CHANGE!(キムタクじゃないよ)
オバマさん、決まりましたね!まずはおめでとうございます(*゚▽゚)_□
「私は言いたい。リベラルのアメリカも、保守のアメリカもない。あるのはアメリカ合衆国だ。黒人、白人のアメリカも、ヒスパニック系、アジア系のアメリカもない。あるのはひとつのアメリカだ」(4日NHK放送「オバマ対マケイン(前編)」より)
キング牧師が“I have a dream.”という名演説を残してから45年。感慨深いものがありますね。
※ キング牧師について知りたい方はこちらをどうぞ。来週12日にタイムリーな番組が放送されます。
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/main.html
いわゆる「ロス疑惑」での三浦元社長逮捕時に、未解決殺人事件を捜査する「コールドケース」というアメリカンドラマが注目されましたが、そのドラマでもしばしば人種差別が事件の背景として描かれていました。黒人と白人が同じ店に入ることはなく、かなり古い時代だと、話をしたり目を合わせることすら許されない。白人至上主義者は黒人を暴圧するだけでなく、有色人種差別をしない優しい(まっとうな)人とも激しく対立する。「そういう時代だったのよ」事件を捜査する殺人課メンバーが、やりきれない思いで何度も口にする言葉です。
このドラマには他にも、同性愛者や共産主義者に対する弾圧、イラク戦争や近年アメリカで実際に起こった事件をモチーフにしたエピソードもあり、なかなか考えさせられることの多い、重厚かつ非常に面白いドラマなのです。ただ、残念ながらDVDは発売されていないんですよねぇ。回想シーンなどで事件が起こった当時のヒット曲を使用し、その時代の雰囲気を醸し出すという演出が人気の一因となっているのですが、そのことが著作権問題を複雑にし、DVD化は難しくなっているといわれています。
オバマ新政権で、日米関係についてはどんなChangeが起こるのか、気になるところですが、とにもかくにも、これがアメリカ国民の選んだ答えです。
ていうか、国民一人一人に大統領を選ぶ権利があり、かつ予備選も含めるとかれこれ1年以上も考え検討する時間を与えてもらえるアメリカが、ものすごくうらやましいんですけど。
かたや日本はというと。。。
下記書籍は今年7月に刊行されたものですが、福田さんが辞意を表明した直後からものすごく売れ、即増刷となったそうです。
戦後就任した歴代総理の、特に散り際にスポットをあてているのですが、人となりから就任の経緯や主な業績、退任後の人生などについてもコンパクトにまとめられており、政治に疎い私にも非常に読みやすかったです。また時系列で読み進めていけるため、時代の流れや、今問題視されている「政治家の世襲」についても「あ、あの人のお父さんはこの時この人の門下生(?)だったのかぁ。だから今・・・」などと思うこともあり、派閥とか師弟関係についても、ものすごく大雑把にですが学ぶことができます。
ただ、7月刊行なので当然、福田前首相が現役総理として最後を飾っています。
うーん、あと数ヶ月もすれば、あと2人の散り際を追加した「改訂増補版」を作れそうですね♪
『総理の辞め方』