▼2008 年 11 月 のアーカイブ
ミッフィーで有名なディック・ブルーナの「ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を観に、成羽町美術館へ行ってきました。
階段のところで、ぶたのうたこさん(ちょっとマイナーですが)が迎えてくれます。成羽町美術館はあの安藤忠雄さんが設計されていて十八番のコンクリートの打ちっぱなしが、シンプルなミッフィー達の背景にはぴったりですね。
ぐるっと山のほうに回って入り口のほうへ行くと、今度はミッフィーが見えてきます。
今回は、子供たちをワークショップに参加させようとして、観に行ったのですが、やはりブルーナさんはいいですね。極限までそぎ落とした表現で、なおかつ力強く魅力的で、決して冷たくはならない。
かなり前にPetit Glam Issue no. 3という本(今はもう絶版かな?)のピクトグラム特集で、ミッフィーを取り上げていましたが、まさに、ミッフィーは偉大なピクトグラム。6色しか使ってなかったり、顔がいつも正面向きだったり、たくさんの制約?があって、まるで企業のロゴマークみたいなんだけど、かわいいんです。表現が完全にコントロールされているので、グッズとかに展開しても魅力的で、どれもこれも欲しくなってしまいます。まあ40過ぎのおっさんがみっふぃーのグッズを使うのもどうかと思うのでぐっと我慢しましたが…
ブルーナさんの仕事、その生活ぶりも含めて、ちょっと憧れますね。
秋も深まってきました。今日は立冬ですね。
画像はおととい撮った岡山大学の遠景です。小さくて分かりにくいのですが,西から見た理学部の正面です。
一昨日,打ち合わせで入構した折に,きれいだったので失礼して撮らせていただきました。
鮮やかに紅葉しているのは岡山県の誇る国宝・閑谷学校でも有名な楷の木です。
確かなことは知らないのですが,閑谷学校の木が分けられて来た?と聞いた記憶があります。
間違っていたらすみません。
今日は打ち合わせで愛媛県松山市に出張していました。
松山に午後4時ごろまでおり,そこから国道317号線経由で山の中を今治市に向かいましたが,木々がそれぞれ違う色の紅葉や黄葉を見せ,山全体が燃え立つように膨らんで見えて,これぞ晩秋という風情が溢れていました。
晩秋のたそがれに,エイミー・マンの切なくて,それでいてどこまでも澄んだ歌声がよく合いました。
唐突ですが,私は海外のロックやポップスが好きです。
1963年10月生まれの45歳で,最初にLPレコード(アナログ盤)を買ったのが1977年だから,リスナーとしてはかなり古株です。
かつて競い合うようにロックを聴いていた同世代リスナーは少なくなりましたが,私はもうしばらく「今の音楽」に付き合っていきたいと思っています。
さすがに次々と現れる10代とかの新人バンドは聴けなくなりましたが…。
エイミー・マンは私がまだ学生のころバンドでデビューして以来今日まで,3年おきくらいにはきちんと新作をリリースしてくれる女性ボーカリストですが,憂いや陰りをたっぷり帯びたボーカリゼーションはベテランのなせる業であっても,その澄んだ歌声と見事なプロポーションはいつまでも若々しく,年齢(4●歳)が信じられません。
彼女のリリースする新作はいつも晩秋を切なくさせてくれます。
私にとって晩秋にもっとも聴きたくなるアーティストのひとりです。趣味の話ばかりになってしまいましたが,ふくろう出版のブログであることを忘れずに,仕事のことも書いていきたいと思います。
これからよろしくお願いします。
オバマさん、決まりましたね!まずはおめでとうございます(*゚▽゚)_□
「私は言いたい。リベラルのアメリカも、保守のアメリカもない。あるのはアメリカ合衆国だ。黒人、白人のアメリカも、ヒスパニック系、アジア系のアメリカもない。あるのはひとつのアメリカだ」(4日NHK放送「オバマ対マケイン(前編)」より)
キング牧師が“I have a dream.”という名演説を残してから45年。感慨深いものがありますね。
※ キング牧師について知りたい方はこちらをどうぞ。来週12日にタイムリーな番組が放送されます。
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/main.html
いわゆる「ロス疑惑」での三浦元社長逮捕時に、未解決殺人事件を捜査する「コールドケース」というアメリカンドラマが注目されましたが、そのドラマでもしばしば人種差別が事件の背景として描かれていました。黒人と白人が同じ店に入ることはなく、かなり古い時代だと、話をしたり目を合わせることすら許されない。白人至上主義者は黒人を暴圧するだけでなく、有色人種差別をしない優しい(まっとうな)人とも激しく対立する。「そういう時代だったのよ」事件を捜査する殺人課メンバーが、やりきれない思いで何度も口にする言葉です。
このドラマには他にも、同性愛者や共産主義者に対する弾圧、イラク戦争や近年アメリカで実際に起こった事件をモチーフにしたエピソードもあり、なかなか考えさせられることの多い、重厚かつ非常に面白いドラマなのです。ただ、残念ながらDVDは発売されていないんですよねぇ。回想シーンなどで事件が起こった当時のヒット曲を使用し、その時代の雰囲気を醸し出すという演出が人気の一因となっているのですが、そのことが著作権問題を複雑にし、DVD化は難しくなっているといわれています。
オバマ新政権で、日米関係についてはどんなChangeが起こるのか、気になるところですが、とにもかくにも、これがアメリカ国民の選んだ答えです。
ていうか、国民一人一人に大統領を選ぶ権利があり、かつ予備選も含めるとかれこれ1年以上も考え検討する時間を与えてもらえるアメリカが、ものすごくうらやましいんですけど。
かたや日本はというと。。。
下記書籍は今年7月に刊行されたものですが、福田さんが辞意を表明した直後からものすごく売れ、即増刷となったそうです。
戦後就任した歴代総理の、特に散り際にスポットをあてているのですが、人となりから就任の経緯や主な業績、退任後の人生などについてもコンパクトにまとめられており、政治に疎い私にも非常に読みやすかったです。また時系列で読み進めていけるため、時代の流れや、今問題視されている「政治家の世襲」についても「あ、あの人のお父さんはこの時この人の門下生(?)だったのかぁ。だから今・・・」などと思うこともあり、派閥とか師弟関係についても、ものすごく大雑把にですが学ぶことができます。
ただ、7月刊行なので当然、福田前首相が現役総理として最後を飾っています。
うーん、あと数ヶ月もすれば、あと2人の散り際を追加した「改訂増補版」を作れそうですね♪
『総理の辞め方』
秋深まりゆく中,ふくろう出版WEBサイト296.jpの片隅にスタッフブログを開設いたしました。
生活信条も趣味も(年格好も)バラエティ豊かな4人の新人ブロガーが,忙しい日々をものともせず,あるときはカタく,でもしばしば趣味や時事ネタに脱線しながら書きつないでいきます。
よろしくお願いします。