▼‘時事’ カテゴリーのアーカイブ

11.08.31

どじょうと金魚とプラナリア

日中の暑さは相変わらずですが、朝晩は随分過ごしやすくなってきた気がします。

今日で8月も終わり。早いですね。
良い子のみんな、宿題はちゃんと済ませているかな?

今も昔もチビッ子達を悩ませる宿題といえば、自由研究、絵日記とかでしょうか??
小学生の頃、プラナリアの再生実験に挑んだものの、予想をはるかに超える増殖っぷりに恐れをなし・・・・・・▽※%◎◆×※○▲ということがありました(-_-;)

苦い思い出です。 

 

 

『切っても切ってもプラナリア』

 

 

そして大人の世界では、野田さんが新総理大臣に決まりました。
「どじょうが金魚のまねしてもしょうがない。」

という部分がクローズアップされていましたが、相田みつをファンって政治家の中にも多いんですね。。。   
   
そういえば似たような言い回しがあったなぁ・・・。
そう、これです。  
  「愚かなる行いのほとんどは、
   自分とは似ても似つかない人間のマネをしようとすることから生じる
                          (サミュエル・ジョンソン)」

 

どじょうの詞をご希望の方はこちらをどうぞ

『おかげさん』

 

野田さんの演説力はピカ一だったと、各所であまりにも絶賛されているので、全文を聞いてみたくなりました♪o(^-^o)♪
アメリカの大統領にはスピーチライターがいますが、野田さんにもそういう人がいるのでしょうか??

 

世界を揺るがす決断がなされる場所、ホワイトハウス。
アメリカ大統領と彼を支えるスタッフたちを描いたドラマがこれ。
すごく面白いです。おすすめ☆
 
「ザ・ホワイトハウス」1stシーズンDVD

   
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先週1週間、インターンシップに来られていた学生さんから、丁寧なお礼状をいただきました。えらし!です。ありがとうございました。
振り返ると1週間、本当に早かったです。お疲れ様でした。
TMさんは勘がいいんでしょうね。よく気がつくし、お愛想もできる。
本当にいい子、といっては失礼かもしれませんね、いい人材だと思いました。(*゜-゜*)
これから色々なことがあると思いますが、いい事だけじゃなく、悔しかったり、辛かったりしたこともすべて、経験は財産になると思います。
TMさんの今後のご活躍を祈っています☆

11.08.17

桃!桃!桃!

お盆休みも終わり、今日からまたお仕事です。

 

前ブログに書かれていますように、お休み前の11日には結構な宴席を設けていただき、有難き幸せでございました。(*´∇`*)

特にマナガツオのお刺身と照り焼きは本当に美味しくて、感動しました!

 

ですが「知的キャラ」と言っていただけるのはありがたい反面、何だかハードルが上がって書きにくいですー(>_<;)。
なので、今回はハードル下げ狙いで、プチプチブログにしたいと思います。

 

岡山の夏といえば、やっぱり桃ちゃんです。
白く瑞々しい肌。あふれる果汁。甘美な味わい。
岡山から、自信を持って世界に送り出せる「清水白桃」。
美味しいだけでなく、美しいんです。
だけど傷つきやすい乙女心(?)のようにとってもデリケートなので、出荷前にあたって(傷んで)しまい、売り物になれない桃ちゃん(クズ桃と呼ばれています)も結構発生してしまいます。
岡山に住んでいると、知人や親戚からそんなクズ桃をもらえることが、かなりの高確率であります。

ちょっとあたっていてキレイではないけど、すぐに食べなきゃだけど、でもでも十分に美味しいんですーヾ(@⌒¬⌒@)ノ

 

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箱いっぱいの桃ちゃんですヘ(゜▽、゜*)ノ ジュル♪

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今年は、お盆休みにもらってきました。
年に一度か二度「岡山っ子で良かった♪」と思える瞬間です。

11.08.10

岡山城炎上?!

毎日暑い日が続いておりますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
岡山の夏といえば桃。ぶどう。そして「幻想庭園」です!(`・ω・´) キリッ!
以前、当ブログでもご紹介しました岡山後楽園、夏のライトアップイベント「幻想庭園」に今年も行ってまいりました。

 

訪れたのは8月6日(土)。ちょうど岡山では納涼花火大会の開催日なのでした。
会場となる旭川の河川敷は毎年見物客で大混雑。行きも帰りも大変です。
そこからほど近い後楽園が意外な穴場だという噂があり、その真偽を確かめるため(?)今年は後楽園から花火を見ることにしたのでした。

 

たどり着くと、普段の後楽園よりは、さすがにかなり賑わっていました。
ですが、河川敷の混みっぷりに比べれば何でもないです。

 

だけどもやっぱり夜景モードは難しい。花火モードだともっとうまくいかない_| ̄|○ il||li
カメラのせいか、腕のせいか・・・。
ほとんどがブレブレ写真だったのですが、せっかくなので比較的マシなものをUPしてみます。
本当はもっともっとキレイだったんです!心の目で補正しながらご覧あれ!

 

まずは幻想庭園の模様。 

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花火が上がるとこうなります!
結構離れている気もしますが、お城と花火が一緒に見られるのって、何か贅沢。

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お城と花火がもっと近くなるポイントがあるはずと、しばしさまよう。

 

そう!こんな感じ!

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岡山城、炎上?!

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幻想庭園は21:30までなので、花火が終わった後(20:30)でも、ゆっくり散策することができます。

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仕掛など低い花火は見られませんが、人ごみで身動きとれず、仲間とはぐれたら一生めぐり会えそうに無い(?)河川敷に比べると、かなりゆっくりゆったり見られますし、幻想庭園も楽しめる。
お腹に「ドーン!」と音が響くくらい、そして花火のカス?が降ってくるぐらい近くじゃないと見た気がしない、という方以外にはお薦めできます。
だけどそんな口コミ情報により、後楽園花火客は年々増加の一途だそうで、お薦めしたいようなしたくないような、微妙に揺れる乙女心でありマウス。~( C・>

 

『岡山後楽園の春夏秋冬』

 

岡山にお越しの際は、こちらをどうぞ。

 

岡山を食べる!
美味しい、楽しい、また行きたい。岡山の厳選105店を絵日記で紹介。
人気ブログからの書籍化です!
 

岡山GOGOグルメ隊!!』

 

岡山を飲む!
粋な大人の癒し空間、Bar。
お店そのものより、バーテンダーにスポットをあてた、全国的にも珍しいバーガイド。
中のコラムもおもしろいです。


『おかやまバーテンダー』

11.05.24

「東北魂」

例年のごとく、年明けすぐの繁忙期突入により、またもや激しくお久しぶりになってしまいました。

 

遅ればせながら、東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈りいたしております。

 

遠く離れた岡山にいてできることは、募金(寄付)、そして普通の生活を続けることだと思っています。
自粛より、復興のためには経済を止めないことが大事ですよね。
西日本が日本経済を引っ張ります!なんていうのはおこがましいですが、それくらいの気持ちでお仕事も頑張ります!p(・∩・)q

 

さる5月22日、岡山市民会館で開かれた「爆笑バトルライブツアー2011 in 岡山」に行ってきました。
自らもロケ中に被災していたという仙台出身サンドウィッチマンの呼びかけにより立ち上げられたチャリティーライブ
出演者はサンドウィッチマンの他、響、我が家、U字工事、キングオブコメディなど。
豪華、豪華!O(≧▽≦)O ワーイ♪
ライブは文句なしに面白かった!ツアーバスも出ていたみたいで、広島、高知など近県からもたくさんの方が来られていたようです。すごく盛り上がっていました。

 

サンドウィッチマンプロデュースのチャリティーTシャツも売られていました。
メーカーの協力により、売上げの全額が義捐金として寄付されるそうです。

1枚:1,500円なり。

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バックには「ナメるな!」と強い言葉が使われており、ひっかかる方もいるかもしれません。
震災直後のブログでも伊達ちゃん(金髪の方)が書かれていた言葉ですが、ショックに打ちのめされそうな自分を奮い立たせるため、あえて使ったのだそうです。

            

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全てのお店は閉まっています、信号もありません。


でもね、ちゃんとお互い助け合って順番を譲ってあげたりしています、だから変な事故とか争いがありません。


みんなスゴいです!!


戦後、俺たちのじいちゃんやばぁちゃんは日本を復活させた。
世界には奇跡と言われた日本の復興。


必ず復興します!
日本をナメるな!
東北をナメるな!

               (3/12 サンドウィッチマン伊達みきおオフシャルブログより)

 

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ブログも読みましたが、被害を目の当たりにした人の言葉というのはやはり違うと思いました。
震災直後から行っていた被災者目線での現状発信や、批判も覚悟の上での提言、自ら行った1,000万円の寄付など、お二人の熱意と行動は本当に素晴らしいと思います。
今回のチャリティーライブについても「何年でもやっていきたいし、やり続けることが大切」との意向。ますますファンになりました☆


ちなみに、イギリス紙「インディペンデント・オン・サンデー」の1面に「がんばれ、日本。がんばれ東北。」と日本語で記された日の丸が掲げられたのも、伊達ちゃんブログがきっかけだといわれています。

 

こちら(楽天)からも購入できます。
全額が寄付されるチャリティーTシャツはこれですよ。
類似品にご注意ください。

 

ライブ後はサンドウィッチマンの二人による募金の呼びかけ。

 

長蛇の列ができ、ほとんどの方がお札を入れられていました!
ごめんなさい。その時1万円札1枚しか持ち合わせがなく、ありったけの小銭(^^;)を募金させてもらいました。

 

募金、そして握手。
大きくて暖かな手からも、復興にかける熱く真剣な思いが伝わってきました。
伊達ちゃん、大好き

 

もっと千円札持っていくべきだった(1万円札と言えない私を許して(><))とか、Tシャツもっと買ってもよかったな。
後から思ってしまったので、その心残り分を、彼らが立ち上げた義援金口座「東北魂」に翌日振り込みました。
義援金受付窓口や募金箱はたくさんありますが、私は伊達ちゃん達に託したいと思ったのです。

 

たくさんありすぎる義捐金受付窓口や募金箱。
せっかくの善意を無にしないために、ある程度自分で調べるなどして、自分が託したいと思うところに寄付をするのがよいと思います。 

『こんな募金箱に寄付してはいけない』


今回の件で、ボランティアに興味をもたれた方も多いと思います。
大学生のみならず、ボランティア初心者にも分かりやすく解説された本はこちら。

『大学生のためのボランティア活動ハンドブック』

 
海外からもたくさんの支援がよせらせ、本当に有難いと思います。
日本は世界から愛されていました。

 

『世界が愛した日本』

 
ACのCM効果で、再ブーム到来の金子みすゞ。
彼女の詩はかわいくて好きです。「お魚」とか「ふしぎ」とか特に好き。
生きとし生けるもの(どころか無生物に対しても)に対する等しい眼差しとか、その子どものような感性に、すごく共感できます。 

『金子みすゞ童謡集』

 

弊社書籍著者の先生からも収益を義援金にと、支援のお申し出をいただいております。
ありがとうございます。<(_ _)>

 
『ストレングスアプローチワークブック』

10.12.27

そしてひとつの時代が終わった

もぉ~~~、やっとです。
最後の最後で笑い飯、悲願のM-1グランプリ優勝です!

 

紳助が言ってたように、これまでわざと逃してた感もあって、勝つ気ないのかな、と思っていました。
だけど優勝後の涙を見て、あぁ、彼らも本当に勝ちたかったんだ、ちゃんと戦ってたんだな、ということがよく分かった(;;)。本当によかったよ。

おめでとーーーー! (≧∇≦)/(≧∇≦)/(≧∇≦)/(≧∇≦)/

 

笑い飯1本目は、昨年100点を出した鳥人と同系ネタ。デジャブ・・・。
それ自体はおもしろかったものの、1年前の悪夢(決勝2本目でまさかの下ネタ)が脳裏をよぎる。

 

そしてスリムクラブ。
衝撃でしたね。めっさ笑いました。
目新しさって有利だし、もしやまさかと、いごっそ怖かった!

 

だけど、あれって漫才でした??
本人も言ってたけど「セキュリティ甘すぎ」?(^▽^;)
キャラじゃなく、ネタの上手さ、面白さで笑わせる漫才王者を、というのがM-1そもそもの成り立ちだったはず。
なので2本目の盛り上がりが今一つだったにしても、「取らせてあげたかった」気持ちがあったとしても、笑い飯の優勝は妥当p(・∩・)q

 

M-1グランプリ the Best 2001~2003 [DVD]


 

 

フットボールアワーが優勝するはずだった(私基準)2002年。
ラストイヤー、かつ非吉本をアピールしていた「ますだおかだ」が優勝。
笑い飯の悲喜劇は、思えばこれが始まりだった。

 

翌2003年、今や伝説の「奈良県立歴史民俗博物館」ネタをひっさげ、笑い飯優勢。
でも、(前年のことがあるから?)フット優勝。

 

それ以来、M-1舞台で笑い飯がすべるたび、もしもあの時と、夢想せずにはいられなかった。
だけどラストイヤーで優勝を決めた今、すべてはこのための、長い長い前フリだったのかとも思えてくる。

 

M-1の歴史は笑い飯の歴史。
毎年インパクト大の伏兵が出てくる中、9年連続決勝進出の実力は伊達じゃない。
これも一つの伝説。

 

M-1グランプリ2002完全版~その激闘のすべて・伝説の敗者復活戦完全収録~ [DVD]

この年のベストはフットの1本目「ファミレス」。
だけど笑い飯も鮮烈なデビューだった。面白かった。
 

 

M-1グランプリ2003 [DVD]

笑い飯1本目の博物館ネタは必見!
フット大好きだけど、このときは笑い飯行った!と思った。 

 

 

ネット上では素人の票で決めるべきって声が多いけど、一般人票を採用していた2001年見たら考え変わると思う。

 

M-1グランプリ2001 完全版 ~そして伝説は始まった~ [DVD]

 

 それにしてもM-1終わっちゃうのは、本当に寂しい(;△;)。
今やS何とかバトルとか、1,000万円のインパクトは薄れたものの、年に一度の大舞台「M-1」ブランドの重みっていうのは、やはり別格だと思う。
来年からの年の瀬は、何を楽しみに生きていけばいいのだろう・・・。

10.12.21

もしもサンタクロースに兄弟がいたら・・・

もうみっつ寝るとクリスマス・イブですね。
というわけで、今日はクリスマスにお薦めの映画をご紹介します。

 

「ブラザーサンタ」

サンタクロースには兄弟がいた!という設定のこの物語。面白かったです☆

 

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フレッドはデキのいい弟とは大違いのダメ人間。

努力はしたものの、聖人のように完璧な弟ニコラスの足元にも及ばない……。
それもそのはず、弟のニコラスこそは“サンタクロース”なのだ。
ニコラスが人に与えることを惜しまない模範的な人物である一方、フレッドは詐欺まがいの資金調達をし、その揚げ句、留置所入りする始末!
そんな中、ニコラスは妻の反対を押し切って「北極でクリスマス用のおもちゃを作る」という条件で兄の保釈に手を貸すことに。
一方北極では、怪しい能率専門家が、クリスマスを永久に廃止しようと企んでいた!
はたしてフレッドはクリスマスを救い、“家族”という素晴らしい贈り物を再び見つける事ができるのか? (Amazon内容紹介より)

 

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まず、映像がすごくキレイ(☆。☆)!

サンタの街のイルミネーションも、ソリで飛び回っている時の夜景も素晴らしい!

 

ファンタジーなんだけど、フレッドが言う皮肉や兄弟確執とかは、リアルな感じでいい。

 

特に印象的だったのは「兄弟との葛藤を乗り越える会」のシーン。
シルベスター・スタローンの弟、アレック・ボールドウィンの弟、クリントン元大統領の弟まで、本物の有名人兄弟が登場し、有名な兄弟を持った苦しみを切々と訴えるのです。
だけど弟ばっかりなんですよね。優秀な有名人弟or妹を持つ兄・姉っていうのはいなかったんでしょうか??

 

アメリカの映画やドラマでは、登場人物が「○○を乗り越える会」みたいな自助会に参加したり、個人セラピーを受けているシーンはすごくよくあって、それだけ自助会やワークショップ、セラピーがありふれている社会ってうらやましいなぁと思っていました。
どれくらいありふれているかというと、私の印象では「歯石をとってもらいに歯医者に行く」ぐらいの感覚でしょうか。誰もが行くわけじゃないし、行かない人の方が多いかもだけど、別にうわさになるほど珍しいことではない、という感じ。

 

カウンセリングやセラピーも保険適用になるといい。
心療内科など、保険がきくところって、基本的に投薬治療ですよね。
過去のトラウマだとか、自分が抱えている問題の原因を何となくでも自覚している人は、薬物治療が対症療法に過ぎず根本原因の解決にはならないように思え、敬遠してしまうと思うんですよね。
日本での自殺者、毎年3万人以上。少しは減るんじゃないだろうか。

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と、ちょっと重苦しいことを書いてしまいましたが、基本的にはファンタジーコメディー。
そしてちょっとほろりともするハートウォーミングストーリーなので、気楽に見ていただければよいと思います☆

 

「ブラザーサンタ」〔DVD〕

 

 

「ブラザーサンタ」〔Blu-ray〕

 
DVDよりもブレーレイの方が安いのは何でか?

 

 

そして、子ども時代のフレッドとニコラスを見ていて思い出した本があります。

『コブタの気持ちもわかってよ』

 

 

残念ながら絶版となっているようですね。

 
小学1年生くらいのコブタが主人公。
一部抜粋してご紹介します。

 

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ケムシをうちへつれてかえったら ママがとてもおこった。
カブトムシをつれてかえってもおこらないのに。
ぼくはケムシもカブトムシもすきなのに。

 

たいせつなおもちゃをこわされてボクはおこった。
「あなたのほうがおにいちゃんなんだから がまんしなさい」ってママはおこった。
おこったきもちはボクのなかにとじこめられる。
ボクはきもちをはきだせない。

 

じぶんのきもちをうまくはなせない。

 

おなかがいたい。

 

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おなかを抱えて転がっているコブタちゃん。
何度読みかえしても泣いてしまう(;;)
絵本だけど大人、特にお父さん、お母さんにおすすめです。

 

小泉 吉宏さんは「ブッタとシッタカブッタ」シリーズでもおなじみの作者さんです。

ブッタとシッタカブッタ〈1〉こたえはボクにある

 

 

ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ

 

仏教的なものの見方がベースになっているようで、示唆的だけどまったく難しくはなく、イラストもかわいくておすすめです。

10.12.16

クリスマスと日本人

毎年クリスマスシーズンになると、必ず聞こえてくるのがこんな声。
キリスト教徒でもない日本人が、こんなに大騒ぎをするのはなぜ?
これまで明快な答えは出せずにいたのですが、最近になって、日本人の多くは無宗教ではなく、むしろ多神教なのでは、と思うに至りました。

 

きっかけは、日本旅行の思い出を綴った外国人たちのブログ。
「日本人はみんな順番を守る。自主的に列を作る!」とか「公共の場所で騒がない」、「公衆トイレもきれいに使う」など、私たちがあまりにも当たり前だと思っていることに感動してくれていて、そのことにとても驚いた。

 

日本人の行儀のよさはどこからくるのか。
頭に浮かんだのは、今や失われつつあるこの言葉
バチがあたる
子どもの頃、この言葉にさんざん脅されたような気がします。

人が見ていようがいまいが、
「悪いことをしたらバチがあたる」、「物を粗末にしたらバチがあたる」
これはキリスト教などでいう「神はいつもご覧になっている」みたいな戒めに近いかと思います。

 

そもそも日本には「八百万の神」という言葉があるように、山には山の、川には川の、岩や木、かまどやお箸、米の一粒一粒にまで、ありとあらゆる神様がいた。
そこから自然に対する畏敬の念や、物に感謝し大切に使う「もったいない精神」なども自ずと培われてきた。
「お天道様に顔向けできない」などといいますが、何でもお見通しの太陽を敬う→いつ誰に見られても構わないふるまいをする→恥の文化にもつながっているように思います。

 

クリスマスに浮かれ、お寺の除夜の鐘を聞き、お正月には神社へ参り、お彼岸・お盆にはお墓参りをする。
そんな生活に疑問を感じないのは、仏陀もキリストも、八百万の神の一人ぐらいに思っているからではないだろうか。

 

『「日本の神様」がよくわかる本 八百万神の起源・性格からご利益までを完全ガイド』

 

『知っておきたい日本の神話』 

 

日本の神話  親から子へ語り継ぎたい

 

 

宗教というものをあえて意識させないほど、様々なことが日常生活に浸透している。
今年「トイレの神様」という歌が話題になりましたが、それ以前にも「トイレ掃除で会社が変わる!」みたいな自己啓発的ビジネス書がブームになったことがあります。それも「トイレの神様(弁天様?)」効果ってことですよね?

 

「トイレの神様」

 

 

『掃除道  会社が変わる・学校が変わる・社会が変わる』

 

 

 

『ツキを呼ぶ「トイレ掃除」』

 

 

あらゆる神様を肯定し、神社でもお寺でも教会でも、神聖な場所に行けば自然と頭をたれる。それが日本人のメンタリティ。
だから多くの日本人には、排他的一神教の、いわゆる「原理主義」というものが理解できない。
世界中の争いの多くが宗教を発端としていたり、今でも政治利用されていることなどを思うと、節操が無いといわれようが、多神教、結構なことではないかと思う。
胸をはってクリスマスに浮かれればいいと思う。

 

 

そして年末になると思い出すのが「まんが日本昔ばなし」の「貧乏神と福の神」のお話。
「貧乏」すら神としてあがめ祭ってしまう、このふところの深さ!どうよ?!

『決定版 まんが日本昔ばなし101 』


 

 

「まんが日本昔ばなし」DVD

子どもの頃、大好きでした。
今の子どもたちにも見せてあげたい。
悪いことをすればバチがあたるとか、弱者をいたわるとか、働き者・正直者は報われるとか、理論的に説明するのが難しい道徳的なことを伝えるのに、すごく良い教材だと思います。
再放送希望。いや、一生放送し続けてほしい。

10.03.02

クィーンは誰か?

カルガリーオリンピックの時の、伊藤みどりが忘れられない。
年上の友人が、ことあるごとにそう語っていた。
あの時のジャンプの高さ、スピードはものすごかったという。

 

その大会での彼女の最終順位は5位。
いつまでも心に残る感動や衝撃を与える演技というのは、メダルの色や順位とはまったく無関係なのである。

 

フィギュア女子フリー。
鈴木さんや未来ちゃんもすごく良かったけれど、私の心が揺さぶられたのは、やはり浅田真央選手の演技だった。
新境地に挑むべく、敢えて選んだ重厚な「鐘」。
重苦しく粘り着くような曲調の中、可憐な顔をゆがめ表現する怒りや苦悩。
パワフルかつしなやかに舞い、激しく複雑なステップを踏む。
敢えて険しい道を行き、抗い戦う彼女自身と重なるようにも見え、荘厳なオーラを放つ真央ちゃんの「鐘」にいつしか私は引き込まれていた。
ジャンプだけじゃない。
これまで誰もなしえなかった技術と芸術(表現力)の両立に挑んだ。
世界中で、彼女にしかこなせないプログラムだ。

 

キム・ヨナ選手は、確かにノーミスのきれいな演技だった。
難易度を抑え、高い完成度を目指す彼女のプログラム構成は現在の採点システムにはまっているし、金メダルに異論は無い。
だけどいくら真央ちゃんにミスがあったとはいえ、20点以上もの大差がついたということについては、どう考えても疑問が残る。ものすごくあいまいな基準で大幅加点が可能な採点システムに対する疑問だ。

 

それにしても真央ちゃんはえらい。

自分のベストパフォーマンスができなかったことが、何より悔しかったのだろう。それでも涙をこらえ、必死で笑顔を作ろうとしていた。

彼女にとって、この数年間は試練の連続だった。
彼女に不利になるよう毎年改正されるルール。
だけどそれがどんなものであっても、努力と才能でもって、必ずそれをクリアする実力を身につけてきたのだ。
真央ちゃんは言い訳をしない。

ジャッジ批判をしないし、練習妨害されたとも言わない。
ただ真摯に、自分に挑戦し続ける。
これぞサムライスピリット。一流のアスリート魂。
何でも加点されるなら、人格加点してほしいくらいだ。

 

現在の採点システムは上を目指す者、限界に挑戦したい者にとっては激しい向かい風だ。
だけど真央ちゃんは、これからも挑戦することをやめないだろう。
もともと才能のある子が、死にものぐるいの努力を続けていくとどういうことになるのか、4年後、さらに進化した浅田真央を見せてほしい。

 

急成長中の長洲未来ちゃんなどを見ていると、この先キム・ヨナ選手と同じくらい上手い選手はでてくるだろうなと思う。
だけど、真央ちゃん2世は難しいだろう。

 

Queen of Triple Axel!
女子フィギュア史上初のトリプルアクセル2回成功。
ショート・フリー合わせて3回成功という快挙!
そしてジャンプ以外の要素も素晴らしかった。
世界中で誰にもできないことを真央ちゃんはやったのです。
真央ちゃんのメダル、あれ銀じゃなくてプラチナだと思う。

 

色々な意味で、歴史と記憶に残るオリンピックとなることでしょう。
若干19歳の浅田真央選手が、どれほどすごいことをやってのけたのか、どれほど圧倒的な力を持っていたか、日本のマスコミが言わないなら私が言う!後世に語り継ぐ!p(・∩・)q
そんな決意をせずにはいられないほど、浅田選手の挑戦、戦いには胸を打たれた。

 

また、演技とは別なところで印象に残ったのは・・・、問題提起をしてくれたプルシェンコ。

色々意見はあると思いますが、私は俄然ファンになりました。
今頃はきっとぞんざいに扱われているだろう銀メダルのことが偲ばれます(^▽^;)。

 

現在、予約受付中。
『バンクーバー五輪フィギュアスケート』

 

 

 

 

ところでNHK様。
ブライアン・ジュベールが出ていたNHKスペシャル(4回転ジャンプの秘密を科学的に探るという内容らしい)の再々放送はまだでしょうか?

 

今大会では振るわなかったものの、彼はこれまでずっと4回転を跳び続け、成功させ続けてきた。それがどれほど凄いことか!フィギュアはオリンピックくらいでしか見ないという人にも、本来の彼の姿を知ってほしいと願うのです。

 

ジャンプだけがすべてじゃない。それはよく分かります。

でもNHKさんも書かれているこの言葉
心技体すべてを最高レベルに到達させたものだけが実現できる4回転ジャンプ」
これこそオリンピックの精神!という気がするのは私だけではないはず。

10.02.25

祝!女子SP初のトリプルアクセル!

ついに始まりました。フィギュアスケート女子シングル。
昨日も帰宅後すぐに見ましたよ~。

 

日本でも人気の長洲未来ちゃん。上手くなりましたね~。
だけどなぜか鼻が赤くなっていてビックリ。
鼻血だったんですね。。。
私もよく鼻血を出す少女だったので(腕立て伏せをしていたら急に血がポタリ・・・とか、顔を洗っていたら水が赤く染まってきた・・・とか)、可哀想なんだけどちょっと親近感(^▽^;)

 

鈴木さんもミキティもそれぞれ惜しいところはありましたが、良かったと思います。
鈴木さんのステップには魅せられました☆
ミキティも十分メダル射程圏内だと思いますし、明日のフリーでは自分の力を出し切れるよう頑張ってほしいです。

 

ジョアニー・ロシェットさん。好きな選手の一人なので気になっていたのですが・・・、

良かったです。もともとキレイな人ですが、凛とした雰囲気がいつも以上に美しかった。

彼女の精神力の強さに敬意を表します。

 

そして真央ちゃんです。始まる前からもうハラハラドキドキ・・・。
だけど鍵となる最初のトリプルアクセルもきれいに決まり、パーフェクトな演技!
思わず飛び跳ねてしまっていた真央ちゃんが可愛かった♪
真央ちゃんの満面の笑みが久しぶりに見られ、それが何よりもうれしかったです。

 

対するキム・ヨナ選手。
ん~、やっぱり上手いですね。
特に今シーズンの「007」は観客を盛り上げやすいし、彼女にすごく似合っている。
そしてあれだけ会場を沸かせた真央ちゃんの直後、臆せず自分の演技ができてしまうという精神力、その度胸はさすがです。

 

だけど二人ともノーミスのパーフェクな演技。
5点もの差というのが素人目にはよく分かりません。
色気の差かと思いきや、技術点で結構差が出ていた様子。

 

キム・ヨナ選手が飛ぶトリプル+トリプルは、ジュニアの選手でもできる子はできる。(完成度は別として)
同じ「トリプル」とつくからアクセルも他のトリプルジャンプと同程度と思う人もいると思いますが実際は「3回転半」だし、踏切の仕方が他とは違って、これまで女子で飛べたのは、世界で確か4人だけ。
4回転が飛べるのにトリプルアクセルだけは鬼門という男子選手もいるくらい難易度の高いジャンプなんです。

ショートプログラムで成功させた女子は今回の真央ちゃんが初めて!
しかもコンビネーションです。
それほどの偉業、もっと評価されてもいいと思うんですが・・・。

 

だけど、そんなことは真央ちゃん陣営は十分承知の上なんですよね。
難易度よりも表現力や完成度で確実に点を積み重ねていく戦略的プログラムにするか、常に技術的向上を目指し、己の限界に挑戦することを選ぶか。

 

真央ちゃんは謙虚だからあまり大仰なことは言わないけれど、現状維持では満足しない、挑戦し続けるということが彼女のプライドで、その象徴がトリプルアクセルなんだと思います。
かっこいいぞ、真央ちゃん!

 

ここまできたらもう、点数とかメダルとか考えずに(といっても無理だろうけど)、ただ自分の信じた道を、思い切って滑りきってほしい。

 

怖い顔するのよ、真央ちゃん!もっと怖い顔を!!

 

『浅田真央 奇跡(ミラクル)の軌跡』

 

 

 

番外編 -思いがけない幸運-
途中、客席で応援している日本男子トリオの姿が映されていましたが、小塚君のちょうど斜め前にとてつもない美青年が座っているじゃないですかと思ったら、やっぱりステファンでした

やけにローテンションなのが気がかりでしたが、私服姿もかっこい~(ё_ё)
何度も巻き戻して見ちゃいました。
最初は一人ポツンと座っていて、高橋君話しかけてあげればいいのにとか思っていたんですが、次に映った時には同じスイスのサラ・マイアー始め美女軍団に取り囲まれていました。
さすがステファン( ‘∇^*)^☆♪ 心配は無用だったわ♪

10.02.22

高橋、ステファン、そしてジョニ子

高橋大輔が歩いてきた道。目指してきたもの。
4回転論争について、それぞれ考え方はあると思いますが、彼の考えは

「飛んでこそ男子」
もし安全策に出て別の色のメダルがとれていたとしても、自分自身納得できなかったはず。

悔いが残ったはず。
リスクは覚悟の上で4回転に挑戦し、手にした銅メダル!
本当に誇らしいよ!
ショート、フリー通して、自慢のステップはもちろん、ジャンプでも表現力でも、今回一番会場を沸かせ、魅了していたのは彼だったのではないかと思う。
本当によかった!
おめでとう、高橋大輔選手!

 

「高橋大輔」DVDを見たり、『be SOUL』を読んだ後で再度今回のプログラムを見てみると、さらに感慨が深くなりますよ。


 
そして映画「道」を見て再度フリープログラムを見るとまた深みが・・・。

 

 

日本人選手3人揃って入賞っていうのもすごいことですよね。
織田君はアクシデントにもめげず、よく頑張った。
自分を責めなくていい。胸を張って帰ってくるのだ!

 

小塚君もすごく良かった。
あの大舞台で4回転を成功させたことは大きな自信にもつながっただろうし、まだまだ成長途上の彼のこと、これからの発展を大いに期待させてくれる内容だった。

 

プルシェンコの復帰について、アナウンサーだったか解説者だったかが
「男子フィギュアの未来のために、4回転を飛ぶために彼は帰ってきました」
というようなことを言っていて、それがものすごくグッときました。

 

 

そして同じく復帰組のステファン・ランビエールは4位。
本調子ではない中、それでも4回転のコンビネーションジャンプを意地で成功させたところに、アーティストなだけでない、アスリートとしての気概を感じた。
だけどやっぱり、彼にとってはまったく不本意な出来だったと思います。見てる方も不完全燃焼な感じ・・・。
あの頃のステファン(シマウマだった頃やフラメンコの頃や「You’re so beautiful」って言ってくれてた頃)にもう一度会いたくて、保存版DVDを引っ張り出し、何度もリピして見ていました。
優雅でセクシーでドラマティック、叙情的な素晴らしい演技。
ずっと見ていたい、一生滑っていてほしいと切実に思わせる本当に希有なスケーターだと思います。
エキシビションでは彼らしいアーティステックなパフォーマンスで、再び私たちを魅了してくれることを期待しています!

 

 

そしてプリンセスジョニー・ウィアー。
ジャンプ、スピン、ステップ、指先から足先、表情まで全てが完璧に美しかった。
彼にしかできない、彼の世界観を見事に表現したプログラムだったと思う。
そしてキスアンドクライで見せるのは乙女の笑顔♪
薔薇の冠が似合いすぎです(≧∇≦)
しかもコーチが外そうとしたのを「あ、ううん。これは被っとくの」みたいな感じでうれしそうに被り直していた姿がツボ。
だけどそれにしても得点低すぎませんか?と思ったのは私も同じ。
でもブーイングをなだめるような彼の所作には、かわいらしさ以上の何かを感じた。
これでまた、ジョニ子ファンが激増したことでしょう。
かくいう私も、今さらながら彼の類い希なる魅力に覚醒し、DVD『氷上のポップスター』をポチり、寝る間も惜しんで彼の動画や記事を探し回る今日この頃です。
やばいです。ジョニ子萌えが止まりません。

 

ドキュメンタリーDVD『ジョニー・ウィアー 氷上のポップスター』

 

 

 

 

男子シングルが終わり、何だか既に、宴の後的寂しさに襲われています。
でも明日はアイスダンスフリーがあるし、女子シングルも残っている。
今度は真央ちゃんの応援だー!オー!

 

 

前回のブログで「俺たちフィギュアスケーター」という映画をご紹介しましたが、あの中の男子ペアと同じ演技を、実は過去に小塚君がしていたということを知りました( ̄m ̄〃)
お相手はアイスダンスの選手。
そしてこの映画の主人公の一人はジョニーがモデルとなっているそうです。納得!
男子ペア部門、本気で正式種目にしてほしい。

一番見てみたいのは、やっぱり大好きなステファン&ジョニ子ペア!

 

『俺たちフィギュアスケーター』