしれません。
***
それからゴルフの宮里藍選手のことも実は気になっています。
僕はあまりゴルフの事は知らないのですが、彼女は日本にいればトップだったかもしれませんよね。
でも彼女はアメリカツアーに挑戦しました。もう4、5年になるでしょうか?
アメリカではあまり(優勝という)結果が出ていないようです。
それでも彼女は最大限の努力を続けているのではないでしょうか。
うまくいかないときも、腐らず諦めず・・・。
ゴルフをしない僕ですが、陰ながら応援しているのです。
きっとその努力が実を結ぶ日がくると。
***
さあ今日はサポーターを買いにいこう。
それから湿布も・・・
ガットはもう張り替えに出したし。
昨日さぼっちゃったトレーニングもがんばろう。
腕立ては無理でも、腹筋はできるから!